2004/06/11
ようやく引越しの大騒動から立ち直り、落ち着いた日々を過ごし始めていた。
ライターさんもナイターを見にヨナヨナ出て歩いているらしく、内輪で誰が県内での外灯又は灯火ゲット
をするかなどと特定の地域を巡り話題にしていた。
忘れかけていた外灯廻りだったが、有名産地とはいえない地域だけに
毎夜見つかるのはコクワガタとたまに混じり始めたノコだ。
本命はいったい何時なったら出会えるのか。
そういえば、5月の終わりに宇都宮の赤い彗星(時に青い彗星しゃー)Mさんが
某外灯でオオ♀を捕まえていたっけ・・。流石に彗星だけあって早い!!
あの日は出かけるかどうか迷っていた日だ。
○○がやってきた。
全く人間の耳は都合良く出来ているもので、普段は聞き流しているニュースも
何かに集中しているときでなければ、大事な所は聞き逃さない。
次の日は休みが取れるので強攻することにしよう。
長い仕事を終えてソソクサと移動していった。
天候はやっぱり荒れ模様だ。途中の木々が風になびいて揺れていた。
「飛ぶかな」
うっすら山陰が見えているが、さっきから霧のような雨が降っている。
とりあえず発電機にガソリンを流し込み、準備を始める。
しばらく待ってこの程度の雨なら決行だ。ぴか!
時季が時期ならすぐにでもアカアシが飛び込んで着そうなところだが
やっぱり温度も低いので点灯30分、何もこない。
蛙にとっては絶好の雨天で大合唱が聞こえている。長閑でいいものだ。
このまま何もこなければ9時には撤収しよう。明日も今日以上に悪いはずだし・・・。
おとなしくカミサンの下に帰ろう。
ちゃんちゃん、だ。
羽音が掠め去ってミヤマが現れた。俄然期待モードに確立変動!!わけわからん。
なにやらカメラの調子がいかん。遺憾。
原因不明でピントが合わない。そうこうしている内にもう一匹ミヤマ。
いっきなりだ。
土砂降りの雨。「今年もスタートからこんなもんかな・・・。」と独り言をかみ締めながら
車に逃げ込んだ。ところが、大粒の雨が5分で止んでしまい少し風が出てきた。
セットを点検しに行くと・・。居ました居ました。ブラックライト特別仕様の傍にちっちゃい♀。でもオオ。
やっぱりピントが合わない。なんかへんだ。
とりあえず万歳!!今日は早仕舞いだ。
その後ミヤマ♂3頭、♀1頭を加えたところで再び大雨モードに再突入だ。
決めた時間まで待った結果でズブヌレで回収を始めた。
感電には十分気をつけてやらなければ・・。
濡れた衣類を暖房とエアコンをぐちゃぐちゃにして乾かしながらベースキャンプに向かった。
Kさんの携帯に今日の結果の伝言を入れた。
今夜はいい夢が見られそう。