2005/06/19
前日、長野での打ち合わせなど終え
帰宅途中にtubasaさんからの電話が入った。
主旨は、去年ヒラタペアを頂いたAさんからのお誘いで
関東某所に採集に行こう!との事。
前後の予定からすると身体もキツイので考え込んでしまって
明快な回答をせずに一度、電話を切った。
仕事の電話ついでにドクターにその件の話をしたところ
「行こう!!」と結論が早い。
日々判断が多く素早い対応がドクターらしさの真骨頂。
「じゃtubasaさんから、Aさんに聞いてもらって・・・」
夕べは真夜中に家に戻り
さっきのドクターの「起 き て る か −」起きてるはずが無い。
布団から飛び起きて
日常の5倍のスピードで飯を一口食べ
歯を磨き、顔を洗った。車に飛び乗りドクターの家に向かう。
出足もはやいドクターの予想に反して
30分早く迎えに行く。
「もう、来たのか??」
「おはようございます」
ドクターの家族も普通の人々が住んでおり
ほかに誰もこの家で起きている人など居なかった。
ドクターの友人の中には車で出かける感覚で、クルザーで磯に出たり
飛行機で九州のそのまた先の「何とか島」まで磯釣りに行ったり
コワモテのサングラスにシャコタンのシーマだかウズシオだかに乗っている人
他にも残雪のシコタマ残っている山に山野草を採りに行って
雪山から数十メートル落っこちても、山野草を握り締めて帰ってくる人や
その雪山にビールを背負って登って行き、息切れでビールを飲まずに
同行者にビールを持ち帰ってもらう人など・・・
様々いる。
ご家族は普通だ。
中略
某所に着く直前にtubasaさんから電話がありほどなく集合地点に着いた。
Aさんとドクターは今回が初対面。
挨拶もそこそこに、さあ出発だ。
Aさんに続いて探検開始。
「居ないですね」とtubasaさん
「何処にいんだよ」とドクター
困惑気味のAさん。
周りの虫に気を取られて何歩も遅れ気味の私。
すっかりお花畑状態で花見も良いかと・・・。
「おーい」
「なにやってんだ〜 〜」
またまた皆さん遠くまで行ってしまっている。
次の「おーい」は本物だった。
だいぶ日が昇っているのに、ヤナギの中央にヒラタ♂がたかっている。
けっこう大きい。そしてまた「おーい」だ
樹皮上に2♂次は洞に1♂。そしてもう1♂
「いるじゃん・・・」
「おーい」
「はいはい」すっかりカメラマンになっている私。
探すのはAさん、tubasaさん、ドクターの三人だった。
今度のはこれまでで一番デカイ。(右はアップ)
さらに「おーい、こっちだ」とドクター
いつの間にかドクターが監督になっている。
アングルの指示が入ったがカメラマンは無用に体がでかくキレが悪い。
ヤナギには、クワガタの数よりいっぱいケムシもいる。
この写真はケムシではない。
さっきの大物を眺める3人様。
タテハだっている。
さてさて結果を見て見て・・・・。初めだけ蹴りも入れて見たが、
Aさんに依ればヒラタはめったに落ちないとの事。
途中からコクワもドクターが大きいものだけに入れ替えた。
右がヒラタのみ。
Aさんに依れば今回の54mmがこの地の採集ギネスだそうだ。
此処は満場一致で紹介者Aさんが持ち帰り、あとはtubasaさん、ドクターが持ち帰る事に。
残念ながら♀は見つからなかった。
ご満悦のドクターに朝食をご馳走になり、お別れした。
帰り道にはクワの実がおいしそうに熟れていた。
ジャムにしたら美味しいだろうな。
でも、あまりに眠いしベトナム出張準備も出来ていないので大人しく自宅へ戻る。