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past news 2010


デイジーのクリスマス 2010/12/24

デイジーワールドの集い@表参道/EATS and MEETS Cay
参加者:ワールドスタンダード、高田漣+中島ノブユキ、細野晴臣
(後日追記予定)

01. Winter Wonderland  細野(g, vo)、コシミハル(accordion)、高田(mandolin)、伊賀航(b)、伊藤大地(ds)
02. Walker's Blues  細野(g, vo)、コシ(accordion)、高田(banjo)、伊賀(b)、伊藤(ds)
03. Hit The Road to Dreamland  細野(g, vo)、コシ(accordion)、高田(mandolin)、伊賀(b)、伊藤(ds)
04. 悲しみのラッキースター  細野(g, vo)、コシ(accordion)、高田(mandolin)、伊賀(b)、伊藤(ds)


De La FANTASIA 2010/11/21

@新木場/Studio Coast
(後日追記予定)

01. カモナ・ガール  細野晴臣(g, vo)、鈴木茂(g, cho)、高田漣(mandolin, cho)、伊賀航(b)、伊藤大地(ds, cho)
02. Lazybones  細野(g, vo)、鈴木(g)、高田(banjo)、伊賀(b)、伊藤(ds)
03. Desert Blues  細野(g, vo)、鈴木(g)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)
04. Walker's Blues  細野(g, vo)、鈴木(g)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)
05. Hong Kong Blues  細野(g, vo)、鈴木(g)、高田(banjo)、伊賀(b)、伊藤(ds)
06. ただいま  細野(g, vo)、鈴木(g)、高田(mandolin)、伊賀(b)、伊藤(ds)、星野源(cho)
07. 悲しみのラッキースター  細野(g, vo)、鈴木(g)、高田(mandolin)、伊賀(b)、伊藤(ds)
08. Love Me  細野(g, vo)、鈴木(g)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)
09. Memphis Tennessee  細野(g, vo)、鈴木(g)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)
10. House of Blue Lights  細野(g, vo)、鈴木(g)、高田(pedal steel, cho)、伊賀(b)、伊藤(ds, cho)


ウィンター・セッション 2010/11/09

デイジーワールドの集い@表参道/EATS and MEETS Cay
参加者:細野晴臣、宇宙ヤング、中村まり、ダージリン
(後日追記予定)

<ダージリン> 佐橋佳幸(g)、Dr.kyOn(kbd)、細野(b)、伊藤大地(ds)
04. Tippi-Toes 
05. Cissy Strut
06. Hip Hug-Her

<細野晴臣>
01. Love Me  細野(vo, g)、高田漣(pedal steel)、伊賀航(b)、伊藤(ds)、佐橋(g)、kyOn(kbd)
02. Desert Blues  細野(g, vo)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、佐橋(g, cho)、kyOn(accordion)
03. Twilight Time  細野(g)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、佐橋(g)、kyOn(accordion)


ダージリンの日 2010/10/25

西麻布/新世界(自由劇場跡)で定期開催が予定されているダージリン(佐橋佳幸×Dr.kyOn)のライヴ・イベント『ダージリンの日〜Tea for Three@新世界』の第1回が10月25日夜に催され、スペシャル・シークレット・ゲストとして、細野晴臣が伊藤大地とともに出演した。
ダージリンのオリジナル曲で固められた第一部に対し、第二部2曲目からの細野を迎えたセットは、ミーターズ、 ブッカー・T & ザ・MG'sのカヴァーをフィーチャーしたファンク大会の様相。近頃はファンクなモード、との細野の声を酌んだ選曲だったようだが、プラスティック・オ ノ・バンドに帯同したLA〜アイスランド行きの時差の影響を満面に浮かべる当人は「そんなこと言ったかな」とうそぶき、"SLY & THE FAMILY STONE"のプリントTを着込んでモチベーションを顕示する佐橋を慌てさせる。しかし演奏が始まってしまえば、プレシジョン・ベースを手にした細野は 「体が憶えている」とでも言わんばかりに、用意した譜面をほとんど見ようともしない。同じく原曲を知り尽くしたKyOn・佐橋との共演に、爆発する伊藤大 地のドラムスが加わるセッションは、秘密めいた地下室のような会場を轟音でびりびりと揺さぶった。ヴォーカル曲「Love Me」「Desert Blues」でもベースを手放さず、「Hip Hug-Her」では極めて稀少なベース・ソロも披露した細野。終演後は「間違えた〜」と納得がいかない様子でステージを去ったが、ルーツの一端と正面か ら向き合ったプレイから繰り出されるフレーズと太い一音一音には、ベーシストとしての言わずもがなの存在感が、抑えようもなく表れていた。
公演の模様は読売テレビのカメラが収録を行っていたが、放送予定等の詳細は不明。
また、11月9日開催のデイジーワールドの集いにダージリンの二人が参加し、同じメンバーで演奏を行うことが発表された。
細野の演奏参加曲とパーソネルは下記の通り。

09. Tippi-Toes  佐橋(g)、kyOn(kbd)、細野(b)、伊藤(ds)
10. Cissy Strut  佐橋(g)、kyOn(kbd)、細野(b)、伊藤(ds)
11. Love Me  細野(vo, b)、佐橋(g)、kyOn(kbd)、伊藤(ds)
12. Desert Blues  細野(b, vo)、佐橋(g, cho)、kyOn(accordion)、伊藤(ds)
13. Hip Hug-Her  佐橋(g)、kyOn(kbd)、細野(b)、伊藤(ds)


Where is Harry Hosono ? 2010/09/24

9月24日夜、横浜/サムズ・アップで初日を迎えたジェフ・マルダー&エイモス・ギャレット『Having a Wonderful Time Tour 2010』に、細野晴臣がゲスト出演を果たした。
休憩を挟んで二部構成の長丁場となったこの日の公演で、細野は早くも第一部の5曲目に登場。ジェフの 「Where is Harry Hosono ?」の声にいざなわれてステージに上がると、エイモス→ジェフの順で握手を交わし、後列センターに設えられたシロフォンに着く(サポート・ゲストの高田漣 もここから参加)。ジェフが歌う「Small Town Talk」ではシロフォンの調べを控えめに加えていた細野だったが、続く「Hong Kong Blues」ではエイモスとの贅沢なリレー・ヴォーカルが実現。歌い終えたエイモスが細野に手を伸ばし、再び手を握りあう姿が微笑ましい。このあとおもむ ろに口を開いた細野は「エイモスは、太い、い〜い声。そのあとではありますが、なんか歌ってくれっていうんで...」と「Love Me」をソロで歌い切り、満場の拍手を一身に浴びた。
早々に前売り完売となっていたこの日は、観覧に駆けつけた徳武弘文や佐野史郎ら関係者でさえも普通に立ち見せざるを得ないほどの盛況。出番を終えた細野は、熱心なファンで埋まった会場一角のテーブル席から、両雄が繰り広げる豊潤な音の交歓を最後まで見守っていた。
公演は全編ライヴ・レコーディングされていた模様。
細野の演奏参加曲とパーソネルは下記の通り。

