>TOP


past news 2005


架空ジャケットから生まれるコンピ 2005/12/31

レコード店・sonota(渋谷)が発行するフリーペーパー『sonota by sonota』第1号の表紙とインタビュー(インタビュアーはsonotaのスタッフでもある岡田崇)に細野が登場している。岡田は会話の中で、開店当時inter fm『Daisy Holiday』に出演した際に明かした「架空のジャケット・アートを制作し、その音楽も実際に作ってコンピCDにする」というsonotaで計画中のプロジェクトを再度提示。細野もこれを受け、「是非参加したい」と改めて表明した。
『sonota by sonota』はsonotaの店舗および通販などで配布中とのこと。


東京シャイネス 2005/12/27

12月27日夜、九段下/九段会館で細野晴臣&東京シャイネス『東京シャイネス』東京公演が開催された。オープニング・アクトのKAMA AINAに続き、演奏前から熱のこもった拍手と歓声に迎えられてステージに登場したメンバーは、細野(vo, g)、鈴木惣一朗(mandolin, cho)、浜口茂外也(ds, perc)、高野寛(g, cho)、高田漣(pedal steel)、伊賀航(b)、三上敏感(accordion, g, cho)。9月4日の『HYDE PARK MUSIC FESTIVAL 2005』でのセットを基本にしながら、細野のヴォーカルを中心に据えたレパートリーをさらに加え、自虐的なユーモア漂うMCを交えつつ披露した。TV放送とDVD化を前提に映像収録が行われたが、緊張のためか細野はたびたび歌い間違え、演奏中に思わず「この歌は歌えない」とこぼしてしまった「風をあつめて」をアンコールで再演する一幕も。観客がどのようなミスも笑って受け入れ、楽しんでいた一方、細野自身は不本意そうな様子を窺わせ、リハーサルを重ねた「結果」を本番として提示するコンサート形式に思うところもあったのだろう、「本当に見せたいのはリハーサル。こんど抽選で招待します。その方が音楽の楽しさが伝わると思う」という思いがけないアイディアまで飛び出した。実際にこの日のメンバー紹介を兼ねた「hi-heel sneakers」は、細野のその場の指示でアレンジが組み上げられていくセッションとなり、「公開リハーサル」の一端が垣間見られたことも付け加えておきたい。
ステージは全体で約1時間半。アンコール中の1曲では、鳥居誠(笛)、高遠彩子(vo)、木津茂理(vo, perc)、木津かおり(vo, perc)が飛び入りで参加した。
『東京シャイネス』は京都公演が2006年1月28日に予定されている。
セットリストは以下のとおり。

01. ろっかばいまいべいびい
02. 風をあつめて
03. 暗闇坂むささび変化
04. 僕は一寸
05. lotus love
06. 恋は桃色
07. pom pom 蒸気
08. hi-heel sneakers ※兼メンバー紹介。
09. chattanooga choo choo ※歌詞の一部を改変した、言わば「師走」篇。
10. 夏なんです
11. 終りの季節
12. はらいそ
E1. 風をあつめて
E2. 幸せハッピー  ※ゲスト:鳥居誠(笛)、高遠彩子(vo)、木津茂理(vo, perc)、木津かおり(vo, perc)
E3. stella


Gaia Corruption 2005/12/26

12月26日未明放送のinter fm『Daisy Holiday』は、コシミハル、岡田崇、東榮一を交えてのクリスマス夜話。番組の後半で、2005年の世界を細野自身のエディットとモノローグで総括するサウンド・コラージュ「Gaia Corruption '05」がオンエアされた。'corruption'は「堕落」や「腐敗」を意味し、世界の現状に対する細野のシリアスな問題意識を窺わせる。


