2005/06/25

アメリカ帰りの青い彗星こと
元、宇都宮のMさんが遠征して来た。
採集はもとより、Mさんの顔を一目見ておこうと出かけて行く。

外灯派のMさんのことだから
ひょっとすると
今夜が最後で帰国なので
会えない可能性もあった。

恒例の場所になった一晩にオオクワ16♀のポイントに着いて暫くすると
銀色の車が入ってきた。
見かけない車だ。?

レンタカーから降り立つ姿でMさんであることが直ぐにわかった。

ここはアメリカンに握手でも求めるか?
すぐにそんな考えを飲み込んで
普通に挨拶。

何だか一年も時間が経過してしまった事が嘘のようだ。
眼鏡越しのMさんの屈託の無い表情がとても爽やかで
昨晩の採集からお別れして再び今日あったような気さえする。

「暫く外灯を探して、ここに戻って来るつもり・・・」

Mさんの台詞だ。
でも、そんな事は信じてはいない。
きっと、外灯で完全燃焼を目指しているに違いない。
Mさんの血がそうさせるに違いないのだ。


そして、灯火開始。
いつもの時間帯にいつもの飛来。
ピークが一時にやってくる。

左1頭目、右2頭目。
オオクワ♀が飛んでくる。
そして、3頭、4頭。
この間30分あまり。
 
結果オオクワは4♀。
ステルス1(雌雄不明)
実にカラフルな蛾である。
蛾素人なので名前がちっとも・・・。
名前など解からないまま
さらに続く・・・。
クワガタに比べその多様性には
驚きの連続だ。
今夜のゲストはサービス精神旺盛な野ウサギさん。慌ててカメラを用意していると、足元までやってきた。かつて撮れなかったので今夜の一番の収穫はウサギの写真かも知れない。

クワガタの飛びも一段落したので
セットの回収に入ったがMさんが現れる様子も無い。
少し想定内。

Mさんの帰りを待ちたいところだが
次の日の日程もあり厳しい局面だ。
場合によっては、また来月あたり
日本に飛来するかも知れないし
(今夏中も再来濃厚な気がしている。アメリカ近いもんな・・・・)
彗星の移動速度を考慮すれば、一っ飛びだ。   マジカヨ。

そこまでさせるかオオクワ!

道中にセットしているtubasaさんにお別れして
「Mさんに宜しく伝えてください」とだけ告げて慌ただしく下山した。