【[朝カレー]で脳が活性化!?】

「カレーは体を温めるので、冷え性の人にも良い」と云うNEWSを知りました。どんな内容なのか!?…下記に書かせて戴きたく思います。

現在、本格的な受験シーズンを迎えていますが、受験生の間では[受かる/合格]等を謳ったゲン担ぎ食べ物が大流行りですね。カツカレーもその一つ。しかしカレーは単なるゲン担ぎだけでは無いようです。カレーを食べると脳が活性化して、集中力や計算力がアップする、という研究結果が出て来ているのだそうです。

カレーを食べると脳内血流が約4%増加する
カレーを食べると頭が良くなる

こう語るのは、現在某薬科大学の教授で、東京でクリニックを開業するA医師です。A医師は、東京大学助教授の頃から[スパイス]に注目してきた東洋医学の専門家で、現在まで100名近い治験者のデータを収集してカレーが脳に及ぼす作用について研究を続けておられます。そのA医師は、カレーと漢方薬の共通点を「カレーのスパイスと漢方の生薬は同じものが多く、様々なスパイスや生薬を組み合わせて使う点も似ている。」と語ります。

A医師がカレーの威力を研究した結果、カレーを食べると脳内の血流量が増加して、集中力や計算力が上がる事が分かったと言います。また、健常者を対象に行った実験では、カレーを摂取すると脳内の血流が2〜4%増える事が確認されました。

脳内の血流量が増加する事で、脳の働きが良くなる。実際にA医師がカレーを食べた人の脳波を調べた所、脳の中の[情報処理]を担当する部分の働きが活発になることが確かめられました。つまりカレーを食べると、集中力や計算力がアップすることが期待できる、という訳です。

この[脳内活性化]を引き起こすのは、カレーのスパイスです。

[カレーのスパイスにはさまざまな種類があり、市販のカレールウでも15〜30種類のスパイスが使われています。脳を活性化するのは、そのうちの数種類。例えば、漢方では『小豆蒄(ショウズク)』と呼ばれるカルダモンはその代表的なスパイスです。」
とA医師は語る。市販のルウにも十分含まれている為、家庭で作るカレーでも受験生の[味方]になってくれるそうです。

■イチローも実践していた[朝カレー]

カレーに頭を活発にする効果が有るとして、受験生はどのように食べたら良いのだろうか?A医師はこうアドバイスします。

「私が薦めたいのは、味噌汁の様に『朝食としてカレーを食べる事』です。受験生は夜遅くまで勉強しますから、どうしても夜型の生活パターンになりがちです。でも、本番の試験は朝早くから始まる訳ですから、朝から頭がフルに動くようにしないといけません。その為の『スイッチの切り替え』に、カレーが役に立つのです。」

カレーのスパイスは、脳や体の交感神経を刺激して、人間を[やる気モード]にします。朝にカレーを食べる事で体内のスイッチを[オン]に切り替え、生活にメリハリを付けるという訳です。それだけでは有りません。


「カレーのスパイスには体の抵抗力を高める作用が有りますので、風邪をひきにくくなるという面も有ります。野菜がたっぷり入ったカレーを毎朝食べれば、栄養的にもバランスを取る事が出来ますしね。」

このようにA医師は、受験生に[朝カレー]を薦めますが、それを実践しているスポーツ選手が居ます。メジャーリーグで活躍するイチロー選手(シアトル・マリナーズ)です。イチロー選手は朝食と昼食を兼ね、毎日カレーライスを食べていると云う事を(確かに今年のお正月時)TVで見ました。メジャーに移籍してから7年間ずっと続く習慣。イチロー選手のパワーの源がカレーだったとしても不思議は有りません。

以前、TV-CMに有りましたよね?…『元気が出る、カレー』と云うフレーズ。実は、本当に「その通り!!」なのですね(^^)
(2008.2/5)

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