最終更新日:2007/2/7


ポタリング日記(コース案内)




2003年7月2日(水)  礼文島・桃知コースハイキング&利尻島サイクリングロード

03.07.02 利尻サイクリングロード

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礼文島・桃知ハイキングコース散策(知床−元地灯台−桃岩展望台の手前−元地灯台−知床)
 
フェリー輪行 − 香深港〜沓形港(二等運賃730円)
 
沓形港−沓形岬−利尻町運動公園−沓形−会津藩士の墓−新湊地区−栄浜地区−大磯地区−利尻空港−富士岬休憩所−富士野園地−利尻富士温泉−湾内大橋−富士見休憩所−富士見大橋−姫沼橋−姫沼−野塚展望台−湾内地区−鴛泊−ペシ岬展望台−湾内地区
 
 
二泊した礼文島から利尻島へ渡る日になりました。もう少し礼文島に滞在したいという名残惜しい気持ちですが仕方ありません。礼文島から利尻島へのフェリーに時間が11時5分と遅いので、出航前に礼文島南部の人気の高いハイキングコースになっている桃知コースを歩くことにしました。宿泊していた宿が桃知コースのスタート地点から近いこともあり、すぐにハイキングコースの入口に着きました。急な斜面の中に続く比較的まっすぐな道を30分ほど歩くと元知灯台に着きます。西海岸の断崖絶壁の上に立つ灯台からの景色は良いものでした。灯台から丘陵地帯にある草原の中を歩く感じになり日本離れした景色が続き、道沿いに咲く花々がたくさん見られました。このコースは、礼文島で咲く花のほとんどの種類が季節を追って見られるそうです。桃岩の上のあたりを歩いていると、落石事故の影響で休業している桃岩荘ユースホステルの建物が見えました。建物の背後の斜面が崖崩れで茶色になっていて斜面の途中に巨大な岩石が堰き止められている光景を見て驚かせられました。
桃知コースは知床地区から桃岩展望台まで歩き、最終的に香深のフェリーターミナルまで歩くのが一般的です。私たちも同じルートを歩きたいのですが、宿に自転車と荷物が置いてあるので桃岩展望台の手前まで行き、時間の配分を考えて途中で引き返しました。フェリーの乗船時間には十分間に合い、11時5分出航の沓形行きのフェリーに乗船、約40分の船の旅を楽しみ沓形港には正午前に到着しました。街のセーコーマートでお弁当を購入して近くで食べた後、利尻サイクリングロードの始点でもある利尻町運動公園へ向かいました。利尻島へ渡った最大の目的は、このサイクリングロードを走ることです。運動公園をスタートしたサイクリングロードは、しばらく雑木林に囲まれた中を走ります。時より子育てをしていると思われるカラスの攻撃を頻繁に受けました。雑木林を抜けると利尻山の麓に広がる草原地帯の中を走るようになり景色も良くなります。雄大な利尻富士を見ながらのサイクリングは格別です。その後、草原地帯から海岸地帯を走るサイクリングロードは海の向こうの礼文島を見ながら走ります。途中、サイクリングロードを阻むかのように道の上にウミネコがたくさんいました。近くはウミネコのコロニーになっていて幼鳥が手に届きそうな位間近にいました。10歩ほど歩けば幼鳥に触れるほどの距離です。ウミネコたちは幼鳥を守るために大きな鳴き声をあげ上空を飛んでいました。初めて見るウミネコの幼鳥、コロニーに姿を見て、今回の北海道ポタリングの中で一番感動した場所になりました。サイクリングロードは海沿いから森林コースの中を進むようになり森の奥深くに入ります。けっこう上り坂が延々と続いているので、この区間はきついコースかもしれません。終点の野塚展望台には午後5時半過ぎに到着。あちこち寄り道しながら全長25kmのサイクリングロードを約4時間半かけて走ったことになります。宿には6時頃に着き、夕食後には夕日を見るために鴛泊にあるペシ岬展望台まで自転車で往復しました。
北海道ポタリング旅行へ来る前は、利尻島は礼文島に比べて大したことがないと思っていましたが素晴らしい島でした。島には一泊するだけで明日には島を離れます。こんなことなら利尻島も連泊したら良かった後悔です。島の三分の一ほどの距離しか走ることが出来なくて残念でした。また、島へ来る機会があれば長く滞在したいと思います。
 
 
使用自転車 − BROMPTON(本日の走行距離41.5km)
 
 
■■■ 宿泊先 ■■■
 
民宿・浜の家ヤスダ
一泊二食 7,000円(税別)
 
今回の北海道ポタリング旅行で宿泊する宿は、ほとんど出発前に直接電話で予約をしました。ここの宿だけ民宿予約センターを通してネット予約をしました。一泊だけだったので、鴛泊地区周辺で一番安い宿を希望したところ浜の家ヤスダに宿泊することになりました。一番安いとは言え、今回の旅行で宿泊する宿の中では一番高い宿です。鴛泊の中心地から2kmほど離れた海岸沿いにある小さな民宿ですが、婦人会のグループ客で満員でした。みんな利尻山へ登る人たちです。7,000円の宿なので食事を楽しみにしていましたが期待していたほど豪華ではなく、がっかりしました。最繁忙期の利尻島で7,000円の宿泊料金なら仕方ないかと思います。良かった点は、いつでも入浴できる風呂があったことと、浜辺に近いので波の音を聞きながら過ごせる点だと思います。


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