05. Small Town Talk  ジェフ(g, vo)、エイモス(g)、岡嶋文(b)、井山明典(kbd)、辻凡人(ds)、高田(pedal steel)、細野(xylophone)
06. Hong Kong Blues  エイモス(g, vo)、細野(xylophone, vo)、ジェフ(g)、岡嶋(b)、井山(kbd)、辻(ds)、高田(mandolin)
07. Love Me  細野(vo, xylophone)、ジェフ(g)、エイモス(g)、岡嶋(b)、井山(kbd)、辻(ds)、高田(pedal steel)


やっと秋がきました 2010/09/22

9月22日夜、表参道/EATS and MEETS Cayでの定例イベント・デイジーワールドの集いが、細野晴臣、YOSSY LITTLE NOISE WEAVER、ビューティフルハミングバードの参加のもと催された。
ライヴ・セットのトリを務めた細野は独りステージに上がると、ススキの穂を譜面台に挿し、猛暑の東京が見失って いる季節感をさりげなく添える。しばしのワンマン・トークに続き、メンバーを呼び入れて演奏がスタート。風邪が治ったばかりで喉が本調子ではないという細 野は1曲歌い終えるや、昨年7月の鎌倉以来の共演となるイシイモモコ(ex.ハミングキッチン)をヴォーカルに招いてギターに専念したものの、 「Smile」の後半ではイシイとの心地よいデュエットを聴かせた。最後はイシイと入れ替わりに三上敏視、岡田崇が加わり「ドローンをどれだけ飽きずに続 けられるか」を実験するインプロヴィゼーション。各々のポジションで持続音を奏でるメンバーと対照的に、細野はメロディーパイプをブンブン振り回しながら スキップしたり、前日にドン・キホーテで購入したというヴァイヴレータでギター、ドラムス、ウッドベースに触れてまわるなど、奔放な動きを見せる。鈴(り ん)を手渡された観客をも巻き込んでの即興の試みは、やがて定位置に戻った細野の「飽きた。はい、おしまい」の声で終了した。
また細野はこの日、日程が定かでなかったジェフ・マルダー&エイモス・ギャレットのツアーへの出演を「あさって (9月24日)」と明言した他、シークレット・ゲスト扱いながらわかりやすすぎるヒントとともに告知されているダージリン(Dr.Kyon+佐橋佳幸)の ライヴイベント(10月25日@西麻布/新世界)への出演を自ら発表した。
細野グループのセットリストとパーソネルは下記の通り。

01. Desert Blues  細野(g, vo)、高田漣(g)、伊賀航(b)、伊藤大地(ds)
02. Moments Like This  イシイモモコ(vo)、細野(g)、高田(g)、伊賀(b)、伊藤(ds)
03. Smile  イシイ(vo)、細野(g, vo)、高田(mandolin)、伊賀(b)、伊藤(ds)
04. Drone  細野(perc, bow, メロディーパイプ, viberator)、高田(harmonium)、伊賀(contrabass)、伊藤(perc, symbal)、三上敏視(perc, suling)、岡田崇(perc, hurdy gurdy)


残暑の暑気払い 2010/08/31

8月31日夜、表参道/EATS and MEETS Cayで、2ヵ月ぶりのデイジーワールドの集いが開催された。参加者は、細野晴臣、ワールドスタンダード、蓮沼執太、宮内優里。
冒頭、挨拶がてらに司会進行の東榮一と並んでマイクを握った細野は、「きょうはワールドスタンダード特集に近 い」と結成25周年を迎えるトップ・バッターのワールドスタンダードを紹介。デビュー・アルバムに収録の「太陽とダリヤ」、細野のカヴァー「三時の子守 唄」、細野のレパートリーでもあるニノ・ロータ「Le Notti di Cabiria(カビリアの夜)」を含む静謐な演奏に聴き入る一方、「もっとやってよ」などと客席から声をかけてもいた。
続く蓮沼、宮内それぞれのセットのあとには、5月の集い以来となる細野グループのライヴも。1曲め 「Smile」では、借り物のハーディ・ガーディや京都で買い求めたシュルティボックスといった珍しい楽器のドローンに歌をのせる「無理を承知」(細野) の試みにより、遠く異界から届くようなストレンジな響きを生み出した。人前で初めて弾くというハーディ・ガーディを、細野は入手の難しさから構造に至るま で丁寧に解説。残りの3曲はこの解説の「ついで」と細野は謙遜していたが、7月下旬に同じ顔ぶれでソロ・アルバムのためのレコーディングを経験したことが 生きたのか、「練習してない」と繰り返すわりに各メンバーの演奏は充実していた。
なお、そのレコーディングでカヴァー6曲を録り終えたとされる細野のソロ・アルバムは、「カヴァーは全体の3 割」「暑いと創作ができない」などの発言からして完成には至っていない様子。また細野はMCの中で近くツアーのために来日するジェフ・マルダーとエイモ ス・ギャレットに触れ、「マリンバとか、何かやってと言われてる」と共演のプランがあることを明らかにした。
細野グループのセットリストとパーソネルは下記の通り。

01. Smile  細野(hurdy gurdy, vo)、高田漣(harmonium)、伊賀航(contrabass)、伊藤大地(shruti box, cymbal)
02. Lazybones  細野(g, vo)、高田(a.steel g)、伊賀(b)、伊藤(ds)
03. My Bank Account is Gone  細野(g, vo)、高田(a.steel g)、伊賀(b)、伊藤(ds)
04. The Wayward Wind  細野(g, vo)、高田(mandolin)、伊賀(b)、伊藤(ds)


