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| | ≫ 家庭用VTR「ベータ マックス」が果たしてきた役割
ベータ(β )と聞いて、良い印象を抱く方は極めて少ないことでしょう。 『昔、でんきやに「良いよ」と薦められ、高いカネを払って買ったのに、結果的にはVHSが普及して、 家庭の中の、その時々の大切な記録を、最高の映像でコンパクトに残せるVTRであったという ことを!それに、まだテープを生かす環境は失われては いませんよ。 Internet Explorer では、この色の語句を マウスでポイントしてください。 トータルでの映像の情報量は多く、鮮鋭感が高かったのです。しかも 文庫本サイズのコンパクトな カセットでありながら、高画質な長時間モードも準備されていました。 その当時の記録を、今 改めて見てみても、当時の機械でダビング編集を行っているにも関わらず 扱えなかった究極の高画質が、EDベータ規格によって一般家庭でも扱えるように成りました。 特にEDベータの映像をDVにダビングすることで、其の記録の確かさが確認できました。今までの 過程で育まれた数々の技術ノウハウは、後に登場する 様々なAV(オーディオ ビジュアル)機器の 発展にも大きく寄与してきたのでした。 | |||
1982年8月15日の「乗鞍・ 上高地 方面」の記録より。 当時の私は、図鑑で花の 名前を手引いたり、珍しい ものを追ったり… 遊ぶことに夢中だった… |
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≫ 映像記録の意義
映像の記録とは、"いまの次の瞬間には 時の彼方に消えて 誰の目に留まることも無くなってしまう 様々な出来事を、目で見たイメージのまま 未来に伝えることが出来る唯一の手段"であり、其れは 全宇宙的にも貴重なことと云うことに成ります。 そんな記録を、未来に引き継がずに消してしまうということは、いままでの記録や保管などに要した 宛てたものでもない個人的な記録でも、何もないよりはマシです。自分には詰まらないと思う記録も、 ずっと先の誰かが必要とするかも知れません。 もし、平安時代・戦国時代・江戸時代…そういった頃に、個人がビデオや写真などで 頻繁に撮影を 「有」から「無」は、いつでも可能ですが、「無」から「有」は、いつまで経っても不可能なので、絶対に | ||||
↑車内ベッド上で嬉しくて興奮。でも食べてる私。 ↑寒いので早く車に…(左奥が私) 雪渓の上で。↑弟(右)「おもろいで〜」 ≫ 今からでも映像メモを! 特に映像の記録は、一般的に文章等による記録と比べて情報量が多い上に、手軽に行えるという 利点が有りますから、肩肘 張らずに 「ビビッとセンサー」、或いは「美Bit センサー」などを駆使して、 ちょっとでも気に引っ掛かったものは、どんどんメモ録っておくのが良いでしょう。 もちろん、全く気に引っ掛からなかったものも、無作為かつ簡単にメモっておくと よいですし、古くて いやぁ…大丈夫でしょう。私が7年間8ミリビデオで録ってきましたが、まだ小型のプラスチック製の 引き出しつき収納BOX 一つを使い切っていません。そんなに多くは成らないのです。 最近は、カメラ付き携帯電話での撮影が流行っていますが、これは喜ぶべき動向だと思います。 | ||||
≫ β テープと機器の保全について 映像/音声の進化の過程に いつも在って、私たちに素晴らしい世界を拓いてくれたベータ VTR…。 しかしそのテープやデッキも、最近は過去の遺物として、邪険に扱われることが増えています。 中には、保管状態が悪いためにカビを生やして、再生できなくして大量廃棄する人も見かけます。 もっとヒドイのが、使えるし保管場所も有るのに、過去の遺物として処分してしまう人達の存在です。 ソニーによるベータ方式 VTRの生産は、たしかに2002年末で打ち切られました。しかし、修理や 共通部品は確保されており、16年ほど前の、EDベータ以前の機種でも修理できた例が有ります。 故障内容の大部分は、やはり経年変化で劣化する部品とか 消耗部品の磨耗に拠る症状が多くの 割合を占めるのは致し方ないでしょう。即座に思いつく具体的な症例としては…
モノも有ります。しかしながら、電気的な部分では他の部品で直せる場合も有りますし、他のデッキ から部品を流用することも出来ますので、最後まで希望を捨てないことです! 修理に出す場合の留意点ですが、低価格を売りにする某 量販店に修理依頼した際、機器の製造 ことも出来ます。(修理後 三ヶ月以内に同一個所の 同一の症状が出た場合は修理保証の対象と 成ります) 万が一、メーカーや販売店で修理を完了できなかった場合※も、ベータの方面に詳しい 有志の方々に、部品の融通など最後の望みを託してほしいと思います。ページの最後に情報を…。 ※メーカーは、基本的には異なる部品を用いた修理は 行えない立場にあります。また販売店修理も、自店で対応できない場合は メーカーに依頼せざるを得ないため、メーカー修理と同じ条件に成ることも…<(_"_)> また、店によっては、小回りの利いたダビングを行える場合がありますので、とにかく早まって捨て | ||||
