ヘラクレスリッキー

幼虫は国産のカブトムシと比較にならないほど太く長い。
温度条件にも依ると思われるが1年から2年程度で成虫へと
変態していく。
写真の下は割り箸。扱い損ねると自分の身体に噛み付いてしまうので
取り扱いは注意が必要になる。
3令までマルカン1.5L樹脂ビンで育てたが、さすがに狭い感じなので
マットのみの中ケースに一匹づつ3ケース。
菌糸カスを半分混ぜたマットで大ケースに2匹まとめて入れてみた。
明らかに後者は成長スピードが速い。

大ケースの横幅いっぱいに作った蛹室。
糞や、体液などを使って蛹室の壁を作るようだ。
卵を横にして引き伸ばしたような形をしており
頭の方向が少し上向きに作られている。

この蛹室の出来具合が悪い場合には
特有の角が蛹になる際にまがってしまう。


雄と雌の蛹。

羽化した成虫。まだ時間が浅い為、羽根の色も茶色みが掛かっている。やがて艶やかな黒に変わった。
写真の個体で135mmあった。