World Happiness 2010 2010/08/08

8月8日、東京/夢の島公園陸上競技場で行われた野外フェス『World Happiness 2010』に、Yellow Magic Orchestraが3年連続のファイナル・アーティストとして出演した。
ステージは全11曲。昨年以上に大幅に往年のナンバーが採り入れられたが、生のバンド・アンサンブルに比重を置 いたその演奏に、過去の単純な再演という感触はやはりない。細野晴臣がベースを弾きながら歌うだけでも珍しい「Lotus Love」は、YMOのライヴとしては貴重な初演。何やらモータウン・サウンドのカヴァーかと見紛うベース・ラインを高橋幸宏のドラムスが追い、ギター・ リフが加わる辺りでようやくその曲とわかる「Day Tripper」のヒネリ。NHK教育『schola〜音楽の学校』での"予告"通りに披露された「Taiso」では、小山田圭吾の超絶ギターにのせた坂 本龍一のかけ声のもと、会場のあちこちでケイレンの運動が巻き起こる。比較的オリジナルのアレンジに近いと思える「Behind The Mask」もまた、細野が奏でるベースは当然のようにシンセサイザーではない(この日細野は、ヴァイオリン・ベースと赤いプレシジョン・ベースを楽曲に よって使い分けていた)。
例えば、余りにもクールなリズム・セクションをバックにしたヴォーカリスト(=クリスタルケイ)が「ガンガン 踊ってね!」と聴衆を煽るような光景を、このバンドのステージで誰が想像し得ただろうか。代表曲「Rydeen」(もはや"79/07"ではない)がスカ パラ・ホーンズを交えた純度100%のプレイヤビリティで構成されていたのもどこか象徴的だ。メンバーがそれぞれの演奏力を改めて持ち寄った1年ぶりのラ イヴは、今や「テクノ」という過去のしばりから果てしなく自由になったバンド・サウンドを、真夏の宵に高らかに響かせた。
公演のダイジェストは9月14日夜、WOWOWにて放送予定。
メンバーとセットリストは下記の通り。

Yellow Magic Orchestra:高橋幸宏(ds, vo)、坂本龍一(kbd, vo)、細野晴臣(b, perc, xylophone, vo)
with 小山田圭吾(g, cho)、高田漣(pedal steel, g, mandolin, cho)、権藤知彦(horns, electronics, cho)
スカパラ・ホーンズ(= **,***):NARGO(tp)、北原雅彦(tb)、GAMO(t.sax)、谷中敦(b.sax)
クリスタルケイ(vo = **)
oranges(dance = *)

01. Lotus Love ※細野:b, vo
02. Day Tripper
03. Ongaku ※細野:perc, vo, xylophone
04. Taiso *
05. 1000 Knives
06. Behind The Mask
07. Tibetan Dance
08. Thank You for Talkin' to Me Africa **
09. Rydeen ***
10. Fire Cracker ※細野:xylophone
E1. Hello, Goodbye ***


ばかの集い 2010/06/28

6月28日夜、表参道/EATS and MEETS Cayで、通算17回めとなるデイジーワールドの集いが催行された。司会進行は東榮一。参加者は、tico moon(ライヴ)、岡田崇(スペード・クーリー出演映画の抜粋と、ジム・フローラの絵本をもとにしたアニメーションを上映)、細野晴臣、星野源(トーク&ライヴ)、山岸聖太(トーク with 星野源)、春風亭昇太(星野源に祝辞)。また、野村卓史、田中馨、伊藤大地、下北沢のおばちゃん(誰?)、浜野謙太が、それぞれ星野源へのコメント映像というかたちで参加した。
前回5月の集いで「細野晴臣グループ」としてのライヴ活動にひと区切りをつけた細野は、トークでのみ登場。フィ ルム上映前の"前説"を岡田崇と行った他、弾き語り演奏を終えた星野源との対話では、ギターワーク、めまぐるしくコードが動く曲調、シンガーとしての声を 改めて称えつつ「ひょっとするとすごく好きかも」と賛辞を寄せた。星野がステージを去ると、鈴木惣一朗を聞き手に細野の近況を探るインタビュー・コーナー がスタート。鈴木の問いを「そんなことよりも」と遮り、共感できる日常性に人々が笑いを求める昨今のお笑いブームにおいて「視聴者は芸人に自分を見ている のであり、芸人は視聴者自身のアバターである」との自説を繰り広げる細野によって話は思わぬ展開を見せたが、7月中にソロ・アルバムを作り上げる予定であ るらしいことは、どうやら明らかになった。


細野晴臣&チャウ・チャウ・キャッツ 2010/05/31

デイジーワールドの集い@表参道/EATS and MEETS Cay
参加者:細野晴臣、uc/mii、たけしこうじ
(後日追記予定)

01. Love Me  細野(g, vo)、コシミハル(kbd)、高田漣(harmonium, pedal steel)、伊賀航(b)、伊藤大地(ds)
02. My Bank Account Is Gone  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木茂(g)
03. Desert Blues  細野(g, vo)、コシ(kbd, cho)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
04. Lazybones  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(banjo)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
05. Close to You  細野(g, vo)、コシ(kbd, cho)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds, whistle)、鈴木(g)
06. Lonesome Road Movie  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(banjo)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
07. House of Blue Lights  細野(g, vo)、コシ(accordion, cho)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds, cho)、鈴木(g)
08. Memphis Tennessee  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
09. Body Snatchers  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)


springfields '10 九州場所 2010/05/22

@海の中道海浜公演デイキャンプ場
(後日追記予定)

<SAKEROCK> 星野源(g)、田中馨(b)、伊藤大地(ds)、浜野謙太(tb)、細野晴臣(snare drum)
07. やおや
08. 老夫婦

<細野晴臣>
01. Love Me  細野(g, vo)、コシミハル(kbd)、高田漣(harmonium, pedal steel)、伊賀航(b)、伊藤(ds)
02. My Bank Account Is Gone  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木茂(g)
03. Desert Blues  細野(g, vo)、コシ(kbd, cho)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
04. Lazybones  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(banjo)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
05. Close to You  細野(g, vo)、コシ(kbd, cho)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds, whistle)、鈴木(g)
06. Lonesome Road Movie  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(banjo)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
07. Cow Cow Boogie  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
08. House of Blue Lights  細野(g, vo)、コシ(accordion, cho)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds, cho)、鈴木(g)
09. Memphis Tennessee  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
10. Body Snatchers  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)


springfields '10 東京場所 2010/05/03

@日比谷野外大音楽堂
(後日追記予定)

