>TOP


past news 2008


Return of World Shyness 2008/12/24

恵比寿ガーデンホールで催されていたライヴ・イベント『L'ULTIMO BACIO Anno 08』最終日の12月24日夜、細野晴臣がワールドシャイネスを率いて出演し、クリスマス・イブを心地よく彩るステージを繰り広げた。
ファンにはおなじみの精選されたレパートリーに加えて3曲のクリスマス・ソングが後半に配され、初披露となるジョニー・マーサー&ホーギー・カーマイケル作のカヴァー「Lazybones」、5月の『circle'08 〜東京出張〜』以来の「Le Notti di Cabiria / Ma La Vita Continua - Finale」といった珍しい楽曲も聴かれた他、8月の『DREAM TIME』での高野寛との弾き語りを経てバンド仕様にアレンジされた「三時の子守唄」をこの日のもう一組の出演者であるアン・サリーとの美しいデュエットで聴かせるなど、プレミアム性の高い選曲が魅力的。そこには細野のフェイバリットを通して20世紀音楽の豊穣さを俯瞰するような喜びさえ感じられる。「ステージに出たら目が覚めた」という細野のコンディションは近来稀にみるほど最高に近い印象で、9月の『京都音楽博覧会』以来のインターバルを感じさせないバンドのまとまりある演奏を得て、歌声にはもちろん、遊びのフレーズを随所に織りまぜたギタープレイにも余裕があふれ、1時間を超える全体を通じ、この1年のライヴ活動のフィナーレを飾るにふさわしい素晴らしいパフォーマンスとなった。
細野は「このバンドは9月で解散したはずなんだけど、こうやってダラダラ続けるのもいい。来年もやるつもり」と語り、"歌う細野晴臣"の継続的な活動を願うファンを大いに喜ばせたが、「来年ソロを作りたい」との発言にも大きな期待がかかる。
細野晴臣&ワールドシャイネスのパーソネルとセットリストは下記の通り。

細野晴臣(vo, g)、徳武弘文(g)、伊賀航(b)、浜口茂外也(ds, cho)、コシミハル(accordion, pf, cho / except01)、高田漣(pedal steel, mandolin, cho)
01. Lazybones
02. Pistol Packin' Mama
03. I'm A Fool to Care
04. はらいそ
05. Hong Kong Blues
06. アーユルヴェーダ
07. It Was Sad when That Great Ship Went Down
08. Le Notti di Cabiria / Ma La Vita Continua - Finale
09. Winter Wonderland
10. Jingle Bells
11. Pom Pom 蒸気
12. Sports Men
13. Body Snatchers
E1. 三時の子守唄 with アン・サリー(vo)
E2. White Christmas with アン・サリー(vo)


Daisy Holiday in X'mas! 2008/12/21

12月21日夕刻、丸の内/丸ビル・マルキューブで、Inter FM『Daisy Holiday !』の公開録音を兼ねた無料ライヴ・イベント『Daisy Holiday in X'mas』が行われた。
イベントには、ハーモニカ・ライナーズ、ワールド・スタンダード、ハミング・キッチンが出演。番組同様ホスト役を務めた細野晴臣が、一組ずつアーティストを紹介し、演奏後のトークや岡田崇・星野源(サケロック)との"生コント"を交えながら和やかに進行してゆく。
トリの細野晴臣&フレンズは、ベースに田中馨(サケロック)を迎え、ドラムを岡田崇が担当する珍しい編成で、その演奏は細野の味わい深いヴォーカルがよく似合うスタンダードなクリスマス・ソングを中心におよそ20分。星野源をフィーチャーした「スーダラ節」でコーラスにまわった細野は往年の植木等を思わせる軽妙なダンスで、聴衆のみならず、出番を終えて客席最前列でステージを楽しんでいた出演者や、演奏中のバンド・メンバーの笑いまでも誘い、出演者自身がこのイベントを楽しもうとする姿勢を自ら体現してみせた。
なお、全体で1時間弱だったイベントの模様は30分のダイジェストにまとめられ、同日深夜(翌22日未明)の『Daisy Holiday !』にて、細野自身が解説を加えながら生放送された。
細野晴臣&フレンズのパーソネルとセットリストは下記の通り。

細野晴臣(vo, g)、徳武弘文(g)、コシミハル(accordion / except03)、高田漣(pedal steel, cho)、田中馨(b)、岡田崇(perc)
01. Pom Pom 蒸気 with 星野源(cho)
02. Winter Wonderland
03. スーダラ節 with 星野源(vo, g) ※細野=cho, hand clap, dance
04. Jingle Bells
05. White Christmas with イシイモモコ(vo)、星野源(cho)、most of all casts(hand clap, dance)