End of Time 2005/12/20

12月20日夜、六本木/森美術館で開催中の杉本博司展の特別公演として、Sketch Showと雲龍のスペシャル・ライヴが行われた。特設の能舞台中央に細野(lap-top, percussion, 鈴)と高橋幸宏(electric percussion, percussion, 鈴)、二人からかなり離れた左手に雲龍(笛)がそれぞれ陣取り、予定の21時を少し回ったところで開演。ハードディスクが奏でるサウンドをベースに、細野と高橋がパーカッションや鳴り物、雲龍は笛で生音の響きを加えるというスタイルで、雲龍の独奏(細野と高橋は鈴などでサポート)も挟みながらのパフォーマンスは約45分、全編インストゥルメンタルの演奏曲は9曲に及んだ。うち3曲は今回が初演と思われる(高橋の新作の可能性も捨て切れない)。セットリストは以下のとおり。(2006年1月6日曲名追記)

01. life tides(※素材としてのみ使用の感)
02. ryugu(※10月15日夜、伊勢/猿田彦神社で奉納された詩劇のBGMの一部。冒頭に雲龍の笛をフィーチャー)
03. yellow moon
04. 静寂(feat. 雲龍)
05. quarter dream
06. blue moon
07. moon light
08. 龍の光(feat. 雲龍)
09. roochoo divine


HIS再生か 2005/12/18

12月18日夜、銀座/博品館劇場で行われた『Sing with TORIRO 三木鶏郎と異才たち』のステージで、細野が坂本冬美に「2月に大阪城ホールでセーラー服を着るでしょ?ぜひやりましょう」と一言。忌野清志郎の参加こそ名言されなかったものの、HIS再生と言うべき具体的プランが初めて明かされた。これを「言っちゃっていいんですか?」と受けた坂本冬美が「私は花巻温泉のコンサートのあとです」と補足したことから、2月25日以後の開催と推測されるが、イベントの形態や内容の詳細は不明。


Sing with TORIRO 3 2005/12/18

12月18日夜、銀座/博品館劇場で開催の『Sing with TORIRO 三木鶏郎と異才たち』が最終公演を迎えた。前日までと同様に「僕は特急の機関士で」を歌い終えた細野は、この夜だけ出演の坂本冬美を「昔のバンド仲間って言っていいのかな」と呼び込み、MCでしばし談笑。さらに、またもびん底メガネに付けヒゲ姿で「明るいナショナル」に加わった。アンコールでは、ステージ上のアレクサンダー・トリタイム・バンドの演奏とともに、客席中央左の入口から細野を含む出演者全員がシュッポシュッポと列をなして登場。改めて「僕は特急の機関士で」を歌い、三木鶏郎作品の魅力とみずみずしい生命力を再発見させた三日間のイベントを締めくくった。なお、映像のカメラクルーがこの夜のステージを撮影していたが、放送予定等の詳細は不明。


Sing with TORIRO 2 2005/12/17

12月17日夜、銀座/博品館劇場で開催された『Sing with TORIRO 三木鶏郎と異才たち』夜の部に細野が予定通り出演。前日と同メンバーによる「僕は特急の機関士で」に加え、前日には参加しなかった最後の演奏曲「明るいナショナル」にびん底メガネをかけてヨロヨロと登場し、さらに客席の笑いを誘っていた。「明るいナショナル」には、鈴木慶一(こちらもメガネ姿)、高野寛、首里フジコ、畠山美由紀もヴォーカルで加わり、出演者全員でのパフォーマンスとなった。(12月19日追記)


Sing with TORIRO 2005/12/16

12月16日夜、銀座/博品館劇場で、音楽家・三木鶏郎のトリビュート・ライヴ『Sing with TORIRO 三木鶏郎と異才たち』が開幕。スペシャル・ゲストとして登場した細野は「出るより観てるほうが楽しいね」とコメントし、鈴木惣一朗率いるアレクサンダー・トリタイム・バンドの演奏をバックに「僕は特急の機関士で」を朗々と歌い踊った。パーソネルは、細野(vo)、ハナレグミ(vo)、今野英明(vo)、湯川潮音(vo)、奈歩(vo)、小池光子(vo)、鈴木惣一朗(ds)、熊坂義人(wood.b)、桜井芳樹(g)、藤原マヒト(pf)、山本哲也(celesta)、K-Ta(marimba)、ヤマカミヒトミ(sax)、権藤知彦(trombone)、平山佳子(三味線)、末永千湖(violin)、中島久美(viola)。(12月19日追記)