<原田知世>
05. ソバカス  原田(vo)、伊藤ゴロー(g)、梅林太郎(kbd)、伊藤彩(vln)、千住宗臣(ds)、細野晴臣(b)
06. ファム・ファタール  原田(vo)、細野(g, vo)、伊藤(g)、梅林(kbd)、伊藤彩(vln)、鈴木正人(b)、千住(ds)

<細野晴臣>
01. Love Me  細野(g, vo)、コシミハル(kbd)、高田漣(harmonium, pedal steel)、伊賀航(b)、伊藤大地(ds)
02. My Bank Account Is Gone  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木茂(g)
03. Desert Blues  細野(g, vo)、コシ(kbd, cho)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
04. Lazybones  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(banjo)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
05. Close to You  細野(g, vo)、コシ(kbd, cho)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds, whistle)、鈴木(g)
06. Lonesome Road Movie  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(banjo)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
07. Cow Cow Boogie  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
08. House of Blue Lights  細野(g, vo)、コシ(accordion, cho)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds, cho)、鈴木(g)
09. Memphis Tennessee  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
10. Body Snatchers  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
E1. 幸せハッピー  細野(g, vo)、コシ(accordion)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木茂(g)、沼澤尚(cho)、森俊之(cho)、野村卓史(cho)、星野源(cho)、鈴木正人 (cho)、大貫妙子(cho)、小倉博和(cho)、辻村豪文(cho)、辻村友晴(cho)、北山ゆう子(cho)、青葉市子(cho)、梅林太郎 (cho)、原田知世(cho)、エマーソン北村(cho)


springfields '10 大阪場所 2010/04/29

@服部緑地野外音楽堂
(後日追記予定)

01. Smile  細野晴臣(g, vo)、コシミハル(accordion)、高田漣(harmonium)、伊賀航(b)、伊藤大地(ds)
02. Love Me  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)
03. I'm A Fool to Care  細野(g, vo)、コシ(accordion, cho)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)
04. My Bank Account Is Gone  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木茂(g)
05. Desert Blues  細野(g, vo)、コシ(kbd, cho)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
06. Lazybones  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(banjo)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
07. Deed I Do  細野(g, vo)、コシ(accordion)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
08. Close to You  細野(g, vo)、コシ(kbd, cho)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds, whistle)、鈴木(g)
09. Lonesome Road Movie  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(banjo)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
10. Cow Cow Boogie  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)
11. Caravan  鈴木(g)、細野(perc)、コシ(accordion)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)
12. Memphis Tennessee  細野(g, vo)、コシ(kbd)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)、鈴木(g)


凪と夜 2010/04/22

4月22日夜、デイジーワールドの集い「凪と夜の巻き」が表参道/EATS and MEETS Cayでとり行われた。参加者は安宅浩司、キセル、細野晴臣。
「散歩に行ってしまった」らしい細野が不在の中、東榮一と岡田崇がCD『Promenade Fantasy』(5月12日発売。4月29日『springfields '10 大阪場所』で先行販売予定)の告知をしつつ宴はスタート。細野は安宅浩司に続くキセルのセットから進行役として登場し、「あとで一緒に1曲」と予告してス テージを辻村兄弟に任せる。
CD『Strange Song Book 2』(2008年)でも採り上げられていた「四面道歌」のカヴァーで
キセルが持 ち時間を終えたあと、セットチェンジを挟んで、細野とキセルのライヴ初共演が実現。「『四面道 歌』を聴いて、こうやって歌えばよかったと思った。悔しいっていうか感動しちゃった」と笑わせてから演奏された「しんしんしん」は、はっぴい えんどトリビュートCD『HAPPY END PARADE』(2002年)におけるキセル・ヴァージョンを踏襲したムードで、効果的なミュージカル・ソウが独特の浮遊感を醸していた。
トリとなる自身のセットで細野は、「リハが進行中」という『Springfields '10』の演奏予定曲から5曲を披露。うち、「My Bank Account is Gone」「Desert Blues」はこの日が初演であった。「Memphis Tennessee」演奏中に「速いな」と口走るなど、いまだ固まっていない部分も残されているように見受けられたが、「このメンバーに(鈴木)茂が入る。茂のギターが 入るとまたぜんぜん違っちゃう」とのことで、29日以降の公演での仕上がりに期待はふくらむ。

<細野晴臣+キセル> 細野晴臣(g, vo)、辻村豪文(g, cho)、辻村友晴(musical saw)
01. しんしんしん

<細野晴臣>
01. I 'm A Fool to Care  細野(vo, g)、コシミハル(accordion, cho)、高田漣(pedal steel)、伊賀航(b)、伊藤大地(ds)
02. Lazybones  細野(g, vo)、コシ(accordion)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)
03. My Bank Account is Gone  細野(g, vo)、コシ(accordion)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)
04. Desert Blues  細野(g, vo)、コシ(accordion, cho)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)
05. Memphis Tennessee  細野(g, vo)、コシ(accordion)、高田(pedal steel)、伊賀(b)、伊藤(ds)


Bacharach Tribute 2010/04/18

ジム・オルークのプロデュースによるバート・バカラック・トリビュート・アルバム『All Kinds of People』のリリースを記念したライヴ『Bacharach Tribute』が東京と大阪で開かれ、4月15日および18日のビルボードライブ東京公演計4ステージに、細野晴臣が出演した。
アルバムのレコーディング・メンバーの多くが賑やかに集う中、細野はまず、カヒミ・カリィが歌う「The Look of Love」のベーシストとして登場。ダーリン・グレイおよび須藤俊明との共用ベースでありながら、ウィスパー・ボイスに寄り添う「静」と、坂田明のサック ス・ソロをフィーチャーして一気にテンポを上げる間奏部分の「動」の、両極の表情を緩急自在に弾き分けた。このあと2曲を挟み、楽器をギターに持ち変えて 再びステージに立った細野は、「Close to You」のヴォーカルを担当。レコーディングと同じ高めのキーで甘く歌い上げ、その声の魅力を衒いなく響かせた。この他、オール・キャストでの演奏となっ たラスト・ナンバー「My Little Red Book」(15日の2公演は、やくしまるえつこだけ不参加)にも細野は顔を見せ、ステージ後方からパーカッションでリズムに彩りを加えていた。
バンマスであるジム・オルークと細野の言葉のやりとりは全公演を通じて数少なかったが、18日1stステージの 「Close to You」演奏前には、細野が「どうしてジムは(キーが高い)この曲を僕に歌わせようと思ったの?サディストなの?」と質問し、ジムが「...好キナンデ ス...」(日本語)と恥じらうような小声で答える微笑ましい場面も。さらに続けてジムは細野の音楽をドイツで友人から初めて聴かされた同じ日に灰野敬二 の音楽も知ったことを告げ、「細野サント灰野サンノコラボレーション、オ願イシマス」(日本語)とリクエストしたりもしていた。
細野の演奏参加曲とパーソネルは下記の通り。

