2002/05/31     06/01

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天候は上々、五月末日にしては気温は十分に上がってきている。
このままなら茨城県は勿論、東北各県も一気に本格シーズンになってしまうかと思われた。
暖かくなってくると、体に潜んでいたウイルスが盛んに活動を始める。
夕方になるとじっとしていられない日々が・・。
自宅に戻って車を乗り換えて、夕食も後回しにして
さっさと外灯を見に出かけた。





















茨城県内でよく見かける奴。
調べていないので正体は不明である。




















とあるスーパーの閉店後に大きな外灯があった。
近づいてみるとコクワガタがノボリを立てる錘に乗っていた。

















期待の自販機には何もいなかった。
橋の外灯やあちこちを見て歩きコクワガタだけを追加した。
明日は期待できるかも・・・。


06/01

次の日は日中の天気は抜群に良く、絶好のクワ日和を思われた。
数日前からKさんも天候の移り変わりを察知しており、採集のお誘いを頂いていた。
折角だからということで、夕方tubasaさんに電話して外灯にお誘いした。
Kさんは私の実家で待機して頂き、tubasaさんを迎えに宇都宮に回った。
高速で実家へと急いだ。実家に到着すると、Kさんは実家の父と酒盛りが始まってしまったらしく
すっかり出来上がっていた。
そんなKさんとtubasaさんを乗せて一路福島へ。


三人の期待とは裏腹に、峠を下ると路面が濡れており気温が下がってしまっている。
一つ目の期待の外灯では冷たい風が吹いており虫は見つからなかった。
天気予報も完全に外してしまったようだ。



















最初に見つけたミヤマ♂


















次もミヤマ♂外灯近くの路上で発見した。
ようやく外灯採集らしくなってきた。
Kさんとtubasaさんが外灯の回りを飛び回る甲虫を発見。
得意のビーム砲で近くに寄せて、手で叩き落した。またまたミヤマだった。


















早々こいつも登場。ガムシとはいったい誰のネーミングなのか?
いつも思う事だが、丁度いい色艶はうっかりオオクワガタと見間違う。
多いときにはこいつが何匹も外灯にきているのだ。


tubasaさんに一昨年開発した外灯ポイントを紹介する。
まだ実績はないものの、オオクワの羽根を発見している。きっと今年は
このあたりの外灯がポイントになるに違いない。

その他にも、Kさんも私も実績のある期待の外灯ポイントでミヤマを追加した。
暫くして今度はコクワだ。


















早い時期は低温に強いミヤマの♂が多く飛来しており、
時期を待ってコクワ、オオ、ミヤマ♀が飛び出してくる。
通年の経験では7月下旬からお盆に掛けてアカアシやオニもその数を増やして行く。
お盆を過ぎるとミヤマの♀は殆んど飛んでこない。
産卵が始まって土中に潜ってしまうのか?
こうした傾向は自分でその地域を広く歩いてみないと解らない。

ともあれ結果的にはオオクワには出会えなかったものの
それなりにクワガタが飛んでいる事が確認できたので成果は十分だった。
2002年の夏もいよいよ開幕だ。

同行いただいたKさん、tubasaさん御疲れ様でした。