山形から仕事の帰り道、
途中、こけまるさんから電話が入る。
電波が入るギリギリの所なのでトンネルの手前で急ーブレーキで止まって話した。
電話を終えてトンネルを駆け抜けて行く。
未練がましく?目的の場所からまだ遠く離れたところで灯下を探して歩く。
思ったよりも虫がいない。
状況を撮影しようにもカメラがない。
自宅の何処かに置き忘れてしまったのか?
目の前には数匹のヤママユガが飛んでいる。
くまなく探しても甲虫の欠片もないのですぐに移動した。
何処まで行っても。
そこまで行っても。
やっぱりいない。
いつものルートまで来たがコすら発見できない状態。
誰か先に見ているのか?
今ごろいるとは思えない。
国道付近の外灯下を見つめている私を不思議そうに
スピードダウンして車が通り過ぎて行く。
今ごろクワガタを探しているとは考えにくいので
落し物でもしたのか?ってな感じか。
tubasaさんから電話が入った。
Mさんも、kent109さんも方角が違うがご出勤との話。
今日は天気予報では○○のはず。
やっぱり見ている人は見ている。
来ている人は来ているって事だ。
私もそのつもりで山形から遠回りしてみたのだが・・・。
結果は見えてきた。
毎年馬鹿みたいに走り回っていたのでポイントがあちこち溜まって
いたが、今日という今日はどうにもならない。
一匹も見つからなかった。
再びtubasaさんと電話で連絡をとった。
もう、Mさんもkent109さんも
ご自宅に向かって走っているらしい。
いよいよ、kentの言葉を借りると暗黒時代に入ってしまった。
帰り道、某所の気温は峠のはるか手前で12℃だった。
日中の暖かさとはまるで別世界だ。
後ろ髪を引かれながらも今年の灯火、外灯の幕は下りた。