musical support for the city of New Orleans 2005/12/11

ハリケーン「カトリーナ」により被災したニューオリンズの音楽文化復興支援を目的とするレコーディング・プロジェクト"Bound for Glory"が発足、11月30日に行われたスタジオ・ライヴ・レコーディングに、アン・サリー、畠山美由紀らとともに細野が参加した。レコーディングされたのは「Just A Closer Walk With Thee」「Do You Know What It Means To Miss New Orleans?」の2曲で、細野は後者でヴォーカルとベースを担当している。12月21日からiTunes Music Storeで配信が予定されており、売り上げは全額復興支援のために寄付されるという。CD化は今のところ未定。
また、NHK-BS1の番組『BS週刊シティー情報』(18:10〜18:50)が12月17日の放送でこのプロジェクトを特集、レコーディングの模様なども放送される予定になっている。


雲龍CD完成記念パーティ 2005/11/20

11月20日夜、神宮前/ワタリウム美術館で雲龍のCDブック『遮那 水のながれ光の如く』の完成記念パーティが催され、世話人の一人に名を連ねた細野も出席した。開宴直後、雲龍が一曲奏でたあとにマイクを渡された細野は、「鼓の音を水滴の音のようにしてくれと言われてめまいがした」など、3年9か月に及んだレコーディングのエピソードを交えたスピーチで場を和ませ、宴の最後に用意された演奏のコーナーでは、ワタリウムの空間を満たす雲龍の笛に寄り添うように数種類の鈴の音を響かせた。会場には、環太平洋モンゴロイド・ユニットのメンバーでもある浜口茂外也(乾杯の発声も担当)、三上敏視、皆川厚一や、昨年9月に熊野でも共演している木津茂理(演奏の締めとなる独唱を披露)らが集い、雲龍のCD完成を祝福した。


12月27日 2005/10/17

会場設定が難航していた細野のライヴが12月27日に開催予定であることが、10月17日未明放送のinter fm『Daisy Holiday』で明らかになった。『HYDE PARK MUSIC FESTIVAL』出演時と同じメンバーによるセットとなることは周知のとおりだが、この日の放送で細野は、10月15日夜に伊勢/猿田彦神社で奉納された詩・歌舞作品『龍宮からサルタヒコへ』の音楽について、「気に入っているので自分でもやりたい」とし、レパートリーに加える意向を示した。
会場等の詳細は後日発表される。


慈しみの雨 2005/10/16

10月15〜16日に行われた伊勢/猿田彦神社の『おひらきまつり』で、環太平洋モンゴロイド・ユニットが恒例の奉納演奏を行った。激しい雨の中でのパフォーマンスとなった、細野(g, perc, vo)、雲龍(笛)、三上敏視(accordion, g, didgeridoo, vo)、浜口茂外也(perc)、鳥居誠(perc)、皆川厚一(perc)、高遠彩子(vo)による15日の「野焼きまつり」。細野はネイティブ・アメリカンの「降ってほしくない雨なんかない」という言葉を引用し、「このところルイジアナのような気候変動もあるが、それに比べれば、このくらいの雨は慈しみの雨に思える」と語って、約30分のステージを務め上げた。
また、火入れ式に続いて奉納された高良勉・高嶺久枝夫妻による琉球の詩・歌舞作品『龍宮からサルタヒコへ』では、テーマ曲ほかBGMとして使用された数曲を細野が作曲。「mabui dance」のモチーフの再構成をはじめ、『パラダイス・ビュー』のエコーが漂うような細野流の舞踊音楽を、雨の御神田に響かせた。
一転して晴天に恵まれた16日には、前日のメンバーに岡野弘幹を加え、雲龍の笛に全員が鳴り物を添える奉納演奏が拝殿で行われた。
15日のセットリストは以下のとおり。(10月20日曲名追記)

01. うずしお(feat.雲龍)
02. 神歌(feat.MICABOX)
03. 風をあつめて(vo:高遠彩子)
04. 幸せハッピー(vo:高遠彩子, 細野晴臣)


