2003/04/05

採集に同行して頂いた方、tubasaさん。


採集前日、tubasaさんから電話が来た。
頂いた電話の内容は、晴れたらご子息の野球へ
雨なら採集決行!との事だった。

明朝、未明
雨音が大きいが暗いうちに家を出で集合場所へ。
道の駅に到着直後にtubasaさんが現れた。
一台にして早速出発。

奇しくも雨の採集スタートだ。
tubasaさんの下見や、ねくとんさんからの情報に端を発して
今回は栃木某所に向かった。

少しだけオオの気配を追って、そしてネブトの新産地を求めて。
どちらかと云えばネブト狙いの採集となった。
この近郊ではネブトは報告が無い。

最初の場所はtubasaさんが、ねくとんさんとの話で
かつてオオクワがいたと云う場所だった。
里山ではあるが、谷筋にあって小川が流れて湿地を形成している。
夏場には相当な湿気がありそうだ。
樹液を出しそうなクヌギもあるが
材がほとんど無い。
代わって赤松が沢山自生していた。
次々と赤松の材を裏返してみるがネブトの気配が無い。
とりあえずは諦めたが、夏場の雰囲気も確認したいものだ。


ある程度見たところで
他に見たい場所が数箇所あるそうなので移動することに。

川沿いを走ってしばらくすると次の目的地が見えてきた。
ここは、tubasaさんが2年前に見ている場所らしい。
田んぼの奥まった場所には大きなクヌギが生えていた。
樹液でダクダクのクヌギがあったそうだが
残念なことに切られてしまっていたので見ることが出来なかった。

狭い道路を抜けて次へと向かう。

ここも面白い場所だった。
たくさんのクヌギがとてもすばらしい場所だった。
ここでも地べたばかりを狙って赤松をひっくり返す。
されど、ネブトへの道は遠い。

何気ない里山の雰囲気だが
環境はそれなりに怪しい。

相変わらずの雨がポンチョを濡らす。
とても冷たく、ずぶ濡れになってしまった。
車の暖房で身体を温めては、また濡れ鼠の繰り返しだった。
夜明けから数箇所を見て回ってそろそろtubasさんの時間切れとなった。
駐車場所に戻って、頼まれていた安定器をお渡ししてお別れした。


走り出してしばらくすると
ようやく全身が乾いてきた。

芽吹きの河原が呼んでいるような気がして
すこしだけ立ち寄ることにする。

早速サクサク。
でた、オサオサ・・・。

でた、今度はコカブ・・・。
おまけに霙が降ってきた。
ようやく温まったところなのに・・・。

河川敷を見ながら昼飯を食べて家路をたどる。
最近になって入手した情報によると
我が家の傍でオオクワが採れた記録があった。
およそ20年も前の話であったが
場所を確認してみるのも良い。


しばらく畦道のような細い道路にタイヤを落としそうになりながら
進んで行くとなんだか洞だらけの樹木が数本あった。
他にも樫、エノキなども混生しており、夏のチェックのために
カーナビにフラグを立てる。

続いてアカガシとクヌギが合体している珍しい光景があった。
あまり見る事が無いので記念に一枚。

どうも、まだ地元すら見たり無いことが解る。
探せばまだオオの生息が自分でも確かめられるかも知れないと思った。

本日の採集数 ゼロ!!