郵便物の管理

編集:行政書士岡戸事務所







 「成年後見の事務の円滑化を図るための民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律 」が平成28年4月6日に成立し、10月13日に施行されました。


〜被成年後見人の郵便物の回送〜
(成年後見人への配達)


 成年被後見人宛の郵便物を成年後見人に配達することができるようになります。

 この郵便物の配達は、家庭裁判所が成年後見人の請求に基づいて嘱託するもので、後見事務を行うに当たって必要があると認められる場合に限ります。

 また、その嘱託期間も6カ月以内に限られます。


〜郵便物を開披(開封)する権限〜

 成年後見人は、成年被後見人に宛てた郵便物等を受け取ったときは、それを開いて見ることができます。


〜成年被後見人に交付する義務〜

 郵便物を開披した結果、後見事務とは関係のないものであった場合には、速やかに成年被後見人に交付する必要があります。

 また、 成年被後見人は、成年後見人に対して、成年後見人が受け取った郵便物の閲覧を求めることができます。


〜成年被後見人の閲覧の権利〜

 成年被後見人は、成年後見人が受け取った郵便物の閲覧を求めることができます。



=郵便物等の転送嘱託の審判=

 成年後見人が郵便転送を必要とする場合には、家庭裁判所に対して「成年被後見人に宛てた郵便物等の配達(転送)の嘱託の審判」を申し立てることになります。

 家庭裁判所は、転送嘱託の審判をすると審判確定後に日本郵便等に対して、その旨の通知を行います。

 転送嘱託の審判の申立ては、成年被後見人の後見開始の審判をした家庭裁判所に対して行います。


郵便物等とは?

 郵便法上の「郵便物」又は民間事業者による信書便物。

 「ゆうパック」等は、「郵便物」に該当しないため、転送の対象には含まれません。


郵便物の管理







成年後見人等の職務

成年後見


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