pupa7号 2008/11/30

11月30日夕刻より渋谷/C.C.Lemonホールで行われたpupaのライヴ・ツアー『floating 6 pupas』東京公演に、細野晴臣がベーシストとしてゲスト出演した。
ライヴも中盤を過ぎ、ドラムセットに着いた高橋幸宏が「ベース、ハリー細野」と呼び入れると、手にしたコード譜(?)をメガネ姿で落ち着きなく見ながら細野が登場。高橋が自身のラジオ番組Inter FM『Radi-uta Station』で明かしていたように細野は事前のリハーサルに参加せず当日に臨んだ模様だが、とりわけ1曲めの高田漣作「Glass」での演奏は、ベーシスト不在のそれまでのセットとの音圧の違いを歴然と印象づけ、高橋の「ぶっつけ本番」という言葉が冗談に聴こえるほどに充実していた。
細野は続けて、原田知世が歌うバカラック・ナンバー「Are You There?」でも高橋のドラムとのコンビネーションを聴かせ、高橋がギターを手にフロントに立った「Creaks」までの3曲で本編の出番を終了。さらにアンコールのラスト、8月の高知/牧野植物園での演奏も記憶に新しい高野寛作「How?」にも加わった。
細野の参加曲とパーソネルは下記の通り。

pupa:高橋幸宏(dr, g, electronics, vo)、原田知世(vo, cho)、高野寛(g, vo)、高田漣(pedal steel, g, vo)、堀江博久(kbd)、権藤知彦(manipulation, horns)、細野晴臣(b)
12. Glass
13. Are You There?
14. Creaks
E3. How?


プレ芸人デビュー? 2008/11/26

11月26日夜、東京ボーイズ・仲八郎のプロデュースによる演芸ライヴ・シリーズ『ナカハチ・ライブ』の12回めが王子/北とぴあ・さくらホールで開催され、細野晴臣がスペシャルゲストとして出演した。東京ボーイズは、かねてその存在に着目していた細野の指名でティン・パンのコンベンション(2000年)に参加、さらに、DVD化もされたNHKの番組『イエロー・マジック・ショー』(2001年)への出演も果たした、細野とは浅からぬ縁のある歌謡漫談のグループである。
細野はまず、第一部のラストに仲八郎の紹介を受けて登場。設えられたスツールに着くや、「ついにこういう舞台に呼ばれちゃった。僕が前に呼んだんで、これは仕返しじゃないかな」と笑わせる。全4曲のステージは、ギター一本、サポートは三上敏視のアコーディオンとコーラスのみという、稀有なほどにシンプルなスタイル。しかし演芸の祭典『ナカハチ・ライブ』のマナーと言うべきか、そこは細野も普通には演奏しない。三上のアコーディオンを「うるさい」と徐々に遠ざけながらリテイクを繰り返す寸劇のあと、やっと披露された「ろっかばいまいべいびい」は、歌詞の"ダイナ"を"よしこ"に歌い変え、林家三平へのオマージュをさりげなく込めたバージョン。メドレー調に「よしこさん」のカヴァーが付される念の入りようで、曲間のMCでは、おなじみの三平のモノマネも聞かせていた。
『京都音楽博覧会』での歌唱から、はや3ヶ月弱。細野の喉は決して本調子ではないように思われたが、「歌う細野晴臣」の健在ぶりを示す魅力は充分であり、演芸ファンを中心に、これまで細野のライヴを経験したことのないであろう聴衆の多くも大きな拍手で応えていた。
仲入りを挟んだ第二部の冒頭、細野はおもちゃのアコーディオンを手に、昨年亡くなったリーダー・旭五郎の穴を埋めるポジションで東京ボーイズとともに舞台に上がり、彼らのテーマソングに参加。実は細野をリーダー役に据えたネタの台本も用意されていたというが、「やりたかったんですけど、それをやったら音楽をやめてこっちの世界に来なくちゃいけない(笑)」という理由で見送られたらしい。
さらに細野は第二部ラスト、仲八郎、立川志の輔とのトークにも登場。来年結成45周年を迎える東京ボーイズのための楽曲を仲から依頼され、「こういうところで話すと実現するんですよ」と答えていた。また、フィナーレの三本締めで細野が「ヨ〜ッ!」と音頭をとる、世にも珍しい場面もみられた。
細野の演奏曲は下記の通り。

細野晴臣(vo, g)、三上敏視(accordion, cho)
01. ろっかばいまいべいびい(〜よしこさん)
02. Pistol Packin' Mama(Japanese Version)
03. Pom Pom 蒸気
04. 幸せハッピー


