身近なところから、山の中まで、クワガタの関連樹木を集めてみようと思います。
関連性の低いものも近縁種は掲載したいと考えます。多くは年末からフィールドや
公園・植物園で集めているので季節柄情報不足なものもありますが随時追加して行きます。
写真所有で掲載OKな方、投稿写真大募集中です。
更新内容

2004/05/26 ブナの若実を追加
2004/05/02 エノキの花を追加
樹種 外観 樹皮  備考
アカガシ       和名は材が赤みを帯びていることに依る。
アカマツ (赤松)山野にごく普通に見られる。
アカメガシワ     カシワのように食物をのせるために使われた。新芽が赤い。
アカメヤナギ       ヤマネコヤナギ、ネコヤナギの雑種で、冬芽が赤い。
アキニレ   公園によくある。(秋楡)
アセビ   (馬酔木)花が美しいが有毒植物。
アブラチャン (油瀝青)絞った油を昔は灯用に使っていた。枝はカンジキにも利用される。
アベマキ       クヌギに似た特徴がある。けっして人名ではない。
アラカシ     (粗樫)公園樹に多い。
イタヤカエデ         カエデの代表格。樹液はタバコの香料に使われる。
イチイガシ       (一位樫)暖地に多く、公園樹や神社の境内に見られる。
イチジク           (無花果)西南アジア原産で寛永年間に渡来した。
イヌコリヤナギ       (犬行李柳)日当たりのよい川岸、湿地、丘陵、裸地に自生する。
イヌザクラ (犬桜)ウワミズザクラに似ているが雄しべが特徴的。
イヌブナ (犬橅・犬椈)ブナの一種で酷似しているが葉がスマート。
ウダイカンバ       (鵜松明樺)山地でシラカバに似ているが紫灰色の樹皮が特徴的。
ウバメガシ     (姥目樫)暖地の海岸近くに多い。しわが多いので姥の目に喩えたもの?
ウラジロガシ           葉の裏側が白い。公園などに多く見られる。
ウワミズザクラ         (上溝桜)新潟ではつぼみの塩漬を杏仁香として食用。
エゾノキヌヤナギ     (蝦夷の絹柳)葉の裏の絹毛はキヌヤナギより薄い。
エノキ           よく一里塚に植えられている。茸の栽培にも用いられる。
エンジュ           槐)漢方ではつぼみを止血薬として使用。
カシワ   木の葉で柏餅を包む。
カツラ       (桂)彫刻材に使われる。4月ごろ葉が出る前に花をつける。
カラスザンショウ           (烏山椒)暖地の海沿いに多い。
カワラハンノキ         (川原榛の木)暖地の川沿いに多い。
カワヤナギ (川柳)花材や護岸樹にも見られる。
クサギ       (臭木)山野の林縁や川岸に自生する。
クヌギ   雑木林を代表するポピュラーな樹木。
クリ   古代から食料として栽培されている。棘に痛い思いをした方も多いのでは。
クロマツ (黒松)海岸沿いに多い。幹からマツヤニが取れる。
ケヤキ       庭木として大木も多い。ブナと区別がつかない方もいるのでは?
コナラ 雑木林を代表するポピュラーな樹木。
コヒガンザクラ(ヒガンザクラ)         (小彼岸桜)エドヒガンとマメザクラの雑種。長野県高遠町は栽培で有名。
サイカチ   マメ科巨大な豆房をつける。
サクラ         代表でヨシノザクラを入れています。
サクラバハンノキ         (桜葉榛の木)ハンノキと違って、堅果には翼がない。
シークヮーサー       沖縄を代表する柑橘類。
シキミ     樒)種子は有毒。線香や抹香の原料に使われている。
シダレヤナギ     (枝垂柳)見たことの無い方は少ないでしょう。
シラカシ   (白樫)庭木、防風目的でも多く見られます。
シラカバ       (白樺)高原を代表する美しい樹木。
スダジイ     暖地の山野に自生するほか庭木、防風樹としてもよく見られる。
セイコヤナギ       シダレヤナギそっくり。 
セイヨウハコヤナギ       Populusポプラとしておなじみの樹です。
タブノキ     椨)暖地の沿海地に多く大木も多いらしい。
ダケカンバ       (岳樺)高山に自生する場合にはねじれた樹形になる。
ツクバネガシ       (衝羽根樫)アカガシと似ていて判別が難しい。
ドロノキ       (泥の木)川岸の肥沃な湿地に多い。
ネコヤナギ (猫柳)白い綿毛の種子は人目を引く。
ネジキ (捩木)日当たりの良い山地にあって、幹がねじれている。
ノリウツギ     (糊空木)サビタの名前でも親しまれている。アジサイの仲間。
バッコヤナギ     丈夫な樹皮を昔は縄の代わりにしたらしい。
ハチジョウススキ 樹木ではないもののチャイロマルバネには関連があるようだ。
ハルニレ       ニレとはハルニレを示す。重鋸歯がある。
ハンノキ         (榛の木)種子は染料として使われている。
ブナ   東北地方ではオオクワガタを育む。クロブナ
ホルトノキ 暖地に生え、庭木、公園樹としても見られる。
ミズナラ   高冷地に多く樹液を出す。 
モクマオウ   沖縄では防風林として植えられている。
モミ     クリスマスとネブトはこれ。
ヤマハンノキ         (山榛の木)堅果には小さな翼がある。
ヤマナラシ (山鳴らし)やや山地性で樹液を沢山出す。
ヤンバルアカメガシワ         アカメガシワの沖縄固有種。
リュウキュウマツ マツの沖縄固有種。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






 

 

 

 

参考文献:
山と渓谷社 日本の樹木
        樹に咲く花(山渓ハンディ図鑑)3
        樹に咲く花(山渓ハンディ図鑑)4
        ほか

撮影協力:立山モアイさん