↑安物とは別格の、高信頼・高耐久のダイレクト ドライブ メカ カビてても↑美しく再生された 今でも使える↑SL-J20 ≫ テープのカビについてビデオテープや撮影機のレンズなどに生えて私たちを 困らせるカビは、「カワキ コウジカビ」という 何処にでも存在するポピュラーで特異な、人には無害なカビらしいです。 このカビは、僅かな油分や汚れ、ホコリなどを栄養源とし、湿度は比較的低い環境でも繁殖できて 程度の低温環境で最も良く繁殖するということなので、湿っぽい押し入れなんかに閉じ込めて越冬 させるとヤバイでしょう。ダンボール箱も、空気中の湿気を吸う性質が有るので、ヤバイようです。 カビを避ける上で一番よいのは、風通しが良く、一時的な湿度も すぐに去り、埃も少ない場所です。 ベッドやローディング機構などを介して、他のテープにカビを染すという情報も有ります。 消毒用アルコールなどで ある程度は落とせるようですが、一本のカセットに収まるテープの長さは それは、(未確認ながら)私の近所にて カビ落としのサービスを行っている方も居られるからです。 そう…デッキを改造するなど、それ相応の装置を作れば、不可能ではないハズですよね。 カビが生えても、テープの磁性粉に磁気は残っています。つまり、記録が失われる訳ではないので、 ベータのことばかり書いてしまいましたが、ビデオ撮影に革命を齎した8ミリ/Hi8、ベータよりも前の ドカ弁サイズ カセットのUマチックのVTRでも同じです。何れのフォーマットも 再生環境が失われた わけでは有りませんので、先に書きましたように、むやみに捨てないように お願い致します。 とはいえ、これからの記録メディアは、その殆んどが使い勝手が良くて 保存に際する安全性も高い う〜ん。果たして そうでしょうか。いくら高画質にコピーしても、オリジナルと違うものに換わることは 知っておくべきだと思います。 特にDVDなどでは、記録容量の都合でMPEG-2のビットレートが不十分である場合が殆んどであり、 動かないハズの背景まで、動くものに引っ張られての四角いノイズが目に付くようになります。 また、オリジナルの画がノイズっぽい場合は、必要な情報に割り当てるべきビットまで ノイズを記録 レイ ディスクの規格(後術します)です。 ★デジタル8で再生しても、8ミリ系に採用されたデータ コードや、アフレコしたPCM音声も、現時点 | ||||
≫ コピーに際する留意点
仮のコピーを作る場合に、知っておくべきことを幾つか挙げます。 本当の仮コピーなら適当で良いのですが、何かの災難でオリジナルを失えば、コピーがマスターに 成るわけですから、やはり品質には最大限に気を配ったコピーを行いたいものです。 ●再生する機器の選定 それよりは再生機の再生能力の差が大きいので、最新のデジタル8デッキで再生する方が結果が 良く、LPでも破綻は見られない※ということです。※8ミリ/Hi8の画質にいては、ビデオサロン2003年2月号より ダビングは、周波数特性や色相を一定に揃えるために、DV 端子経由で行うべきでしょう。 VHSは、いま再生機に事欠くことは有りませんが、再生の質を云うと、少々クエスチョンが附きます。 2003年4月10日、高精細なデジタル ハイビジョンも 2時間以上そのまま 録画できるブルーレイ ディスク レコーダーが、とうとう発売されました。NTSCでは記録レートを今までにないほど高く設定 することも出来るので、家庭用の領域を越える高画質でも録画できます。 しかし、さすがに高価ですので、お遊びごと?は かなり節約しないと買え したことは云えませんが、記録レートが同じなら、DVD と同等?だと想像するのが無難でしょう。でも、 録画時間が長いというメリットは大きいですね。(NTSCの4Mbpsでは、片面一層で最大12時間) デシタル ハイビジョンの録画はハッキリ云って そのまま画質!!ですが、NTSC 画質については今後レポートを載せたいと思います。 現時点でブルーレイは、DV 信号を そのまま受け入れる機能が備わっていないため、DV テープを 感も有ります。(最も重要なテープを除けば)情報量の乏しいDVDへのダビングも、致し方ないかも 知れません。DVDの録画モードは、D1記録だと その解像度にビットが費やされメリットも薄いので、 マニュアルにて2/3 D1記録を選ぶのが適当だと思います。(ハーフD1では 明らかに情報が不足) DVDそのものの選定は、HDDの有無よりもフォーマットが大事で(公に 具体的なデータを出すのは するべきでしょう。(DVDで8Mbps も充てると、記録時間が厳しい上に、それでも最低限である) Hi8は、水平解像度が400本程度なので、単純にDVD の3/4 D1記録が最適であるように見えます。 でもノイズが多めであることを考えて、D1記録にビットを多く充ててダビングするべきだと思います。 キャノンのDV カメラでは、DVのオプション規格である解像度を落とした録画が可能なので、ナロー ままデジタル変換すると、後からジッターを取り除くことが出来ずに後悔するかも知れません。 ジッターも情報の一つで、時代の空気みたいなものなので、そのまま記録するべきでしょうけど…。 | ||||