猿田彦大神フォーラムの道 2008/11/24

11月24日夕刻、細野晴臣と鎌田東二の共著『神楽感覚』および、鎌田東二著『聖地感覚』の出版記念報告会が、猿田彦大神フォーラム有志の主催のもと、市ヶ谷/アルカディア市ヶ谷で催された。
2冊の著作にひとつの実を結んだ猿田彦大神フォーラムの12年にわたる活動を代表として先導してきた、伊勢/猿田彦神社の宇治土公貞明宮司が今年9月10日に急逝。会費制で行われた今回の集いには、改めて宮司を偲び、宮司に出版を報告するという意味合いが強く込められていた。
フォーラムの黎明期に挙行された『猿田彦大神巡行祭』(1997年9月27日〜10月5日・細野は伊勢から沖縄、九州、出雲を経て伊勢に戻る全行程に同行し、奉納演奏を行った)の記録映像が冒頭に上映されたあと、フォーラム世話人でもある映像作家・龍村仁を進行役に、鎌田と細野のトークへと会は進む。記録映像を観た直後でもあり、巡行祭での体験談が話題の中心になっていったが、特に細野が最も印象的な体験として挙げた沖縄/久高島での奉納演奏をめぐっては、当時その場に居合わせていた人々がハンドマイクをリレーしながら次々に発言。それぞれの視点で語られる証言から、その美しくも特異な情景が浮き彫りになる様はスリリングですらあった。
休憩を挟んで行われた環太平洋モンゴロイド・ユニットの奉納演奏は、即興にはじまり、メンバー紹介と「西馬音内盆踊」を挟んで、再び即興で終わる全3曲・約30分。笛によるドローンを主体とした最後の即興には、下記メンバーに加え鎌田東二(笛, 法螺貝)、岡野弘幹(笛)も参加した。

細野晴臣&環太平洋モンゴロイド・ユニット:
細野晴臣(perc, etc)、雲龍(笛)、鳥居誠(笛)、三上敏視(太鼓, perc)、高遠彩子(vo, perc)、浜口茂外也(perc)、木津茂理(vo, 太鼓, perc)


京都音楽博覧会 2008/09/06

9月6日、くるりのプロデュースにより、京都/梅小路公園で2回めの開催を迎えた『京都音楽博覧会』に、細野晴臣&ワールドシャイネスが出演。グループとしては5月17日の『circle'08』以来となるライヴを披露した。
ワールドシャイネスはこの日の4番手として、予定の14時20分より少し早く登場。ステージに強烈な日射しが照りつける最も暑い時間帯であり、細野は手にした扇子をはたはたと揺らしている。「あちー。60歳以上は退場したほうがいいんじゃないかな」とうそぶき、MCを極力控えながら次々に曲を演奏していくさまは、またも飛び出した「早くやって早く帰ろう」発言の実践にも見えつつ、30分の持ち時間内にできるだけ多くの曲を聴かせようとする意図も込められているように思われた。
セットの後半に歌詞忘れや構成ミスが見られ、「Pom Pom 蒸気」が冒頭から呼吸が合わずにリテイクとなる場面もあったが、それもご愛嬌。穏やかな響きを湛えた歌唱と演奏が会場を包み、厳しい暑さをひととき忘れることのできた聴衆も少なくなかっただろう。
トリを務めた主役・くるりのセットでは、最後にビッグ・サプライズが待っていた。アンコールに応え、マイクスタンドと譜面台が増やされたステージに再び現れた岸田繁が「せっかくのフェスなんで、ずっとやりたかったことをやりたいと思います」と呼び入れたゲストは、なんと細野。ひときわ高まるどよめきと喝采のなか、岸田のリクエストを細野が快諾したという「風をあつめて」が暮れゆく空に響きわたる。細野、土岐麻子、岸田が1コーラスずつ順にヴォーカルをとり、小田和正のサポートで出演していた佐橋佳幸もギターで加わったスペシャルな共演は、7時間にわたるフェスのラストを飾るにふさわしいハイライトとなった。
なお、ステージでは特に言及されなかったが、かねてからの細野の宣言(5月5日付・当news参照)が確かだとすれば、近年切れ目なく続いてきた細野の積極的なライヴ出演は、この公演が終了したことでひとつの区切りを迎える見込み。
ワールドシャイネスおよび、くるりアンコールでのパーソネルとセットリストは下記の通り。

細野晴臣&ワールドシャイネス:細野晴臣(vo, g)、徳武弘文(g)、伊賀航(b)、浜口茂外也(ds, cho)、コシミハル(accordion, pf, cho)、高田漣(steel.g, mandolin, cho)
01. Pistol Packin' Mama
02. I'm A Fool to Care
03. はらいそ
04. Hong Kong Blues
05. アーユルヴェーダ
06. Sports Men
07. Pom Pom 蒸気

くるり:岸田繁(g, vo, cho)、佐藤征史(b)、土岐麻子(vo, cho)、三柴"エディ"理(kbd)、堀"bobo"川(ds)、内橋和久(g)、佐藤良成(fiddle)、佐橋佳幸(g)、細野晴臣(vo, g, cho)
E1. 風をあつめて


