2002/06/29

19

Kさんとの約束の日がやってきた。前回同様オオクワへの希望を繋いで再び
福島某所を目指す。Kさんから約束の時間から少し遅れそうとの連絡が入った。
そこで、一足先に現地入りする事に・・。気合を入れすぎて採れないのではないか?
とのKさんの指摘もあって、本当はこのところの疲れからか?
灯火でオオクワガタに出会えないもどかしさも手伝ってか?
至って簡単なセットとした。スクリーン無しのリフレクターと瓢箪2コだ。

開始早々、アカアシ♀が飛んできた。6月も終盤となり
連日気温が少しずつだが確実に上昇してきているので、やっとアカアシが飛び出した。
ようやくシーズンど真ん中か?
ひょっとすると今日は少し期待してもいいのか?

お次は前回も小雨の中で使ったままだったシーツを少し離れた位置に
乾燥を目的に置いていたところにコクワガタの♂が飛来する。
大き目のコクワの飛来はオオクワガタの飛来を呼ぶ。
もっと期待を膨らますにはちと小さいコクワだ。

今度もコクワだがさっきより少しだけ大きくなった。
でも、まだまだかな〜。

暫く停滞してから、そこそこのミヤマ♂。またまた時間が空いてからミヤマ♀
先ほどまで良好だった気温が急激に下がり始めた。
それからは強い風が出てきて、条件が悪化していくばかりだった。
全く飛びが途絶えてしまった。

次に飛んできたのは、いやいや飛ぶように走ってきたのはKさんの車だった。
私は瞬間にその怪しい気配に気づいた。
車を降りるなり、ルアーケースから一匹の♀を取り出して来て
「これ何だろうね?・・・・」
何かの付着物が付いたそれを見せた。

やられた・・・・・・・。
・・・・。
「オオじゃないですか?」

Kさんの今年初のオオクワガタ♀














「妙に遅いと思いましたよ。」
「一応すこし見てみようと思ってさ、レイの自販機の前でさ
ヒョコヒョコ歩ってたんだよ」とKさん。
下はKさんが拾ってきた全部。
5匹中の1匹がオオクワでは勝ち目が無い。

おめでとう、Kさん。でも悔しいです〜。今日は早々とセットを畳んで残りの時間を
外灯に・・・。その後もオオクワは見つけることが出来ませんでした。