|
↑本日のポタ写真、２５枚（５ページ）クリックしてください
道の駅うたしないチロルの湯−市立病院前−歌志内市役所前−郷土館ゆめつむぎ−メモリアルパーク−悲別ロマン座−旧歌志内駅跡−道の駅うたしないチロルの湯
もう２０年前になりますが、１９８４年に「昨日、悲別で」というテレビドラマが放映されました。３０才以上の方ならご覧になった方も多いことでしょう。ドラマは「北の国から」で有名な倉本聰氏の作品です。ドラマのストーリーは、北海道の炭鉱町で育った青年（天宮良）が、一流のタップダンサーを目指し北海道から東京へ上京、彼の故郷（悲別）に対する想いや家族（五月みどり）への想い、友人（布施博、梨本健次郎）への想い、恋人（石田えり）への想いを綴る内容です。ドラマは全１２回と短い期間の放映でしたが、寂れいく炭鉱町の風景、主人公演じる天宮良さんの現実と夢の葛藤が印象的です。ドラマの中で流れていたＢＧＭが風の「２２才の別れ」。このメロディーがドラマにフェードインしています。「竜ちゃん．．．やさしすぎて．．．嫌いになりそう」恋人を演じる石田えりさんのセリフが今でも心の中に焼きついています。「北の国から」や「昨日、悲別で」など、倉本聰さんの手掛けた連続ドラマって心の中に残るナレーションが多いですね。
さて、連続ドラマ「昨日、悲別で」について熱く語ってきましたが、今日のポタリングは「昨日、悲別で」のロケ地を訪ねる小さな旅です。出発地の糠平湖は薄曇で晴れ間も見えていましたが、三国峠を越えると暗雲がたちこめ、旭川市内へ入ると小雨が降り始めました。ポタリング地となる歌志内市へ到着する頃には叩きつけるような豪雨。ポタリングを諦めようかととも思いましたが、雨具を着て出掛けることにしました。車を道の駅うたしないチロルの湯へ駐車、道の駅の横から廃止されたＪＲ歌志内線の線路跡を整備したサイクリングロードを走って歌志内市内中心地へ向かいました。歌志内市は空知地方の中でも有数の炭鉱町として繁栄した町で、昭和２０年代には４６，０００人を越える人口だったそうです。昭和４０年代に入ると、石炭産業の不振で炭鉱が相次いで閉鎖、昭和５６年には人口１万人を割り、現在は人口５，６００人余りと日本一人口の少ない市となってしまいました。砂川駅から歌志内駅とを結んでいたＪＲ歌志内線も昭和６３年に廃止され街は益々寂れていったそうです。先日、同じ運命を辿った夕張市を訪れました。夕張では光と影の部分を感じられるポタリングでしたが、今回の歌志内市のポタリングでは影の部分をあまり感じられませんでした。生憎の雨で走行距離が短かったことと、叩きつくような豪雨のため視界が悪かったことが理由なんでしょうね。機会があったら再チャレンジしたいコースです。歌志内のサイクリングロードは砂川市とも繋がっていて石狩川沿いに続く深川砂川自転車道（石狩川サイクリングロード）とのアクセスも良いので石狩川沿いを走って歌志内を目指すルートも考えられます。また、函館本線の砂川駅から根室本線の赤平駅までサイクリングを楽しみ列車輪行で戻ってくるルートは２５ｋｍ前後なのでポタリング向きなコース設定です。ドラマ「昨日、悲別で」を見たことがない方でも十分に満喫できます。ドラマを見たことがある方は、当時を思い出す光景が頭の中を次々と過ぎり、忘れられないサイクリングとなることでしょう。
使用自転車 − Ｂｒｏｍｐｔｏｎ（本日の走行距離 １０．９ｋｍ）
■■■ 宿泊先 ■■■
旭川ユースホステル
一泊二食、４，８００円（ＹＨ会員料金）
今回の北海道ポタリング旅行後半は旭川周辺と美瑛の丘めぐりの予定です。美瑛や富良野には人気高いユースホステルがたくさんあります。立地的にも魅力ありますが、この時期は混雑していて予約を取るのが難しい状況。そんなことで、旭川ユースホステルを拠点にあちこちポタリングすることにします。旭川ユースホステルには三泊宿泊予定。旭川市郊外の閑静な住宅街にある比較的大きめなユースホステルですが人気はあまりないようです。初日は私たちの他にオフロードバイクのライダーさんがひとりと合計３人の宿泊者でした。ちょっと寂しい気がしましたが、のんびりするには良いユースホステルでしょう。
|