2010/04/15@ビルボードライブ東京

<1st stage>
07. The Look of Love  カヒミ・カリィ(vo)、ジム・オルーク(g)、グレン・コッチェ(ds)、細野晴臣(b)、須藤俊明(perc)、青山陽一(g)、坂田明(sax)、クリヤ・マコト(pf)、石橋英子(kbd)
10. Close to You  細野(vo, g)、ジム(g, cho)、グレン(ds)、ダーリン・グレイ(b)、須藤(perc)、青山(g, cho)、坂田(sax)、クリヤ(pf)、石橋(kbd)、佐々木史郎(tp)、小池光子(cho)
11. My Little Red Book  

青山(g, vo)、ジム(g)、グレン(ds)、ダーリン(perc)、須藤(b)、坂田(sax)、クリヤ(pf)、石橋(kbd)、佐々木(tp)、小池(perc, cho)、カヒミ(perc)、細野(perc)、山本達久(perc)
<2nd stage>
07. The Look of Love  カヒミ(vo)、ジム(g)、グレン(ds)、細野(b)、須藤(perc)、青山(g)、坂田(sax)、クリヤ(pf)、石橋(kbd)
10. Close to You  細野(vo, g)、ジム(g, cho)、グレン(ds)、ダーリン(b)、須藤(perc)、青山(g, cho)、坂田(sax)、クリヤ(pf)、石橋(kbd)、佐々木史郎(tp)、小池光子(cho)
E1. My Little Red Book  
青山(g, vo)、ジム(g)、グレン(ds)、ダーリン(perc)、須藤(b)、坂田(sax)、クリヤ(pf)、石橋(kbd)、佐々木(tp)、小池(perc, cho)、カヒミ(perc)、細野(perc)、山本達久(perc)


2010/04/18@ビルボードライブ東京

<1st & 2nd stage>
07. The Look of Love  カヒミ(vo)、ジム(g)、グレン(ds)、細野(b)、須藤(perc)、青山(g)、坂田(sax)、クリヤ(kbd)、黒田京子(pf)
10. Close to You  細野(vo, g)、ジム(g, cho)、グレン(ds)、ダーリン(b)、須藤(perc)、青山(g, cho)、坂田(sax)、クリヤ(kbd)、黒田(pf)、佐々木(tp)、小池(cho)
E1. My Little Red Book 

青山(g, vo)、ジム(g)、グレン(ds)、ダーリン(perc)、須藤(b)、坂田(sax)、クリヤ(pf)、黒田(kbd)、佐々木(tp)、小池(perc, cho)、カヒミ(perc)、やくしまるえつこ(perc)、細野(perc)

Music & Magnetism 2010/04/17

4月17日夜、六本木/スーパー・デラックスで開催されたイベント『Music & Magnetism』に、細野晴臣がシークレットで参加した。
YOKO ONO PLASTIC ONO BANDを結節点として結ばれたCHIMERA MUSICおよびTHE CORNELIUS GROUPファミリーが一堂に会したセッション・パーティーのようなこの催し。出演した各ユニットのメンバーが相互に参加し合う出入りの激しいライヴ・ セットの中で、細野はthe GOASTTとmi-guの演奏に加わった他、ほぼオール・キャストによる最後の即興セッションにも顔を見せた。基本的にあらきゆうこの向かって左に設え られた簡素なセットでツイン・ドラムの一翼を担った細野だが、ブラシを中心に用いるプレイはあらきのパワーの前ではさすがに分が悪い。直前に言われて急遽 1曲弾くことになったらしいベースは借り物。「知らない曲だから最初は聴いてないと。途中から立つよ」と前半を座ってやり過ごしたその曲(タイトル不詳) は、あらきの英語リーディングとドラムスを核とする爆音インター・プレイの応酬で、細野のベースラインが居場所を見つけられないままに過ぎ去ってしまった という印象だった。
遊び感覚の珍しい"他流試合"としては記憶されるべき一夜だったが、細野ファンの目線からすると、少々もったいない催しだったと言えるかもしれない。
細野の演奏参加曲とパーソネルは下記の通り。

<the GOASTT>
03. Lavender Road  ショーン・レノン(g, vo)、シャーロット・ミュール(vo)、あらきゆうこ(ds)、細野晴臣(ds, perc)
06. The Last Song ショーン(g, vo)、シャーロット(b, vo)、あらき(ds)、清水ひろたか(g)、小山田圭吾(g)、本田ゆか(kbd)、細野(ds, perc)

<mi-gu>
04. (?)  あらき(reading, ds)、清水(g)、ネルス・クライン(g)、細野(b)
05. Spider  あらき(vo, ds)、清水(g)、ネルス(g)、ショーン(b)、小山田(g)、本田(kbd)、細野(ds, perc)

あらき(ds)、清水(g)、ネルス(g)、ショーン(b)、小山田(g)、本田(kbd)、大野由美子(kbd)、嶺川貴子(kbd)、細野(ds, perc)
01. (improvisation)


eyja night fall 2010/04/12

4月12日夜、ツアー中の原田知世が六本木/ビルボードライブ東京で行ったライヴ『eyja night fall』(2回公演)に、細野晴臣がスペシャル・ゲストとして出演した。
細野はステージの終盤近く、バンド・メンバーの紹介を終えた原田に「お待たせしました」と呼び入れられて登場 (1stステージでの第一声は、原田に対して「...かわいい」)。3月26日のデイジーワールドの集いでも共演を披露した「ソバカス」でベースを、続い て原田のリクエストで採り上げられた『はらいそ』収録の「ファム・ファタール」でギターとヴォーカルを担当した。後者は原田とのデュエットながら、細野自 身によるライヴ・テイクとしてはこの日が初演となった。
アンコールの2曲め、スキーター・デイヴィスのカヴァー「The End of The World」にも細野は参加。再びの原田とのデュエットで、ツアー公演とは異なるメニューの特別なライヴを、夢心地のうちに締めくくった。
細野の演奏参加曲とパーソネルは下記の通り。

