貢 彩 会
kousaikai
橋本 貢

橋本 貢          

    絵の好きな仲間たち
絵を描いているとき、ふと自分が無意識のうちに「見つめる人」に変わって
いるのを感じます。そのときの目は外の世界を、真新しい関係で追ってる
のかも知れません。普段、人は自然の寄せる様々なメッセージに取りまか
れていますが、しかし、それにしては殆どの出会いを、行きずりに終わらせ
ていることが多過ぎます。
それをデッサンにたとえれば、描けないという悩みの多くは気づかないた
めに起きていることが大半のようです。その自覚を持たないまま技法の過不足などにこだわると、かえって

無感動の壁に阻まれたりするでしょう。

一枚一枚表皮を剥がし、内部との関わりに鋭敏になればなるほど、自然の深みから感受性が溢れてきます。

絵画は色や形といった目に映る世界を足場としながら、実はそれらの根底に在るものを、永年にわたって探し

求めてきました。私たち「貢彩会」は、当初からごく普通の人々の、ごく普通の夢や生きがいを大切にしたいと

いう願いを続けています。そして、「人は美しいものを知って、美しくなれる」という信条のもとに結ばれてまいり

ました。この美しいものへの憧れは、遠い昔に芽生えた「人間とは、より人間であろうとする存在である」ことの

原点を、想起させてくれます。このたび、念願の「貢彩会ギャラリー」を開設するに当たり、先ずは会員相互の

作品を継続展示することにいたしました。しかし、いずれは「絵の好きな仲間たち」が、自由に参加できる交流

の広場にもしたいと念願しています。

尚、「貢彩会」は次のようなことをモットーにしていますが、これは私たちの偽りのない気持ちです。

      
☆ 絵を描くのは、楽しいことである。

      ☆ 絵は誰にとっても身近であり、嫌いな人はいない。

      ☆ 絵を描けないというのは、ただの思い込みである。

      ☆ 絵を描く中で人は、美しいものと共生への憧れを抱く。

      ☆ 絵は何よりも、自分との出会いをもたらす。

                                                 
記/2001年初冬
貢彩会(kousaikai)