DREAM TIME 2008/08/24

8月24日夕刻、高知県立牧野植物園のイベント『夜の植物園』の一環として、細野晴臣が『ドリームタイム』と題するライヴを行った。「ドリームタイム」は、細野が好きなアボリジニの言葉からとられたタイトルだという。
メンバーは、細野(vo, g, guitalele, perc, toys, windwands, powerbook G4 etc.)、浜口茂外也(perc, cho)、雲龍(笛, perc)、鳥居誠(笛, perc)の環太平洋モンゴロイド・ユニット組に、高野寛(g, vo, cho, 三線, perc)を加えた特別編成。会場の植物園展示館/階段広場にひとり現れた雲龍が即興を繰り広げ、そこにメディスンドラムを叩きながら細野が、次いで鈴(りん)を手にした浜口、鳥居、高野が加わってゆく。高野のヴォーカルをフィーチャーした2曲を含めて「夜」「眠り」にちなんだ選曲の意図が感じられたこの日の演奏は、基本的に「歌」を聴かせるためのアンサンブルを大切にしながら、「Birthday Song」「Roochoo Divine」で即興のパートが非常に長くとられていたことが大きな特徴。いわゆる弦楽器はもちろん、ラップトップ、各種の鳴り物、ブリキのおもちゃ、膝にのせて演奏する琴状の楽器(名称不明)など、これまで見られなかったようなマテリアルまでも駆使した細野のパフォーマンスが興味深い。浜口の多彩なリズムがふくよかなエコーを生み、循環呼吸による鳥居のドローンがトランシーな気分を誘う。聴衆にだけではなく、会場を取り巻く豊かな植物たちへ、そこに集う虫たちへ、さらに言えば「場」そのものへと向けられた響き。それは、細野の活動の中でどちらかと言えば二極化傾向にあった「即興演奏」と「電子的音響」が、「歌」を媒介に融合した瞬間でもあった。
MCで「植物や自然が、僕たちの音をどう思っているのか訊いてみたい」と語った細野。その後方で大きな葉を風に揺らす植物は、奏でられる音に満足げに頷いているようにも見えた。
なお、このライヴに先立ち、同植物園本館映像ホールでは細野のインタビュー映像『植物×音楽』の上映会も催された。5月26〜27日、同じ五台山にある竹林寺での『雲龍の会』出演と牧野植物園の下見のために高知を訪れた際に収録されたもの。五台山、ホテルのラウンジ、タクシーの車内、植物園での対話の場面だけでなく、『雲龍の会』の模様や、五台山の石段や植物園内での細野の表情を捉えた貴重なドキュメンタリーとなっており、再上映等の機会が強く望まれる。
『ドリームタイム』のセットリストは下記の通り。
(10月1日追記:9曲めに「Life Tides」を追加。『ミュージック・マガジン』2008年10月号(ミュージック・マガジン)における篠原章さんのレポートを参考にしました。)

01. Improvisation 〜 Birthday Song
02. Stella
03. Honey Moon
04. アーユルヴェーダ
05. Hong Kong Blues
06. How?(feat. 高野寛) ※from pupa『floating pupa』
07. 美しい星(feat. 高野寛) ※from 高野寛『確かな光』
08. Roochoo Gumbo
09. Improvisation 〜 Life Tides 〜 Roochoo Divine
E1. 三時の子守唄(with 高野寛)


WORLD HAPPINESS 2008/08/10

8月10日、東京/夢の島公園陸上競技場で開催された野外フェス『World Happiness Love & Mammy and sometime Daddy』にHASYMOが出演。およそ6時間に及んだ公演のトリを務めた。高橋幸宏、坂本龍一、細野晴臣が3人揃ってのライヴは、国内では2007年7月、京都/東寺における『Live Earth』以来。
Yellow Magic Orchestra名義で行われた6月のロンドン〜スペイン公演からレパートリーを厳選したステージは、全曲で高橋がドラムを叩き、細野がエレキベースを弾くライヴ・バンド仕様。CDリリース直後の新曲を含む冒頭3曲が国内初披露であり、以下、演奏実績のある各曲もリズム隊の存在感が前面に出ることでこれまでとは微妙に表情を変える。特に「Riot in Lagos」での高橋は1980年当時のプレイに通じる勢いを取り戻し、手弾きへのこだわりに貫かれた細野のベースとともに、過去のテイクを凌駕するかのごとき高みへと同曲を導いた。
終始表情を変えず寡黙なベーシストに徹した感もある細野だが、その立ち位置がかえって功を奏したか、繰り出すフレーズのボキャブラリーはいつにも増して豊富。最近自身がよく口にする、「出るたびに違う」ライヴのスリル・生の醍醐味がここでも確かに映し出されていた。Sketch ShowからHASYMOへと至る道程のなかで、3人のコラボレーションはお互いの演奏をより深く楽しむ次元に足を踏み入れたのだとみることもできよう。
公演の模様は映像収録されており、BSフジで放送予定。
メンバーとセットリストは下記の通り。

HASYMO:高橋幸宏(ds, vo)、坂本龍一(kbd, vo)、細野晴臣(b, perc, kbd, vo)、高野寛(g)、高田漣(steel.g, mandolin)、権藤知彦(horns, manipulation)
01. Tibetan Dance
02. Tokyo Town Pages
03. The City of Light
04. Wonderful to Me
05. Supreme Secret
06. War & Peace
07. Riot in Lagos
E1. Rydeen 79/07
E2. Cue


