2002/07/03
またも山形への挑戦権が回ってきた。折角のチャンスを逃すわけにはいかない。
山間の部落から沢に入る林道をある程度走ると原生林に近づく事ができる。
写真は以前同じような天候で撮影したものだ。奥には某山系が連なっている。
周辺では外灯でオオクワガタの羽根を数回に渡って見つけており生息には以前から確信を
持っている。夜間に出合った子供達からも、蕎麦屋のおばちゃんの話からもオオクワガタ
がこの辺にいるのだ。今宵こそは・・・。
仕事の決着を迎えて、早速山に移動したが、折からの雨で外に出ると
すっかり濡れ鼠状態か?天気予報では夜にかけて曇りの予報だが
どうやらハズレに終わりそうである。
林道の奥に夜営の場所を探したが、以前から目をつけていた場所は砂防ダムだったが
ダムに下に下りる道が塞がれていた。ひょっとして鉄砲水が起き易い地形なのか?
雨が酷いので暗闇の中を下山してSさんと別の場所を探した。
そうこうしているうちに、だいぶ時間が経過してゴールデンタイムに指しかかっている。
もう始めないと時間がなくなってしまう。
道路際に舗装された広場を見つけ緊急にセットを開始した。
川を挟んで対岸の山へは相当に距離があるが1灯を対岸に向けて
もう1灯を近くの杉山に向けた。奥はきっと広葉樹林なのではないだろうか?
暗くなっているのでサッパリ解らない。
やがてセットにミヤマ♀が来てくれた。雨上がりで湿度は上がっているが気温が下がってきている。
かろうじてタコボーズは避けられた。ストロボが同期していなかったのか?
露出不足の写真に・・・。
しばー^^らくして、かなり暫くしてコクワガタが飛んで来た。
まだ可能性はあるさ!と自分に云って聞かせる私。
たくさん蛾が集まってきて面白がっているSさん。
山形産ミヤマ。
山形産ヒメオオ。
クワガタはそれきりだった。この地では他にも外灯・材割り・樹液でアカアシ、オニ、ツヤハダなどを
採っているが未だにオオクワガタだけお目にかかれない。
今回も会う事は出来なかった事が何より残念だった。
途中でSさんが外灯を見てきたが、霧が掛かっており何も見つからなかった。
無念の下山時間が迫ってきてセットを畳んだ。
今度来るときにはきっと・・・。
天気も味方にしたいものだ。