年内の仕事 2005/10/06

詳細は不明だが、細野は現在、NHKで放送されるアニメーション番組の音楽を制作している模様。また、いよいよ制作に着手するものとみられるソロ作のリリース時期について、レコード会社から「来年の節分に」と言われたことを明かした上で、「それは無理だろう」と一蹴した。いずれも10月6日夜の『メゾン・ド・ヒミコ』トークショーでの発言より。


『メゾン・ド・ヒミコ』トークショー 2005/10/06

10月6日夜、映画『メゾン・ド・ヒミコ』最終回上映後に渋谷シネマライズで行われたトークショーに、細野が出演した。同席が予定されていた犬童一心監督が欠席し、久保田修、小川真司両プロデューサーが進行役を務めたトークはおよそ20分余り。細野の起用に至った経緯や、セリフの隙間を縫うような細野の音付けは監督に与えられたヒントを参考にしている、といったウラ話が語られた。両プロデューサーは、職業的な映画音楽作家ではない細野の起用により、製作陣にストーリーへの新しい解釈や視点がいくつも与えられたとして、その音楽の影響力を賞賛。細野は「そこまで影響を与えるつもりはなかった。映画にとって音楽は大きな影響があるということを反省している」と驚きを見せながらも、「なかなか(映画音楽の)仕事が来ないですね。次の作品、お願いします」と、プロデューサーへのアピールも忘れなかった。


冬になる前に 2005/10/06

10月6日午後、TBSラジオの番組『ストリーム』の1コーナー「サウンドパティスリー」に細野が生出演。9月4日に行われた『HYDE PARK MUSIC FESTIVAL 2005』当日の様子や、映画『メゾン・ド・ヒミコ』の音楽制作の舞台裏などを語った。パーソナリティの松本ともこに今後の予定を訊かれた細野は、予定されているライヴについて「冬になる前に何回かやります」と発言。会場等詳細は未定ながら、「ラフな感じで」11月中にも行いたいとの意向を示した。


Harry Singing 2005/09/12

細野は『HYDE PARK MUSIC FESTIVAL』出演時と同じメンバーで秋以降にもライヴを予定しているという。日程、会場等の詳細は明らかになっていない。9月12日未明放送のinter fm『Daisy Holiday』でのコシミハルとの対話より。


環太平洋の音楽世界 2005/09/11

9月11日午後、東上野/徳雲会館で、東京自由大学の公開講座『環太平洋の音楽世界』が開かれた。講師は細野と、ガムラン演奏家で環太平洋モンゴロイド・ユニットのメンバーでもある皆川厚一。鎌田東二の進行による二部構成の第一部では、細野と皆川の馴れ初めから、皆川の専門分野であるバリ島の音楽とのそれぞれの出逢い、現在に至るまでの環太平洋モンゴロイド・ユニットの変遷などが語られる一方、「9.11」への祈りという意味も込めて、皆川がガムラン、細野が本来は仏具である鳴り物、鎌田が笛を担当して即興演奏が行われた。休憩を挟んだ第二部では、細野、皆川ともに演奏用の民族衣装に着替えて登場し、皆川のガムラン独奏で1曲、皆川のガムランに細野が鳴り物で加わって1曲(リズムの取りにくさから、細野は演奏中に「難しい」と呟いた)を披露。その後は皆川の指導のもと聴講者全員が声を出す即席の「ケチャ教室」となり、細野がケチャのガイドとなるリズムを鳴り物でキープし続けたことから、聴講者にとっては細野との思わぬ「共演」が実現した形になった。


