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| | いまや省エネは私たちの最低限の勤めですが、簡単に行える省エネ法として先ず思い 浮かぶのが、「こまめに電源を切る」だと思います。もちろん、他にも幾つか挙げられる とは思いますが、あまり知られていない省エネ法も、やはり有ります。 ここでは、そうした省エネ法を、おさらいを含めながら幾つか挙げてみます。 蛍光灯と白熱灯 蛍光灯は、一回点灯するごとに 寿命が およそ30分〜1時間相当分 縮みます。つまり短時間の内に何度も使用したい場合は、こまめに消すよりも点けたままの方が 寿命の 観点では望ましいと云うことに成ります。確かに消費電力は 短い間でも消していた方が 少なく成りますが、使用済み管球の再資源化のためのエネルギーやコストのことを考え ると、寿命をムダに縮めないように勤めることの大切さが判ります。もちろん、次に使用 するまでの時間が およそ一時間を越えるようなら、消した方が良いです。 まあ 最近の蛍光灯は寿命が長くなってきているため、あまり神経質にならず、こまめに 光色も魅力の白熱灯ですが、電力消費が多くて 点灯時にフィラメントが切れ易いという 弱点を持つため、重要な個所の照明には使えず、適する使用場所といえば、点灯頻度 時間共に少ない物置などしかない…ということに成るでしょう。 しかし実際には、白熱灯が適す適さないに関わらず広く使われているため、それを全て 照明器具の最適な選び方 点灯時間が長い場合や 急に切れると困る場所、あるいは再々の交換が難しい場所の白熱灯は、思いきって電球型の蛍光灯に交換するのが良いでしょう。 これは白熱灯と比べて電球代が割高となりますが、切れる心配がない上に消費電力が ことと、電球のガラス部分の形が、一般的な白熱灯とは異なっているのが普通ですから、 天井埋め込みの器具の形状が細くて口金(ねじ部分)がソケットに ねじ込めない場合も 有ります。(この場合、電球の口金を数cmほど延長するアダプターの併用で使用できる ようになる場合も有りますので要チェックです。 | |
けっこう面倒な上に、頻繁な抜き差しによって コンセント内部のバネ機構が緩む原因と 成ったり、コードがストレスを受けて半断線に至るケースも有ります。 これらの問題点を解消するには、電源スイッチ付きの延長コードを用いるのが、最適で ○ コードを壁に打ち付けたりして固定しない(違法だし、事故で発熱した場合に危険) ○ コードを硬いもので傷つけたり潰したりしない(当然ながら、ショートや感電の危険) ○ 延長コードは束ねない(合計の使用電流が大きい場合は熱が蓄積して危険) ○ 機械式のスイッチの接点は、基本的に火花で損耗する消耗品であることを認識する ○ コンセントのプラグとコンセントの間に、埃を溜めない(高湿度環境に長く置かれると ホコリが水分を含んで電流が流れるように成り、発火の危険が有る) …と云ったようなことが挙げられるでしょうか。 実際の使用例では、ACアダプター全般(充電器 含む)、タイマー機能を使用していない ソフトウェアのバージョンアップ・プログラムやメール等を、電源スタンバイ時に衛星から 自動ダウンロードするように作られており、待機電力も 最小限に抑えられていますので、 特別な理由が無ければ常時通電している方が良いでしょう。 使用電力を減らす エアコンや掃除機、空気清浄機などのフィルター類は 未だ大丈夫だと思っても、意外と汚れていることが多いものです。次回の掃除予定を カレンダーに書いておくと良いかも しれません。エアコンの暖まりや冷えが悪く成るほどにフィルターが詰まっている場合は かなり重症で、何Kg 相当もの二酸化炭素を余分に排出しているのと同じに成ります。 そしてエアコンの温度設定ですが、冷房なら外気温より 3〜4℃ていど下げるに留めて 上に、外気温が低く成るに伴い外気から熱を吸収することが困難になり、効率が大きく 低下します)ので、とくに外気温が低い場合は、室外機のヒーターなどを併用することが 望ましく、ガスや灯油などの暖房器具の方が暖房能力は優れる場合が有ります。 そして家電品の中で 最も長時間 稼動していて、消費電力も大きな冷蔵庫にも、幾つか 温度センサーが有る機種では、前部が冷えていなくても冷気がカットされるため 冷えが 悪くなる原因に成ります。また、噴出し口から離れた所に温度センサーが有る機種では 過度に冷却されて非効率な上に 奥の食品が凍ることも有りますので、食品の詰めこみ 過ぎで良いことは有りません。 長持ちさせる テレビは、店頭に展示された状態を想定して 最大限に明るく鮮やかに見せる様に設定されているのが普通ですが、それでは消費電流が多くなり、機器の寿命も短くなります。 一般的に、調整範囲の半分よりも 少し暗い程度に調整すると、機器そのものが長持ち する※上に、画質も自然になり、環境面 以外にも良いことばかりです。 ※一部の機種では高圧部の絶縁が悪く、ブラウン管の明るさを抑えると、かえって高圧 部からの放電が促されるケースも、稀ながら有りました。稀なので、まず無いですが。 明るさを抑えると長持ちするのはブラウン管方式のテレビ以外(液晶やプラズマ テレビ) ある程度は覚悟して買うべきです。 というのは、製品を少しでも鮮やかに魅せるために 最大限に明るい状態に調節するのがお約束なので、それで半年も経てば、数千時間も 酷使され、プラズマ テレビなどは輝度が落ち、色バランスも崩れ、くすんでいたりします。 (もちろん、店頭でデモした製品でも、店によっては日常的に稼動することは避け、商品 価値を保っている場合が有りますので、「店頭デモ品=消耗している」とは限りません) 続きます(2003/5/29) | ||
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