場合は、ハイバンド録画をノーマルバンドで再生している状態なのでON にします。(ベータ) ハイファイ音声のON/OFF は、無記録の音声は再生されないので、普通は常にON で良いでしょう。 エディット モードが有る機種については、ちょっと難解です。この機能はアナログ同士のダビングを最良の画質で行うための機能なのですが、メーカーや機種毎での取り組みが具体的に公表されて いないので、どのようなビデオ信号が出力されるのかが イマイチ謎なのです。基本的には、ビデオ 信号をストレートに(高域までフラットに)出力している筈ですが、ダビングに拠る高域のロスを補完 する目的で高域を持ち上げて出力する場合も有るようです。 ビデオ信号をストレートに出力してくるなら、デジタルへのダビングにも打って付けと思いたいところ 映像の情報が多くなるので良い?というところでしょうか(^へ^;ゞこれは きちんと調べたいと思います。 TBCは、テープの録画状態などによって再生画が不安定になる場合も有りますが、普通は基準の ビデオのことを知っている人が撮影したテープは、テープの冒頭に15秒ほどの白、黒、カラーバー などの映像を、本編の手前に入れているものですが、一般的に 殆んどの人は、テープの冒頭から 直ぐ本編を撮り始めています。この場合、本編の最初の部分がダビングできないことが有ります。 ダビングの際の、本編 冒頭の欠落を回避する方法は二つほど有りますが、どちらも不完全です。 1.再生側は、コマ送りなどで映像の最初の一コマより前の位置まで巻き戻してスタンバイし、録画 画を見ながら一コマごと進め、最初の一コマ目の映像を頭出ししてスタンバイし、録画側をスタート して、約1秒後に再生側もスタートする。→最初の一秒間ほど音声が再生されない(録画されない) のが欠点。 これを回避するためには、これからの撮影は、最低でも 4秒以上は本編では無い映像をテープの 録画をスタートするのが基本です。録画側(ディスクなど)の冒頭にも、新規に数秒の黒画面などを 入れておけば、それを活用(プレゼント向けの再ダビングなど)する際にも問題が起こりません。 ●記録内容ごとのコピー優先度 であることは云うまでもないのですが、中でも古い記録であれば あるほど、近似のものを再現する ことも難しくなるため、無条件に貴重度は増します。(失敗のカットに入っている音声すら貴重です) また記録の内容としては、すでに失われた命や風景やモノ、出来事などは無限大に貴重です。 放送ならマスターは有るハズなので、個人のカメラ撮りの記録より、だいぶ貴重度は低いでしょう。 (理想を云えば、放送された番組なども、全国の個人が録画してくれることで多数のバックアップが 全国に点在することになり、映像資産の保存という観点では有効でしょうが、それは無理もある…) それらを加味すると、個人のカメラ撮りや録音のテープ(特に記録時期の古いものや失われしもの ソニー ベータ マックス ご相談センター ■ベータに関する お問い合わせ窓口など。 ソニー・ベータ ヒストリー ■NHK 某番組でも放送されたVHS 対 beta の背景も、実際にはチョット異なっているようです。 【e-Support】メディア コンバート サービス ■ソニーによる、β→DV などのメディア コンバート(変換)サービス。 お客様が撮影された「お子様の成長記録」、「結婚式」や「旅行」などの思い出の詰まったビデオテープを DVD、他のテープ
思いを繋ぎます (リンク) ■当サイトのリンク ページです<(_"_)>追加が無いか、時々更新情報を ご確認くださいませ♪フォーマットに変換いたします。→安くはないサービスですが、お近くに ダビングを行ってくれる処が無い場合には<(_"_)> なお、VHSへの変換は、劣化が激しいので お薦めしません。DVDへのダビングは、テープのようなドロップアウトは無いかも 知れませんが、記録レートが低いので私的には あまりお薦めしません。今はDV系(miniDV/DVカセット・Digital8)が画質の 点では最善だと思います。(Digital8は、DVよりもドロップアウトが多そう?)ブルーレイ ディスクへのダビングが可能になれば 画質の面でも将来への備えの面でも最も理想的だと思います。注意★今は何れにもデータコードなどはコピーされません!! 溪慈へのメール ■私の家でも、ベータ・VHS系・8ミリ系・DV間での簡易ダビングは可能ですし、修理も大量でなければ…。 | ||||
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