HYDE PARK MUSIC FESTIVAL 2005 2005/09/04

9月4日夜、『HYDE PARK MUSIC FESTIVAL 2005』2日目に細野が出演、大トリを務めた。同日午後から激しく降り出した雨は、夜になって細野のステージが始まる頃にはほとんど止み、会場全体に安堵感が漂う中で開演を迎えた。この日のメンバーは、細野(g, vo)、鈴木惣一朗(flat mandolin, cho)、伊賀航(b)、浜口茂外也(ds, perc)、高田漣(pedal steel, g)、三上敏視(accordion, g, cho)の他、3曲目からの飛び入りで高野寛(cho)、さらに、ラスト2曲では特別に小坂忠(vo, cho)が加わった。「30年の時間を見て欲しい」とうっすらと髭を生やした細野は、近年ライヴで採り上げる機会のなかった過去のレパートリーを惜し気もなく披露する一方で、意表をつく坂本冬美「幸せハッピー」のセルフ・カヴァーや「stella」といったごく最近の楽曲を印象的に配置。ギターを手に歌唱を楽しむように歌い上げるパフォーマンス・スタイルに、聴衆も一様に満足げな表情を見せていた。なお細野はMCで、「ろっかばいまいべいびい」を西岡恭蔵に、「僕は一寸」を高田渡に、「pom pom 蒸気」をハリケーン被害のさなかにあるルイジアナにそれぞれ捧げるとコメントした。『HYDE PARK MUSIC FESTIVAL 2005』の模様は12月にCSフジテレビ721で放送される予定。
細野のセットリストは以下のとおり。

01. ろっかばいまいべいびい
02. 僕は一寸
03. pom pom 蒸気
04. 夏なんです
05. 終りの季節
06. 恋は桃色
07. 幸せハッピー
08. ありがとう
09. stella


Live at the Apple Store 2005/08/26

8月26日夜、Apple Store, Ginza3階で、Sketch Show、小山田圭吾、テイトウワによる無料ジョイント・ライヴが行われた。開演予定の19時から10分ほど遅れて登場したメンバーは、細野(lap-top, percussion, accordion, bass)、高橋幸宏(electronic percussion, lap-top)、テイトウワ(turn table, lap-top)、小山田圭吾(lap-top, electronics, VJ)、権藤知彦(lap-top)。従来のレパートリーをおなじみのアレンジでなぞるのでなく、電子音の出し入れがほとんど即興で応酬される中、細野はおもちゃのアコーディオンや鳴り物、エレキベースといった手弾きのフレーズで、約30分の演奏に彩りを添えた。Sketch Showとしての活動は2004年12月18日、恵比寿ガーデンホールでのライヴ以来となるが、細野の昨今のソロ宣言に続き、高橋幸宏もソロ制作を開始すると発表。この日のような即興的なパフォーマンスにそれぞれが快楽と活路を見出しつつも、「バンド」としての活動はしばらく凍結される可能性もある。なお、詳細は不明ながら、カメラクルーを含む取材が入っていた模様。
今回のセットは即興が主体のため曲名の特定が困難だが、ベースになっているトラックは以下のとおり。(12月13日曲名追記)

01. life tides
02. quarter dream
03. orbit aurora(※1957年、Electrosoniks『Electronic Music』収録。演奏前に細野が「テイくん、オーロラやろう」と発言した。)
04. walking to the beat
05. porus


HMF2005続報 2005/08/22

三上敏視をゲストに迎えた8月22日未明放送のinter fm『Daisy Holiday』で、9月4日『HYDE PARK MUSIC FESTIVAL 2005』の細野のステージへの参加メンバーについて、より詳細なアナウンスがあった。細野(a.g, vo)、鈴木惣一朗(mandolin)、高田蓮(steel.g)、浜口茂外也(perc)、三上敏視(accordion)にウッドベースが加わり、未確定ながら高遠彩子や、ステージ終盤で小坂忠が参加する可能性も明らかに。リハーサルはこれから行われる模様だが、World Standardと環太平洋モンゴロイド・ユニットの混成とも言うべき今回の編成が『HOSONO HOUSE』の楽曲をどう料理するのかが注目される。


バスガール&運転手 2005/08/15

8月15日夜放送のNHK-FM夏の特別番組『ダブルDJショー』で、細野と忌野清志郎がパーソナリティを担当。先月リリースされた「Oh, My Love 〜ラジオから愛のうた〜」に関連して電話ゲストで坂本冬美も登場し、ゲストの佐野史郎を交えた会話の中から、今後のHISの展開に関わる様々な方向性が次第に形を成してきた。コスチュームには「セーラー服と学生服」に代わって「バスガールと運転手」という秀逸な案が出され、「東京のバスガール」「月影のナポリ」など、昭和歌謡の名曲をカヴァーするといった具体的なアイディアも。一方で細野は、ライヴを含めたHISでの活動に意欲を見せながらも、「HISの前にやりたいことがある」としてソロ作の制作を改めて宣言。「歌いたい。清志郎にも詞を書いてもらって」と語った。