FOR座REST 2008/07/13

7月13日、福島市あづま運動公園内民家園に建つかつての芝居小屋「広瀬座」(国指定重要文化財)で、ライヴ・イベント『FOR座REST 2008』の2日目が催され、細野晴臣が大トリのアーティストとして出演した。
やっ!と右手を挙げ穏やかな表情でステージに現れた細野が、まずアメリカへの演奏旅行を終えたばかりの雲龍を呼び入れ、そのまま雲龍の笛演奏がスタート。細野が様々な鳴り物の響きを加えるなか、木津茂理、浜口茂外也、鳥居誠が、それぞれ鈴(りん)を手に登場して演奏に加わってゆく。即興のうちに終わるかと思われた1曲めの最後、やにわに細野が「Birthday Song」の節を歌い出したのだが、これを手はじめとして、近年にライヴ演奏を重ねてきたレパートリーの一部が、この日は大胆にスタイルを変えて提示された。例えば、東京シャイネス福岡公演以来のご当地ネタを歌詞に織り込んだ「Chattanooga Choo Choo」は、サンバ調のゆったりしたリズムにリアレンジ。「ピストル持った女房にぶっ放される」などの明解にして強烈な訳詞が新たに付された「Pistol Packin' Mama」日本語バージョンも聴衆の爆笑を誘う。また、細野がギターと鳴り物の他、マンドリンやギタレレといった弦楽器を曲によって使い分けたのも近年のライヴにはなかった試み。"ハーフ・モンゴロイド・ユニット"か、はたまた"つるとかめマイナス1"かというメンバーが奏でるプリミティブな音響と相まって細野の生音志向の高さを窺わせ、舞台背景に据えられた大きな松の絵に象徴される会場の「和」の雰囲気とも絶妙に親和するサウンドが描かれていた。
『FOR座REST 2008』の模様は前日7月12日の公演と併せ、地元TV局・テレビユー福島が映像収録を行っていたが、詳細は不明。
セットリストと各曲のパーソネルは下記の通り。

01. Improvisation〜Birthday Song  雲龍:笛/細野:perc, vo/浜口:perc/木津:perc/鳥居:perc
02. 西馬音内盆踊り  木津:vo, 太鼓/細野:mandolin/浜口:suling/鳥居:suling
03. アーユルヴェーダ  細野:vo, g/浜口:perc/木津:太鼓/鳥居:perc
04. げんげんばらばら  木津:vo, 太鼓/細野:vo, perc/浜口:vo, perc/鳥居:perc
05. Chattanooga Choo Choo  細野:vo, g/浜口:perc/木津:太鼓/鳥居:perc
06. Pistol Packin' Mama (Japanese Version)  細野:vo, guitalele/木津:三味線, cho/浜口:perc/鳥居:suling
07. Hong Kong Blues  細野:vo, g/浜口:perc/木津:三味線/鳥居:suling
08. 幸せハッピー  細野:vo, guitalele/木津:三味線, cho/浜口:perc/鳥居:suling
09. (雲龍:笛独奏)
E1. ろっかばいまいべいびい  細野:vo, g


雲龍の会 2008/05/26

5月26日夕刻より、笛奏者・雲龍の演奏とトークを柱にしたイベント『雲龍の会』の第1回が高知/五台山竹林寺の客殿で催され、トークゲストとして細野晴臣が出演した。
冒頭約20分の独奏を終えて一旦退場した雲龍が対話用に設えられた座につき、細野を招き入れてトークコーナーがスタート。22年前になるという出会いから現在に至る二人の交流、音・響きに対するそれぞれの思いが、雲龍の演奏を随所に挟みながら語られてゆく。笛を吹きはじめる前は絵本作家を志し、描いた絵を細野に見せたりしていた経験なども明かした雲龍。盟友であった故・福澤もろと共通する印象を雲龍に感じ、「精神的なふれあいが必要かもしれない。音楽以前に人として知り合っておくべき」と思ったという細野。ゆるやかな対話は、心の深い部分で響き合っている二人の関係性を映し出すかのように穏やかで、時に会場を笑いで満たすユーモアに溢れていた。
演奏する「場」そのものとともに、空気の流れや生命の気配を感じながら立ち現れてくる雲龍の笛の響きは、竹林寺の緑豊かな庭園を背景に奏でられることで、また格別の趣きに。花の香りを求めて蝶が舞い、梢では鳥たちがさえずる。不思議なほど規則的に鳴くフクロウや、気まぐれに合いの手を入れてくるウシガエルと繰り広げられる共演に、細野は用意していた鳴り物は「いらない」と判断。音を立てることなく、ただ目を閉じて深く聴き入っていた。
なお1時間以上に及んだトークの終盤で細野は、この8月に再び五台山を訪れ、雲龍も加えた環太平洋モンゴロイド・ユニットとして、高知県立牧野植物園で演奏を行うことを発表した。