<1st & 2nd stage>
09. ソバカス  原田(vo)、伊藤ゴロー(g)、梅林太郎(kbd)、伊藤彩(vln)、ミト(g)、千住宗臣(ds)、細野(b)
10. ファム・ファタール  原田(vo)、細野(g, vo)、伊藤(g)、梅林(kbd)、伊藤彩(vln)、ミト(b)、千住(ds)
E2. The End of The World  原田(vo)、細野(g, vo)、伊藤(g)、梅林(kbd)、伊藤彩(vln)、ミト(b)、千住(ds)


Kantera's 10th Anniversary 2010/03/27

3月27日午後、淡島の焼肉店・韓てらで催された同店のオープン10周年記念パーティーに細野晴臣が参加し、参集者で埋まった敷地の一角でシークレット・ライヴを行った。
「今日は何の集まり? 10周年ね。いらっしゃーい」とトボケる細野は、清水ひろたか一人をサポートに付けた弾き語りスタイルでカヴァー曲を思いつくままに披露。しかし演奏中も にぎやかな歓談や乾杯の発声が途切れない酒宴そのものの雰囲気は、さすがに通常のライヴのそれとは異なり、デイジーワールドの集いなどと比べてもさらにゆ るい。「小山田くんとゆうこさんも入ってよ」のひと声で実現した細野+THE CORNELIUS GROUPマイナスワンによる「Hong Kong Blues」さえもが余興的な"添え物"と化す贅沢さ。しかもその一部始終は淡島通りに面した店の柵を隔てて歩道からもまる見え・まる聴こえだったはずで あり、知らずにたまたま通りかかったファンがもしいたら、白昼夢かと我が目を疑ったことだろう。
この日細野は「なんか演ってと言われて、いいよ〜と」参加したという(MCより)。パーティー全体のフィナーレとなるセッションにパーカッションで飛び入りしたのも同じノリだったのか。その自由さたるや、身軽を通り越してもはや過激にすら感じられる。
細野の演奏参加とパーソネルは下記の通り。

<細野晴臣> 細野晴臣(g, vo)、清水ひろたか(g)、あらきゆうこ(perc=*)、小山田圭吾(perc=*)
01. Smile
02. I'm A Fool to Care
03. Travellin' Mood
04. Love Me
05. Hong Kong Blues *

高井康生(g)、高木壮太(organ)、 西岡ヒデロー(tp)、 梅沢茂樹(b)、 後関好宏(sax) 、細野晴臣(perc)、小山田圭吾(perc)
曲目不明


春風 2010/03/25

3月25日夜、デイジーワールドの集い「春風の巻き」が、表参道/EATS and MEETS Cayで開かれた。参加者は、細野晴臣、青葉市子、原田知世。細野のライヴ・セットには、およそ1年ぶりに公の場に登場する鈴木茂がギターで加わった。
前々日までCM撮影のため屋久島にいたという細野は、東榮一とともにオープニングから司会進行役も務めていた が、ツアー・メンバーが豪華に揃った原田知世のセットの最後でステージに招かれ、1曲ベースで参加。4月12日に決定している六本木/ビルボードライブ東 京での共演へ期待感を膨らませた。
休憩を挟んだのち、グッドラックヘイワの二人(野村卓史とはこれが初共演)だけを従えた珍しい顔ぶれで再びス テージに上がった細野はヴァイオリン・ベースを構え、「三人だと警察(ポリス)になっちゃう」と軽く笑わせるや、「呼んじゃったら来てくれた」と早くも鈴 木茂を呼び入れる。ひときわ高まる拍手に会釈で応えながら現れた鈴木は、実にクールに「どうも」とひとこと。ブランクから復帰する仲間をごく当たり前に迎 え、大仰に盛り上げることなく淡々と言葉を交わす細野の佇まいには、それが落ち着いていればいるほど、永い時間をかけて積み重ねられた友情がにじむ。途 中、鈴木が大瀧詠一に電話をかけたというくだりに話が及ぶと、細野はおもむろに「10年くらいたったら(はっぴいえんどの)みんなで演ろうよ」と提案。鈴 木も「いいですね」と答えていた。
「3コードの曲を集めた。ベースを弾きながら歌うのは初めてな曲ばかり」(細野)な選曲は、初演の 「Memphis Tennessee」も含み、最近の細野のレパートリーから見てなかなかにレア。しかしセッションの主役が鈴木のギターであることは歴然としていた。その 音色、ひらめきに溢れたフレーズ、コクのあるスライド・ソロ。一音一音が屈指のギタリストの健在を雄弁に語る。終演後の拍手はいつにも増して長く続き、ス テージを降りた鈴木が、やはりクールに楽屋口に消えてもなお止むことはなかった。
細野の演奏参加曲とパーソネルは下記の通り。

<原田知世> 原田知世(vo)、伊藤ゴロー(g)、梅林太郎(kbd)、伊藤彩(vln)、ミト(TENORI-ON)、千住宗臣(ds)、細野晴臣(b)
03. ソバカス

<細野晴臣> 細野晴臣(b, vo)、鈴木茂(g)、伊藤大地(ds)、野村卓史(kbd)
01. Hi-heel Sneakers
02. Travellin' Mood
03. 東京 Shyness Boy
04. 蝶々-San
05. Memphis Tennessee