Second Lobby 2005/08/14

8月13日夜、西麻布/BULLET'Sで行われたパーティ『Second Lobby』に、細野が東榮一を伴って出演、ラジオ番組『Daisy Holiday』さながらにDJショーを披露した。ラジオでの放送同様、Harry Breuer「minute merengue」とともに日付けが変わった14日のほぼ1時30分からスタートするという心憎い演出に始まり、曲の合間にトークを挟む構成はまるで公開録音のよう。選曲は'90年代のアンビエント期の作品を中心に、Cold Cutのためのリミックス「rubaiyat」、「heliotherapy」「biogenic frequency」「ether vibes」「bush」の他、リリース前の『メゾン・ド・ヒミコ』サウンドトラック音源、さらに、レーザーアクティブ用ソフトに提供した未CD化曲「melon brains」、安珠の写真展『恋文の森』のために作られカセットのみで限定販売された「life tides」や、沖縄以外では初公開となる、オペレッタ『万国津梁』(2002)への提供曲「roochoo divine」といったレア・トラックも含むスペシャルなラインナップ。ラストはジェームズ・ラヴロック博士のコメントをフィーチャーしたおなじみのサウンド・コラージュで約40分のショーを締めくくった。二人はなおもアンコールに応えようという動きを見せたが、音声の回線が切られてしまっていたため、残念ながら実現しなかった。


HMF2005サポートメンバー 2005/08/12

9月4日『HYDEPARK MUSIC FESTIVAL 2005』での細野のステージに、鈴木惣一朗、高田蓮、浜口茂外也が参加する。細野がSPACE SHOWER TV.COMでのインタビューで明らかにしたもので、「あと2、3人手伝ってもらうかも」とも。


from The Album 2005/08/01

8月1日未明放送のinter fm『Daisy Holiday』で細野は、9月4日に出演が予定されている『HYDEPARK MUSIC FESTIVAL 2005』について、「まだ練習をしていない」としながら、「『HOSONO HOUSE』からいくつかやる予定」と発言した。
『HYDEPARK MUSIC FESTIVAL 2005』オフィシャルサイトには、6月1日に下北沢/ラ・カーニャで行われた記者発表での細野の発言の要旨がアップされている。


メゾン・ド・ヒミコ広告 2005/07/30

8月27日の渋谷/シネマライズを皮切りに公開が決定した映画『メゾン・ド・ヒミコ』の広告展開がスタート。7月30日付の一部全国紙夕刊に掲載された新聞広告には、監督の犬童一心、脚本の渡辺あや、出演のオダギリジョー、柴咲コウ、田中泯とともに、音楽担当の細野からのコメントが寄せられている。なお同広告によると、2枚組サウンドトラックCD(8月24日リリース)とは別に"スペシャルダンス・バージョン"と銘打たれた3曲入りアナログ盤(うち2曲は「また逢う日まで」と「星降る街角」。細野の関与は今のところ不明)が8月末にリリース予定である他、キャスト・スタッフの詳細なインタビューを含むオフィシャル・ブックが8月31日発売予定となっている。


覗き窓 2005/07/16

7月16日夜、天王洲アイル/アートスフィアでコシミハル ミュージックホール"覗き窓"が上演され、細野も観覧に訪れた。コシとバレリーナ、ダンサーによる身体表現が視覚に訴えるパフォーマンスの中で奏でられるのは、コシのオリジナル曲の他、フランスの近代音楽やシャンソン。細野の関連曲からは「おませな情事」が、レコーディングとはアレンジを変えて採り上げられた。


公開レコーディング 2005/06/22

6月22日、都内のスタジオで坂本冬美「Oh, My Love〜ラジオから愛のうた」のメディア向け公開レコーディングが行われ、細野と忌野清志郎も参加した。3人揃ってメディアの取材を受けるのはHIS以来14年ぶり。一部スポーツ紙の報道によると、細野は「今回はライブをやりたい」と語ったという。なお、この公開レコーディングの様子は23日朝のフジテレビ系『めざましテレビ』で紹介されたことが確認できており、引き続き各局のワイドショー等でも放送の可能性がある。


