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輪行区間 − ＪＲ石勝線（沼ノ沢駅〜夕張駅）
ホテルシューパロ−ラーメンのんきや−サイクリングターミナル黄色いリボン−花と緑の公園−旧夕張駅−石炭の歴史村−夕張市美術館−夕張市民会館−夕張駅−鹿ノ谷駅−幸せの黄色いハンカチロケ地−平和運動公園−千代田休憩所−道道３８号−清水沢駅−南清水沢駅−夕張メロンドーム−沼ノ沢駅
北海道ポタリング旅行３日目。昨夜、宿泊した北湯沢ユースホステルを午前８時過ぎに出発。マイカーで一路、夕張へ移動します。美笛峠〜支笏湖〜千歳市〜追分町まで国道や道道を通り、追分町から夕張まで道東自動車道を利用しました。渋滞もなく快適な北海道の道ですが、一分でも早く夕張へ着いてポタリングしたかったので高速道路を利用しました。夕張にはお昼前に到着。まず、幻のラーメンとも呼ばれているラーメンのんきやでお昼ご飯としました。４年前にも訪れたことがある「のんきや」、今にも崩れてしまうのではないかと思わせる建物の中で、腰が９０度折れ曲がったお婆ちゃんが昔ながらのラーメンを作っています。ラーメンの味も絶品ですが、ノスタルジックというか都会ではまず出遭えない独特の雰囲気が漂います。一杯のラーメンですが、胸が熱く心の中にいつまでも残るお店ですね。お婆ちゃんの作るさっぱりしたラーメンを食べ、ポタリングをスタートしました。夕張市には廃線となった夕張鉄道の線路跡を整備したサイクリングロードがあります。このサイクリングロードは比較的長い距離ですが、老朽化した線路跡のトンネルがあり、崩れ落ちる危険性から平成１２年５月から一部区間が通行止めとなってしまい今は全路線を走ることはできません。今回は、走れる場所まで行ってみようとペダルを漕ぎました。夕張市の中心地を抜け、映画「幸せの黄色いハンカチ」のロケ地を訪れ、途中あちこちで寄り道しながらのポタリングです。夕張市内を走ると町のあちこちで昔良き時代の映画の看板を見られました。かつては炭鉱の町として多くの炭鉱労働者が暮らす大都市だった夕張。最盛期には市内に１６館もの映画館があったそうですが、次々と炭鉱が閉山して人口が激減、今では行政が運営する映画館が唯一残るだけとなってしまったそうです。そんな夕張ですが、今は映画の町夕張と知られるようになり、冬には「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が開催されています。ポタリングは沼ノ沢駅で終了、列車輪行で夕張駅に戻ってきました。
炭鉱町として繁栄した夕張。最盛期には１２万人近くあった人口が今では１５，０００人弱。街のあちこちを散策すると廃墟となった家や建物が時より見られ、何となく虚しさが心の中に過ぎります。今はメロンの町、映画の町として定着しつつ観光の町としても脚光を浴びていますが、自転車のスピードで市内を見ると夕張の光と影という部分をあちこちで見られました。
使用自転車 − Ｂｒｏｍｐｔｏｎ（本日の走行距離 ２３．５ｋｍ）
■■■ 宿泊先 ■■■
ホテルシューパロ
一泊二食付き ８，１９０円（税込・ツイン利用ひとり分）
夕張市中心地に建つ近代的ホテル。ホテル周辺は昔ながらの建物が多いので何となく違和感が感じられました。人気の高いラーメンのんきやまで歩いて１分という立地条件なので宿泊先として選びました。インターネット予約で簡単に手続きが済み、宿泊代もカード決済なので面倒ありません。ホテル内にはシューパロの湯と呼ばれる温泉があります。日帰り入浴がないので宿泊者だけの風呂、その点ではのんびりできます。夕食は和食か中華をチョイス、朝食は和洋折衷のバイキング方式となっています。本場の夕張メロンも朝のバイキングで出されていました。
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