タムくん VS ほそのくん 2010/03/12

3月12日夜、漫画家ウィスット・ポンニミット(以下、タムくん)と細野晴臣のコラボレーション・イベント『タムくん VS ほそのくん』が原宿/VACANTで開催された。細野はゲストの内橋和久とともに、休憩後の第二部から出演した。
サイレント・アニメに、作者であるタムくん、細野、内橋が様々に音を加える基本的な形式は、昨年11月の京都国 際漫画ミュージアムでのパフォーマンスと変わらず。ただし演奏もタムくんのセリフまわしも即興性が高い上、コーナータイトル的に配されたアニメ 「Round 1〜3」(タムくんとほそのくんがボクシングで対決する。3にはキャラ化された内橋も登場)は新作であり、単なる再演イベントでないことは言うまでもな い。細野のソロ・ナンバーも京都同様に健在。ここではタムくんのライヴ・ドローイングが細野の楽曲の世界観をのびやかに視覚化し、無二の多幸感を演出す る。
音が絵を彩り、絵が音を彩る。「部屋にいるみたいで緊張しない」(タムくん)「家に人がいっぱい来ちゃったみたい」(細野)という独特のゆるさを湛えた共演は、京都での初演時も話題を呼んだタムくん歌唱の「風の谷のナウシカ」でピースフルにしめくくられた。
細野の演奏参加とパーソネルは下記の通り。

Round 1  タムくん(pf, voice)、内橋(daxophone)、細野(perc*)
三時の子守唄  細野(g, vo)、内橋(g)、タムくん(live drawing)
アーユルヴェーダ  細野(g, vo)、内橋(g)、タムくん(pf, cho)
ロケット  タムくん(pf)、内橋(g)、細野(g)
Round 2  タムくん(pf, voice)、内橋(daxophone)、細野(perc*)
暗闇坂むささび変化  細野(g, vo)、内橋(g)、タムくん(pf)
Ramona    細野(g, vo)、内橋(g)、タムくん(humming, live drawing)
部屋  タムくん(pf, humming)、内橋(daxophone)、細野(g)
Smile  細野(g, vo)、内橋(g)、タムくん(pf, live drawing)
Round 3  タムくん(pf, voice)、内橋(g)、細野(perc*, g)
Hong Kong Blues  細野(g, vo)、内橋(g)、タムくん(pf)
風の谷のナウシカ  タムくん(pf, vo)、細野(g)、内橋(g)

*=ギターを叩いて演奏


熊野を思い、語る 2010/03/06

3月6日夕刻、三重県共催による朝日カルチャーセンターの講座『熊野を思い、語る』が新宿/住友ビル7階の71号教室で催され、宗教人類学者・植島啓司と細野晴臣が、およそ1時間半におよぶ対談を行った。
「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録を記念して細野がプロデュースしたイベント『森羅万唱』(2004年9 月19日)以降、熊野と紀伊山地の魅力をアピールすべく5年にわたって展開されてきた数々の催しの、いわばトリとして発案されたというこの対談企画。同い 年の東京生まれ、少年期の音楽体験も似通っているなど共通点の多いふたりの対話は、熊野とのお互いの関わりを説き明かしながら、出逢いの場であり、それぞ れにとって特別な場でもある彼の地への畏敬を端々ににじませる。中京テレビ制作による植島と細野の共演番組『対談21世紀』(1993年・日本テレビ系で 放送)の冒頭部分や、初公開となる『森羅万唱』での環太平洋モンゴロイド・ユニットのライヴ映像(「stella」後半〜フィナーレの即興演奏)の上映も 挿入され、聴講に訪れた人々はスクリーンを興味深げに見つめていた。
発言の中で、「体調に左右されることもひとつの表現」として、電子音よりも生演奏へと向いている現在のベクトルを改めて示した細野。3月中に、ある撮影のため屋久島へ渡る予定とのことだが、目的の詳細は不明である。


ありがとう 2010/02/27

2月27日夜、表参道/EATS and MEETS Cayで、通算13回めとなるデイジーワールドの集いが、細野晴臣、グッドラックヘイワ、星野源、高橋幸宏の参加により催された。前回1月の集いにおける「僕は出ない」との細野の発言は、まったくの杞憂に終わった。
冒頭から東榮一とともにマイクを握った細野はまず、YOKO ONO PLASTIC ONO BAND公演のため約一週間の日程で訪れたニューヨーク滞在中の様子を、リハーサル・スタジオ、公演会場、ダコタハウス等での写真や貴重なオフショットも 交えたスライドショーにあわせてレポート。星野源(野村卓史kbd、伊賀航b、伊藤大地dsのレコーディング・メンバーを従えたバンド編成で登場)の演奏 前には、『TVブロス』誌で連載中の対談「地平線の相談」よろしくお互いに即興で相談し合い、星野の「さまぁ〜ずのDVDを買うか買わないか」という悩み に購入経験者として「レンタルでいいよ」と即答するなど、笑いを絶やさない話術が随所に冴えわたる。
自らのライヴ・セットでは、「100曲くらいあるけど全部飽きてる」というレパートリーから、その場で歌詞シー ト(コード符?)を探りながら楽曲をチョイス。高田漣や伊藤大地がどれを演るのかと不安気に細野の譜面台を覗き込むさまが実に可笑しい。2曲終えたところ で前回の予告通りに参加が実現したゲスト・高橋幸宏が呼び込まれる。震えるようなヴォーカルにイノセンスが表出する、高橋によるアコースティック・カ ヴァーは3曲。これには高野寛もサポートで加わった。ステージに二人並んだ細野と高橋の爆笑連発MCはまさに漫才さながらで、詰めかけた聴衆は言うまでも なく、ギターを弾きながら歌うという不馴れなシチュエーションに挑んだ高橋にとっても、その息の合ったやりとりはゆるゆると心を解きほぐすひとときになっ たことだろう。
細野の演奏参加曲とパーソネルは下記の通り。

<細野晴臣> 細野(g, vo)、高田(mandolin)、伊賀(b)、伊藤(ds)
01. Lazybones
02. Chattanooga Choo Choo

<高橋幸宏+細野晴臣>
01. 機関車  高橋(g, vo)、細野(g, cho)、高野(g, cho)、高田(mandolin)、伊賀(b)、伊藤(ds)
02. 終りの季節  細野(g, vo)、高橋(g, vo)、高野(g, cho)、高田(mandolin)、伊賀(b)、伊藤(ds)
03. はらいそ  高橋(g, vo)、細野(g, cho)、高野(g, cho)、高田(mandolin)、伊賀(b)、伊藤(ds)