Tenshin Night 2005/06/07

6月7日夜、『岡倉天心 日本文化と世界戦略』出版記念イベントとして神宮前/ワタリウム美術館で催された『Tenshin Night』の第二部に、細野と雲龍が出演。約30分ほど生演奏を行った。第一部終了後、美術館2階のメイン会場に残った参加者が歓談を続ける中、雲龍の笛に細野が鈴や多彩なパーカッションで色を添える形で厳かに演奏を開始。演奏は上階に位置する天心ゆかりの六角堂を再現したスペースに座して行われたため、プロジェクターによる映像の他はメイン会場から二人の姿が見えず、歓談を楽しむ人々にとっては非常に贅沢なBGMとなった。演奏の内容は即興が主体と思われるが、主催者側からは「この日のために用意された曲」と説明があり、細野は、演目なのだろうか、紙に書かれた筆文字に時折目をやりながら楽器を操っていた。


烏龍茶×iPod mini 2005/05/17

サントリー烏龍茶のiPod miniプレゼントキャンペーンが5月17日からスタート。キャンペーン告知CM「夢のイカダ」篇では、引き続き細野がナレーションを担当している。なお、BGM「rydeen」は上海出身の歌手・aminが歌うヴォーカルバージョン(8月末ごろ発売のaminのアルバムに収録予定)になっている。


細野×忌野×坂本 続報 2005/05/09

細野の作曲と忌野清志郎の作詞により、坂本冬美名義で7月27日に発売されるNHK放送80周年記念曲「Oh, My Love 〜ラジオから愛のうた」のCDに、新たに制作される新曲が収録されることが、一部スポーツ紙の報道で明らかになった。記事は明確に「HIS復活」という論調になっており、忌野が三人でのアルバム制作や全国ツアーを提案していると報じるなど、今後のさらなる展開を匂わせている。


オルガノラウンジを訪ねて 2005/04/16

4月16日夜、アップルストア銀座で催されたオルガノラウンジのライヴ+デモンストレーション・イベント『showimagino Vol.6』を細野が観覧。細野は以前にもオルガノラウンジのライヴを観ており、かねてからそのパフォーマンスを賞賛していたという。


高田渡、死去 2005/04/16

フォーク・シンガーの高田渡が、4月16日未明、公演先の北海道/釧路の病院で亡くなった。56歳。細野は'70年代初頭に高田と知り合って以来、いくつかの作品をサポート。はっぴいえんど時代に『ごあいさつ』(1971)『系図』(1972)でバッキングを行った他、1976年リリースの『Fishin' on Sunday』では共同プロデュースを担当し、Van Dyke Parksらが参加したアメリカでのレコーディングにも同行した。


『コーヒー&シガレッツ』に寄す 2005/03/29

Jim Jarmusch監督の映画『コーヒー&シガレッツ』(4月2日〜シネセゾン渋谷を皮切りに全国順次公開)に寄せた細野のコメントが、同作の新聞広告等に掲載されている。


4年目の『Daisy Holiday!』 2005/03/26

毎週月曜日未明(日曜日深夜)放送のinter fm『Daisy Holiday!』が、4年目に突入する4月最初の放送から放送開始時間を変更することが番組のホームページで明らかになった。現行より30分遅れて、月曜日午前1時30分(日曜日25時30分)からの放送となる。


ごめんなさい 2005/03/18

細野と高橋幸宏、坂本龍一の連名によるメッセージ Home Pageがオープンした。 YMO関連商品、特に『L-R Trax』に対する意思表示と思われるが、発売を目前に控えた時期だけに、反響が注目される。


音韻調 2005/03/15

サントリーのウーロン茶『音韻調』のTV-CMのナレーションを、細野が担当している。BGMは、二胡の演奏をフィーチャーした「rydeen」。放送中の「音韻の調べ」篇は、15秒と30秒の二つが存在する。(3月16日追記・修正)


