茨城県で生息記録は14種です。

 
種目

 

地域
生息状況

オオ

全地域

北部では、報告が少ない、中央、南部、鹿行ではクヌギやコナラ、カシなどの樹液採集、材割での採集報告があり、平野部で多い。一部地域では灯下での採集報告もある。

ヒラタ

北部南部、中央部、鹿行地域

北部、南部、鹿行地域で、ヤナギ、クヌギ、ハンノキ、コナラなどから採集されているが個体数は、少ないものと思われる。

コクワ

全地域

全域の平地、低山地に多く見られ、クヌギ、コナラなどの樹液に集まるほか、灯下にも多く飛んでくる。

スジ

全地域

全域のコナラ、クヌギなどの樹液に集まり、灯下にも飛んでくる。やや山地性で中央部から、北部に多い。

アカアシ

中央部、北部

中央部、北部の標高の高い場所で普通にみられ、山地性である。コナラ、ヤナギなどの樹液に集まる。灯下にも飛んでくる。

ヒメオオ

北部

北部で、きわめて局所的に確認されている。

ノコ

全地域

平地、低山地にもっとも多く見られ、クヌギ・コナラ・ヤナギなどの樹液にあつまるが、灯下にも飛来する。

オニ

北部、中央部

山地性、ブナやミズナラの朽ち木などから、採集され、灯火にも飛来する。

ネブト

北部

平地性だが、北部の一部で採集されている。クヌギやカシのほかに、モミの樹液にも集まるが、少ない。

ミヤマ

全地域

やや、山地性クヌギやミズナラなどの樹液に集まり、灯下にも飛来する。北部、中央部に多い。

ルリ

北部

1000mに達する山地に多く見られ、ブナやミズナラのやや太い倒木や、立ち枯れから採集される。

コルリ

北部

山地性、初夏に、ブナやカエデなどの新芽からの採集される。北部で材割での報告がある。

ツヤハダ

北部

山地性、ブナなどの朽ち木から採集され、灯火にも飛来するらしい。

マダラ

北部

低山地帯からも採集されているが、山地性で、ブナやカツラなどの朽ち木から採集される。

 

参考文献 

1993年3月1日 茨城県の昆虫  水戸昆虫研究会  水戸市立博物館 編集・発行
  茨城の昆虫 茨城新聞社  茨城昆虫同好会
1980年 日本の重要な昆虫類 北関東版
茨城県・栃木県・群馬県
環境庁 編

写真提供者 tubasaさん、菅井道雄氏  
(2003/03/30一部訂正)