しあわせHAPPY 2010/01/30

2009年12月1日から白金/クーリーズ・クリークで催されてきたアート展『しあわせHAPPY展』が1月30日で最終日を迎え、同日夜のクロージングパーティーで行われたライヴのゲストとして、細野晴臣がシークレット出演を果たした。
虹色のフラリ〜三上敏視〜Peace-K&hanchan〜ウンチャカの順で予定のライヴがひと通り終 了したのち、司会進行役でもあったPeace-Kが「続きまして、スペシャルゲスト...」と言うや否や会場入口のレッドカーテンをくぐっておもむろに姿 を現したのは、まさかの細野。同展開催のきっかけともなった楽曲「幸せハッピー」を亡き忌野清志郎とともに作った本人の登場を、出展アーティストを含む来 場者は驚嘆の拍手と歓声で迎えた。
リハーサルなしのぶっつけで臨んだと思われる細野は「適当にやるわ。河内音頭ふうに」とイントロを弾きはじめる。これにこの日の全出演者が音を重ねた「幸せハッピー」は三層構造の会場全体をひとつにし、クロージングのラストにふさわしい、笑顔、笑顔の大団円を演出した。
本来ならばこれでお開きとなるべきところ、熱烈なアンコールはしかし一向に収まらない。譜面の用意もなく、後方で三上敏視が「ダメダメ」と身振りで制するなか、再びポジションに着いた細野が「歌詞を憶えてないよ」と爪弾きはじめたのは、「Hong Kong Blues」。大サーヴィスのこの1曲を難なく聴かせた"シークレット・ゲスト"は、興奮冷めやらぬ会場の声援に挙手で応えながら、そのままレッドカーテンの向こうへ幻のように消えて行った。
各曲のパーソネルは下記の通り。

01. 幸せハッピー
細野(g, vo)、ヤヨブー(vo)、mocca(vo)、hanchan(vo)、ノダチン(g)、遊太(g)、三上(perc, cho)、Peace-K(perc, cho)、セアイ(perc)、久保雅子(fula)

02. Hong Kong Blues
細野(g, vo)、ノダチン(g)、遊太(g)、三上(perc)、Peace-K(perc)、セアイ(perc)


2010年音はじめ 2010/01/26

1月26日夜、2010年最初のデイジーワールドの集いが、過去最多と思われる来場者を集めて、表参道/EATS and MEETS Cayで開催された。「2010年音はじめの巻き」と題されたこの日の参加者は、細野晴臣、三上敏視(神歌)、加藤てつお(手品 ※名前の字は不明)、THE CORNELIUS GROUP、星野源。
細野グループのセットは宴の終盤、自曲「ばらばら」を一人で弾き語り終えた星野(6〜7月ごろ Daisyworld Discsからソロ・アルバムをリリース予定と発表)がステージに残り、メンバーを一人ずつ呼び込むかたちでスタート。星野のソロ・ライヴでは定番のレ パートリーであり、細野が自ら歌うのは2006年8月『矢野顕子リサイタル』へのゲスト出演時以来となる「冬越え」の共演に続き、星野と入れ替わりにコシ ミハルを加えて、ニノ・ロータ、カルロ・ルスティケリの映画音楽3曲が演奏された。うち「Amori di Alfredo」は、細野・コシ・岡田崇・片岡知子によりMix段階まで制作が進んでいるコンピレーション・カヴァー・アルバム『Promenade Fantasy』(東京ミッドタウン ガレリアBGMセレクションの関連企画。5月ごろリリース予定と発表)でも採り上げられているという。
福島から招いた元教諭の手品師・加藤"先生"を紹介する際、2008年7月『FOR座REST』の打ち上げでそ の技を見て以来「頭から離れなくて、いつか呼ぼうと思っていた」といきさつを説明するなど、司会の東榮一とともに全体の進行役も務めた細野だったが、一方 で、正月対応のアコースティック仕様で作り込まれたTHE CORNELIUS GROUPのパフォーマンスを観て「こうでなくちゃ」と反省したと語り、「来月から僕は出ない。観に来ます」と宣言。最後には観覧に訪れていた高橋幸宏を 「ちょっとおいで」とステージに呼び、次回以降の参加を促しつつ「(イベントを)幸宏に任せるよ。ミュージシャンが集まって好きにやってくれるのが一番。 乗っ取って」と煽るという、和やかなうちにもなかなかに波乱含みの"音はじめ"となった。
細野グループのセットリストとパーソネルは下記の通り。

01. 冬越え  細野(g, vo)、星野(g, vo)、高田漣(mandolin)、伊賀航(b)、伊藤大地(ds)
02. Le Notti di Cabiria / Ma La Vita Continua - Finale  細野(g, cho)、コシ(accordion, cho)、高田(mandolin)、伊賀(b)、伊藤(ds)
03. Sinno Me Moro  細野(g, vo)、コシ(accordion)、高田(mandolin)、伊賀(b)、伊藤(ds)
04. Amori di Alfredo  細野(g)、コシ(accordion)、高田(mandolin)、伊賀(b)、伊藤(ds)


HOTEL H 2010/01/08

1月8日夜、青山/fai aoyamaにおけるテイ・トウワのレギュラー・パーティ『HOTEL H』のvol.4に、細野晴臣がゲスト・セレクターとして出演した。
日付の変わった9日午前1時前、niuがプレイするサンディー「Idol Era」が流れる中、細野はぎっしりと人で埋まったフロア後方の螺旋階段からテイに伴われてこっそり登場。気付いた聴衆の歓声に迎えられてDJブースへと 向かい、続くKOJI1200「ナウロマンティック」でラップトップの前に着く。この日の選曲について細野は、テイの紹介を受けた短いMCで「自分でもよ くわかんない。セレクターだからね。DJじゃなく」とポツリ。「I Love How You Love Me」でのディープでロマンティックな導入から新旧の女性ヴォーカル・ナンバーを続け、Ms.John Soda「Solid Ground」を起点にエレクトロ色の濃度を上げたのち、インストによる「Eleanor Rigby」のカヴァーをブリッジ的に挟んで突如「Cow Cow Boogie」をはじめとするブギウギ・コーナーへワープ、終盤には「Powerhouse」「Dizzy Fingers」らInter FM『Daisy Holiday !』の定番曲を固め、ラストのジュリー・クルーズ「Rockin' Back inside My Heart」で、円環を閉じるようにディープな世界へと立ち戻った。
"選曲の幅で聴かせる"とのパーティ・コンセプトに即したおよそ45分のプレイを終えた細野は、「帰って寝ます」とコメントを残し、バトンを受け継いだAYUSE KOZUEがセレクトした「シャンバラ通信」に送られてフロアをあとにした。


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