コーヒー&シガレッツ 2005/03/07

細野は、4月2日より全国順次ロードショーが予定されているJim Jarmusch監督の映画『コーヒー&シガレッツ』の宣伝コメントを依頼され、快諾した模様。映画自体はまだ見ていないという細野だが、3月7日未明放送のinter fm『Daisy Holiday』で、「タイトルが気に入った」と愛煙家らしく語った。


Martin Denny、逝く 2005/03/04

エキゾチック・ミュージックのオリジネイターであり、YMOがカヴァーした「Fire Cracker」の作者としても知られるMartin Dennyが、3月2日夜(ハワイ現地時間)亡くなった。享年94。Dennyのエキゾチック・サウンドが細野に影響を与えたことは余りにも有名。二人は1990年夏、Dennyの来日時に雑誌スタジオ・ボイスの企画で対談を行い、対面を果たしている。


calling from Chicago 2005/02/28

シカゴのエレクトロニカ系レーベル・HEFTY RECORDSから、細野にリミックスのオファーが来ているという。2月28日未明放送のinter fm『Daisy Holiday』でのトークより。


細野×忌野×坂本 2005/02/21

細野は現在、忌野清志郎、坂本冬美というかつてのHISのメンバーとコラボレーションを進めている模様。2月21日未明放送のinter fm『Daisy Holiday』で、細野が「HISではないが」と前置きした上で「坂本冬美を巻き込んで清志郎と曲を考えている」と明かした。リリースの予定など詳細は不明。


Hit Song Makers 2005/02/18

2月18日夜、BSフジで放送された音楽番組『Hit Song Makers 〜栄光のJ-POP伝説』で村井邦彦がフィーチャーされ、トワ・エ・モア、山本潤子、ムッシュかまやつ、山上路夫といった関係者とともに、細野がコメント出演した。音楽家としてのスタートからアルファ・レコードの設立・YMOの誕生に至る村井の足跡を辿る番組の中で、細野は荒井由実のデビューやYMOに関連して、村井との思い出を語った。


キセルに寄す 2005/02/17

3月2日に新曲「タワー」との2枚組みでリリースされるキセルのベスト盤『タワー』は、各界のクリエイターによる選曲が話題となっているが、このほど内容の詳細が発表になり、選曲者10人に名を連ねている細野は、2002年のアルバム『近未来』から「ベガ」をセレクトしたことが判明した。キセルのオフィシャル・サイトの特設ページでは、選曲にあたっての細野のコメントを読むことができる。


『メゾン・ド・ヒミコ』CD化 2005/02/14

細野が1月中に制作作業を終えた模様の映画『メゾン・ド・ヒミコ』サウンド・トラックがCD化され、ワーナーミュージック・ジャパンから発売予定であることが明らかになった。発売日は未定ながら、すでに配布中の同映画の宣伝チラシに記載がある。コンピレーション等を除き、細野がトータルに手がけた映画音楽が単独のアルバムとしてリリースされるのは、1987年の『源氏物語』以来18年ぶりとなる。


ギター1本で 2005/02/04

2月4日朝放送のNHK総合『生活ほっとモーニング』で「懐かしい?新鮮?70年代音楽リバイバル」なる特集が組まれ、細野がVTR出演した。特集の内容は主に'70年代の歌謡曲ヒットを振り返るもの。細野からは、現在の音楽におけるテクノロジーの面白さが到達点を迎えたことを踏まえた上で「'70年代や'60年代を体現したい、ギター1本でやりたいという気持ちが自然と沸いている」との発言があった。


絶対作ります 2005/01/03

1月3日未明放送のinter fm『Daisy Holiday』で、期待されているソロ作の制作について細野が言及した。制作の監視役を買って出た鈴木惣一朗から「インスト禁止令」が出ているが、細野自身も「歌を朗々と歌い上げたい」と考えているといい、「絶対作ります」との宣言も出た。番組で同席していたコシミハルが作詞での協力を申し出る一幕も。


ビンゴ 2005/01/02

1月2日夜、NHK-FMの特別番組『小山田圭吾の中目黒ラジオ』で、Sketch Show「turn turn」のライヴ音源が放送された。12月18日夜、恵比寿ガーデンホールでの演奏で、小山田はギターで参加している。


情報をお寄せください
edited by no-id associates, 2001-2005