circle'08 〜東京出張〜 2008/05/17

5月17日夕刻より行われたライヴ・イベント『circle'08 〜東京出張〜』に、細野晴臣&ワールドシャイネスが出演した。
Double Famous、SAKEROCKに続き3組めに登場した細野は、「(他の出演者は)みんな元気だけど、ここは耳をそばだてて聴くところ」「立ってる人は座ったら?ここは休憩だから」と、盛り下がり好きの面目躍如たるMCを挟みながら約30分で8曲を演奏。レパートリーには4月のビルボードライブ東京公演での演奏曲から7曲が選ばれ、ラスト8曲めにはライヴ初披露となる「Ma La Vita Continua - Finale」(1957年製作のフェデリコ・フェリーニ監督の映画『カビリアの夜』より。ニーノ・ロータ作曲)が配された。徳武弘文がエンディングのフレーズをピタリと決めた「Body Snatchers」。コシミハルのアコーディオンが冴え渡った「Pistol Packin' Mama」。充実した演奏に支えられた細野の歌唱は若い聴衆をも魅了するに充分な滋味を湛えていたが、ワールドシャイネスについて細野は「解散後、1回めのライヴ」と語るに留まり、今後のバンド活動に関する特段の新情報がもたらされることはなかった。
公演は終始、映像収録が行われており、オンエア等が期待できる。
ワールドシャイネスのメンバー及びセットリストは下記の通り。
(5月30日追記:調査中だった8曲めが、有力な情報提供により判明しました。)

細野晴臣(vo, g)、徳武弘文(g)、コシミハル(accordion, kbd, cho)、浜口茂外也(ds, perc, cho)、伊賀航(wood.b)、高田漣(steel.g, mandolin, cho)

01. Hong Kong Blues
02. アーユルヴェーダ
03. はらいそ
04. I'm A Fool to Care
05. It Was Sad when That Great Ship Went Down
06. Body Snatchers
07. Pistol Packin' Mama
08. Le Notti di Cabiria / Ma La Vita Continua - Finale


ライヴはもういいや 2008/05/05

5月5日未明放送のInter FM『Daisy Holiday !』で細野晴臣は、2005年秋の『HMF2005』以降、東京シャイネス〜Harry Hosono Quintet〜Harry Hosono & His Western Boogie Band〜ワールドシャイネスと発展的に続いてきた自身のヴォーカルを中心とする一連のライヴ活動を、「おしまい」にすると発言した。新作を制作するスタジオワークに比重を置いていくものとみられ、構想として、4月のビルボードライブ東京公演で披露した歌モノの新曲「アーユルヴェーダ」(映画『グーグーだって猫である』サウンドトラック)のような路線を描いているという。
なお年内のライヴ・スケジュールは、未だ正式にアナウンスされていないものも含め、少なくとも9月までは組まれている模様。


シーナ&ロケッツ30周年 2008/05/01

5月1日夜、シーナ&ロケッツのデビュー30周年とアルバム『JAPANIK』の発売を記念したライヴ『S&R HAPPY 30th ANNIVERSARY SPECIAL』が恵比寿/ガーデンホールで催され、バンドに縁の深いゲストのひとりとして、細野晴臣が出演した。
細野は高橋幸宏に続く二人目のゲストとして、早くもステージの前半に登場。ハットにサングラス、ジーンズのウエスタンスタイルでギターを携え、自らのレパートリーである「Pistol Packin' Mama」と、シーナ&ロケッツによるカヴァー(『Tribute to Haruomi Hosono 2』および『JAPANIK』に収録)も記憶に新しい「Pom Pom 蒸気」の2曲を、バンド(シーナ:cho/鮎川誠:g, vo, cho/川嶋一秀:ds/渡邊信之:b)とともに演奏した。ワールドシャイネスにおける徳武弘文とは味わいの異なる鮎川のギターソロが新鮮。ヴォーカルは主に細野が務めたが、その歌声は前週のビルボードライブ公演でのぞかせたヴォーカルへの消極性を打ち消すかのように、表情豊かで活力にあふれるものだった。
かつてのメンバーであるベーシスト・浅田孟、奈良敏博から、エネルギッシュなパフォーマンスで強烈な存在感を放つ内田裕也まで、バンドの30年を語る上で欠くことのできない顔ぶれがにぎやかに集まったこの日、鮎川誠は細野を呼び込む際に「『真空パック』のプロデューサー」と紹介。『JAPANIK』をメインに据えたセットリストのなかで『真空パック』収録曲は「Batman Theme」「Radio Junk」(高橋幸宏:ds, vo)「You May Dream」(高橋幸宏:ds)「You Really Got Me」「Lazy Crazy Blues」と5曲を数え、29年前に制作されたこのアルバムが、シーナ&ロケッツの歴史にとって大いなるエポックであり、不滅の代表作であることを改めて印象づけた。


