2000/09/09(土)

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新ポイントを開拓しようと思った。
標高の高い場所は、あまりにも有名な場所になっており競争者も多い。オオクワブームは去ったといわれているが、採集ブームは年々沸騰しているのではないだろうか?自分も最近やっと野外のオオクワを採集できたばかりなのだ。

採集場所で見かけた車が、この辺でポイントも終わりか?と思われる場所から先に進んでゆく。後をつけて行く気は無いが、どこかに探しに行ってみる価値はありそうだ。一人で(隣の席でKさんは軽く寝息を立てている。)カーナビの地図を眺めながら考え込んでみるが、3Dで鳥瞰図が出るナビでもないので実際に行動にうつさないと結果的に何も得られない。夜のドライブでは方向すら良くわからない。眠い目に清涼系目薬をしこたま点して当ても無く出発。

橋を見つけては川を渡ってみる。次いで山に向かって林道を入ってみるが、暫く走って外灯一つ見当たれないので戻ってくる(本当はこの先に何かあるかと思ったが、回りがブラックホール状態で怖くなったので急いで戻った。同行のKさんはまだ眠っている。やっぱり明かりが見えているところが安心だ)そうこうしているうちに村はずれに正体不明の施設を発見。水銀灯が二つ神々しくお光になられている?・?早速近づいていく。Kさんが目を覚まして、座席にすっくと起き上がった。一方の水銀灯がやたら白白と明るい。自分もクワガタになったように光源に吸い寄せられていくと、数個の黒い物体が目に飛び込んできた。クワガタがいっぱいだ。

車を降りて見ると、あっちに一匹、こっちに二匹。「オオッ??」
Kと私と、別々のクワガタに走り寄って拾い上げた。
オオクワガタ♀だ。摂れる時にはあっさり取れてしまう?。
驚いたことに、二人同時に同じ場所でオオクワガタを拾ってしまった。

お互いに、拾い上げたオオクワを持ち寄ってみた。Kさんのは、符節が一部欠損している。
私のは問題ないが、少し赤みがさしていて新成虫のようだ。