古いモノは捨てたほうが良い?

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○ 先日は、ある機会で清掃局まで行きました。
そこで見たのが、未だに旧時代のままである、多くの人のモノに対する価値観でした。
相も変わらず、古いものはボカスカ 捨てて、新しいものに入れ替えれば良いという習慣、
というか常識が、このゴミ飽和の時代で続いているのです。

三月下旬〜四月辺りは、引越しや異動などで、多くの廃棄物が出される頃であることは
無知な私にも理解できますが、それでも実際を見ると、やはりショックは大きいのでした。

何処かに出かける時は出来る限り携帯しているビデオカメラで、清掃局の状況をサッと
メモしてきた映像の中から、幾つかを抜き出してみました。
皆さまも、ご自分のモノへの価値観が正しいのか どうか、 いま一度考えてみてください。


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 左上:学校から出たと思われる?!品々が、次々と
 ダンピング ボックスに放り込まれていきます。

 右上:その中に、沢山のリコーダーが…!!
 許可を得て、この中から一本適当に取りましたが
 それは外れでした。 後から思えば、ケース入りの
 ものを選べば間違いなかったと後悔。(=_=;) ク…。

 :他を撮っている間に、焼却ごみをストックする
 場所に投入されてしまいました。.

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左上:弦が切れたギターまで…。きっと、大切にされていなかった…。

右上:四本足のテレビジョン受信機の箱も、ダンピング ボックスの脇に 学校の備品等と
共に積まれていました。聞いた話では"この式のテレビは、足がグラグラしていて不安定
だった"と聞いていたので、触って確かめてみました。そしたら本当にグラグラでした。
実物が無くなれば、そうして触れることも出来なくなります。これも、数十分後には…。


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左上:何故かレンズ付きフィルムが…。いったい何が写っているのやら…。

右上:大型破砕機の前に積まれた金物類の中に、私より前に生まれたと思われるラジオ
受信機が…。とても綺麗でしたので、例え 壊れていたとしても、インテリア用オブジェには
好適…?!という感でした。この右横には、放送設備用のアンプ ミキサーも…。


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左上:金物は、大型の破砕機に掛けられる。とのことでした。テレビで見た破砕の様子は
硬く強靭な特殊鋼で出来た、巨大な歯車状の回転する刃に、巻き込まれながらバキバキ
少しずつ粉々に破壊されていました。それは正視できるような様では無い…。

右上:同じく金物ですが、学校から出たと思われる、イスとテーブル、そしてストーブなど。
教室数の削減や統廃校による廃棄も有るでしょうが、もしかしたら生徒の体格に合わなく
なったので捨てる可能性も…。でもストーブは何故…(?)小学校での休み時間、これと同じ
ストーブの上に大きなタライを置き、そのお湯で牛乳を暖めて飲んだ記憶が…。


この日に見てきたものなど、全国規模から見れば、砂場の砂の一摘みでしょう。

私が京都に居たころは、週二回ほどの燃えないゴミ収集の度に テレビ・ビデオ・ステレオ
(大きくて綺麗な 高級品のラックやスピーカー等がセット)ほかの電気製品に、ミニバイク
・自転車・大型家具・玩具では無いホビー用のラジコンetc...様々な品々が出され、それは
全て一緒にゴミ収集車の巻き込み機に放り込まれ、バキバキと砕かれていました
それが見て居られず、チョットでも捨てないように…と、拾っては部屋に持ち込んでました。

そうやってボカスカ捨てる方たちのお陰で、自転車も ビデオも テレビも ラジコンも、色々
抱えさせられ、空間を圧迫しています。でも、その幾つかは今も愛用しています。

皆さまは、「一円硬貨」を一枚造るのに、何円かかるか…考えたことが有りますか?
具体的に何円かは私も知りませんが、確実に1円以上かかるそうです。そりゃ当然です。
アルミの鉱石からアルミを精製するのに、物凄いエネルギーと手間が掛かるのです。

エコの鏡のような?原料リサイクルも、じつは結構な手間とエネルギーを要します。
ですから本当は、既存のモノを一度壊してから造り直すのではなく、そのまんま使うのが
最善のリサイクルであり、それは人としての心を育む訓練でもあると、私は思います。
古いものを大切に使い続ける…。それは実は、とてもカッコイイ、最先端の行動かも♪

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