ワールドシャイネス解散? 2008/04/23

4月22、23日の両日、六本木/ビルボードライブ東京に細野晴臣&ワールドシャイネスが出演、一日2ステージずつ計4ステージのライヴを行った。初日と二日目とでは、曲順、構成に加え、細野自身のコンディションも大きく異なっており、「(ステージに)出るたびに違う」との自らの言葉を、まさに体現してみせるかのような公演になった。
「名古屋のおばさん」に扮した清水宏のオープニングMCではじまった22日の2公演。清水がハイテンションな芸風で聴衆をあおる中、MCの途中で配置についた徳武弘文、浜口茂外也、伊賀航、高田漣が奏でる「Mr.Sandman」にのせて細野とコシミハルがステップを踏みながら登場する演出は、2006年のフジロックでのHarry Hosono Quintetを思わせる。しかしこの日の細野の「怪演」はMCの内容からして尋常ではなかった。個々のレパートリーの演奏前後に楽曲にまつわるエピソードなどを語るのだが、これがタイタニックから奇跡的に生還した祖父の話のほかはほとんど家族や親類をネタにしたジョーク一色。国籍も人種も地理も飛び越えて悪夢のように奔放にひろがる細野ワールドには、毒をはらんだ過激ささえ漂う。
レパートリーには、「Moments Like This」(この日の2ndステージでのみ披露)、「It Was Sad when That Great Ship Went Down」(『Archives Vol.1』に細野によるカヴァーを収録)、「アーユルヴェーダ」(映画『グーグーだって猫である』のための新曲。これを"乙女心"の発露とみるのは早計か)、アンコールの「はらいそ」が、新たに加わった。細野は盛んに声の出を気にするなど、体調面が万全でなかった影響が2ステージともに感じられたが、2ndステージの終盤、「Pom Pom 蒸気」〜「Body Snatchers」は、歌唱・演奏とも突如目覚めたかのように圧巻のグルーヴを放ち、ひときわ大きな喝采を浴びていた。
23日の2公演は、ジャージ姿で登場の清水宏が客席を盛り上げるだけ盛り上げ、細野以下メンバー全員を一斉に呼び込むかたちでスタート。アッパーな「Pom Pom 蒸気」を導入に据えて曲順を大幅に入れ換えた構成は、スローなナンバーから入った前日の感触を踏まえて再考されたものだろう。1st、2ndとも同じセットリストで固められたこの日のステージは、細野も前日の「怪演」を笑って振り返る余裕があり、「きょうは声が出る」と語るなど、全般にコンディションは快調。ただ、時間の都合もあって、前日のレパートリーから「Morgan Boogie」「Sports Men」の2曲が惜しくも削られた。
わずか2日間でのライヴアクトの激変は、細野自身の変化をより凝縮したかたちでリアルに映し出していた。「出るたびに違う」ということは「観るたびに違う」ということである。そこには「いつ観ても同じ」の完成されたライヴとは対極の、サウンドが生まれ、磨かれてゆく場に立ち会うような楽しさがある。聴衆の多くがその歓びを知っているであろうことは、好不調に関わらず、歌い演奏する細野を応援し、ミスも含めてその時間を楽しみ、惜しみない拍手と笑顔を送る姿に如実に表れている。しかし22日のステージで思うように歌えなかった経験は細野にシリアスなダメージを与えてもいたようで、23日のMCでは「音楽をやめようと思った」と吐露。「いくら徳武くんのギターがすばらしくても、歌がだめでは」とカントリー・ミュージックからの撤退を示唆し、「決まっている予定を消化したら」ワールドシャイネスを解散するとの「重大発表」も飛び出した。「解散して、歌わなくてもいいバンドをすぐに作ろう」という意図があっての発言だったようだが、2005年の狭山以後続いてきた歌うことへのモチベーションが、細野のなかで急速に勢いを失っているかもしれないことは、それが杞憂に終わることを願いつつも付記しておかなければならない。
両日のメンバーとセットリストは下記の通り。

細野晴臣(vo, g, perc)、徳武弘文(g)、コシミハル(accordion, piano, cho)、浜口茂外也(ds, cho)、伊賀航(wood.b)、高田漣(steel.g, mandolin, cho)

04/22 1st stage
00. Mr.Sandman
01. I'm A Fool to Care
02. I'm Leaving It All up to You
03. It Was Sad when That Great Ship Went Down
04. アーユルヴェーダ
05. Chattanooga Choo Choo
06. Hong Kong Blues
07. Caravan
08. Pistol Packin' Mama
09. Morgan Boogie
10. Pom Pom 蒸気
11. Body Snatchers
12. Sports Men
E1. はらいそ

04/22 2nd stage
00. Mr.Sandman
01. Moments Like This
02. I'm Leaving It All up to You
03. It Was Sad when That Great Ship Went Down
04. アーユルヴェーダ
05. Chattanooga Choo Choo
06. Hong Kong Blues
07. Caravan
08. Pistol Packin' Mama
09. Morgan Boogie
10. Pom Pom 蒸気
11. Body Snatchers
12. Sports Men
E1. はらいそ

04/23 1st&2nd stage
01. Pom Pom 蒸気
02. Hong Kong Blues
03. アーユルヴェーダ
04. Chattanooga Choo Choo
05. I'm A Fool to Care
06. It Was Sad when That Great Ship Went Down
07. Caravan
08. Pistol Packin' Mama
09. I'm Leaving It All up to You
10. Body Snatchers
11. Mr.Sandman
E1. はらいそ


もうひとり欲しい 2008/03/31

細野晴臣は3月31日未明放送のInter FM『Daisy Holiday !』で、高橋幸宏の何らかの企みに「誘われている」ことを明かした。日程は8月某日、コシミハルが新国立劇場で予定しているパフォーマンスと「同じような日」だという。細野からはさらに「もうひとり欲しいですね」との意味深な発言も。


芸術選奨文部科学大臣賞 受賞 2008/02/29

2月29日、文化庁が2007年度の芸術選奨文部科学大臣賞の受賞者を発表。大衆芸能部門の受賞者として、細野晴臣が選ばれた。受賞の対象となったのは「CD『Flying Saucer 1947』などの成果」とのこと。賞の贈呈式は3月10日、ホテルニューオータニ東京で行われる予定。


カラフルロスタイムショーDeluxe 2008/02/14

2月14日夜、春風亭昇太プロデュース下北沢演芸祭の一環として下北沢/本多劇場で催された『寒空はだかカラフルロスタイムショーDeluxe』に、細野晴臣がゲスト出演した。
第一部の演芸コーナー(寒空はだかの漫談、清水宏のハイテンションなつなぎ、立川志の輔の落語)を経た休憩のあと、第二部が音楽コーナー。この日のハコバン・今野英明と東京ランデブーをバックに寒空はだかが歌い上げる「カヤバコーヒーのうた」で幕を開けたプログラムは、トリロー・ソングにオリジナルも交えた東京ランデブーのコーナー、歌姫・高遠彩子をフィーチャーしたMICABOXのコーナーとつづく。「風をあつめて」のラスト、曲が終わっても超絶ハイトーンボイスによる歌唱を止めない高遠にツッコミを入れる役回りで、ピコピコハンマーを手にした細野が登場。そのまま細野のコーナーとなった。グランドフィナーレの2曲を含む全6曲、「いいバンド。入りたい」と細野が激賞する東京ランデブーとの共演は全く違和感がなく、客席の手拍子も鳴りやまないにぎやかな演奏が中心だったが、MICABOXがライヴで採りあげていることから高遠とのデュエットが実現した1曲め「Honey Moon」は、細野自身がステージで歌うことは極めて稀少。この曲はサポートも三上敏視によるパーカッションのみと最小限にとどまり、ショー全体の中でも特異な穏やかさを湛えたシーンになっていた。
また細野は、第一部で寒空はだか、春風亭昇太と、"細野を迎えに行ったはずの昇太の姿が見当たらない"という設定で「寸劇」も披露。寒空に「芸人を目指してるんでしょ」と言われ、「去年であきらめた。(芸人を)見てると大変そうだから」などと答えていた。
細野の演奏参加曲は下記の通り。

01. Honey Moon
02. Pistol Packin' Mama
03. 蝶々-San
04. Pom Pom 蒸気
E1. 幸せハッピー
E2. 僕は特急の機関士で

細野晴臣(vo, g)、三上敏視(perc)、高遠彩子(vo, cho)
except 01:今野英明(ukulele, vo, cho)、スパン子(accordion, vo, cho)、安宅浩司(g)、久保勉(washboard)、熊坂義人(wood.b)、こしいしわたる(banjo)、山上一美(sax, flute)
E1& E2:寒空はだか(vo, cho)、立川志の輔(cho)、春風亭昇太(vo, cho, ukulele)、オガサワラリュウヘイ(ukulele, cho)、清水宏(dance, voice)
E1:高田文夫(voice)


Daisyworld is Waiting for The Sunrise 2008/01/07

細野晴臣は1月7日未明放送のInter FM『Daisy Holiday !』で、2008年に活動が再開されるレーベル"Daisyworld Discs"に触れ、今後のプランを語った。
第1弾として4月に、細野のレア・トラックスにリミックスなどを施した音源集と、その名も『Daisy Holiday !』なる、トークありコントあり、現行のラジオ番組の拡大版のようなCDの同時リリースを目論んでいるという。
また、Daisyworldのパッケージで都内のライヴハウスにレギュラー出演するとの注目すべき計画も発表。さらに3月、Billboard LIVEにてワールドシャイネスのライヴを行うことも明らかにした。


HASYMO ver.2008 2008/01/07

細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏が、2007年内にスタジオ・セッションを行っていた模様。ドラム、ベース、ピアノが使用されたといい、それぞれのプレイヤビリティが発揮されたセッションだったことが想像されるが、具体的な目的等の詳細はわかっていない。細野と高橋がゲスト出演した1月7日未明放送の坂本の番組、J-WAVE『Radio Sakamoto』での3人のトークより。


情報をお寄せください
edited by no-id associates, 2001-2009