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past news 2002


明治神宮のフラダンス 2002/12/28

サンディーが主宰しているSandii's Hula Studioの生徒によるフラダンスの発表会が、12月28日午後、明治神宮内の参集殿で行われ、細野が観覧に訪れた模様。Sandii's Hula Studioを訪問した際に、発表会を見に行く約束をしていたらしい。


クリスマス・プレゼント 2002/12/24

下記newsで触れた更新に伴い、『Daisy World Wide Web』に、細野からのクリスマス・プレゼントとしてseason's greetingなる短いムービー・ファイルがアップされている。新曲「Chrono Mechanika」とおぼしきトラックがリバースしながらエンドレス再生される、クリスマスらしい小品。ダウンロード可能。


Student 2002/12/24

12月24日、Daisyworld Discsの公式サイト『Daisy World Wide Web』の細野のコラムquiet voiceが更新された。Sketch Showでの精力的な活動と無縁ではない'90年代以降の「音響の現在」を、自らのメモを元に辿る構成。「僕たちは先生になってはいけない。生徒でいよう」という言葉は、音楽に対する細野の一貫したスタンスを象徴しているようで興味深い。
同コラムには細野が制作したアートワークが付されているが、それによるとSketch Showの2月26日リリースのマキシシングルのタイトルは『Tronika』で、コーネリアスによるリミックスを2曲収録している模様。「ekot」など、曲名らしきワードも4つ見えるが、現時点では未確認である。なお、コラムの中で細野は、Sketch Show名義であと2枚アルバムを作り、アルバムだけで表現しきれない変化のプロセスを提示するために、マキシシングルのようなリリース形態を活発化させたいとの方針を示すとともに、ミニ・ライヴへの意欲も改めて明言している。


Sketch Show + Snakeman Show 2002/12/18

12月18日、SHIBUYA BOXXで開催された『Chocolate in The Box』に、細野と高橋幸宏が揃って出演。写真家の鋤田正義をホスト役に、編集者・佐々木一成の進行で二部構成のトークを繰り広げた。第一部は、主にYMO時代に撮影された未公開ショットを含む鋤田の作品を見ながら、撮影時のエピソードなどの話題を中心に展開。第二部では、12月8日の『Wild Sketch Show』で鋤田が撮影した映像や写真の紹介の後、ゲストの桑原茂一と小林克也が登場。話はSnakeman ShowとYMOの関わりだけでなく、80年代以降の文化状況と各々のスタンスをめぐって多方面に及んだ。終盤には、「Sketch ShowとSnakeman Showの共演はないのか」というファンの質問を受け、細野が桑原に「それはこの後話そう」と一言。桑原が「ぜひ」とこれに応える一幕も。なお、このトークショーの模様は東京MXテレビで放送予定だが、日時等は不明。(12月19日修正)


小さなクラブで抜き打ちで 2002/12/15

12月15日未明のinter fm『Daisy Holiday』は、細野と東榮一のトークで『Wild Sletch Show』を振り返る構成。細野は今回のライヴで掴んだ音楽的な手応えを踏まえ、「次は小さいクラブのようなところで抜き打ちでやってみたい」と発言した。また、9日の公演で徳武弘文に冗談っぽくオファーした新バンド結成について、「いつかやりたい」と改めて意欲を覗かせた。ライヴを終えたSketch Showは、2003年2月リリースのマキシシングルの仕上げ作業を続ける予定。


新曲ストリーミング 2002/12/12

ソニーのデジタルビデオカメラDSR-PD150の製品レポートサイトで、同機種を使った高橋幸宏の映像作品とインタビューが公開中。約1分半のストリーミング映像のBGMには、『Wild Sketch Show』でも披露された新曲「Ekot」の歌入れ前と思われるトラックが使用されており、恐らくどこよりも早い先行試聴が可能。この映像により、『Wild Sketch Show』オープニング映像も同機種で撮影されたらしいこともわかる。(12月14日修正)


セットリスト 2002/12/09

『Wild Sketch Show』が、12月9日のSHIBUYA-AX公演をもって終了した。セットリストは以下の通り。(12月14日修正)

00 cosmic Surfin'〜solid state survivor〜taiso
01 reform
02 ekot
03 do you want to marry me
04 supreme secret
05 night talker
06 no title
07 theme from a summer place
08 wilson
09 gradated grey
10 wonderful to me
11 chrono mechanika
12 turn turn
13 microtalk
14 flying george
15 return
16 zoet roope
17 pure jam
E1 cue
E2 la femme chinoise
E3 はらいそ(8,9日のみ)


二度目のアンコール 2002/12/08

12月8日に開催された『Wild Sketch Show』三回目の公演で、5日の大阪公演まではなかったアンコール曲が追加された。予定のアンコールを終えて一旦退場したメンバーが再びステージに現れ、ほとんど練習していないという追加曲を披露。3日の初日に続いてゲスト出演した坂本龍一も演奏に加わった。この日の公演の模様は、2003年1月22日にNHK BSハイビジョンで放送予定。


めざましテレビ 2002/12/04

12月4日朝放送のフジテレビ系『めざましテレビ』で、3日の『Wild Sketch Show』の映像が紹介された。坂本龍一が演奏に加わった場面と、終演後に並んで肩を組む細野、坂本、幸宏の姿など。


Wild Sketch Show、開幕 2002/12/03

Sketch Showの単独ライヴ『Wild Sketch Show』が、12月3日、SHIBUYA-AX公演で幕を開けた。小山田圭吾、徳武弘文らサポートメンバーを迎えたバンドスタイルでの演奏を中心に、『Audio Sponge』収録曲、2003年春先にリリース予定の新曲、さらにYMOのレパートリーからあんな曲やこんな曲(曲名は全公演終了後に明かします)までを、2時間以上にわたって披露。そのほとんどで、細野はベースを、高橋幸宏はドラムを担当し、ライヴバンドに変貌をとげたSketch Showを手堅いリズムで支えた。3日の公演では、噂通りスペシャルゲストの坂本龍一が4曲の演奏に参加、8日の東京公演への出演も確実視されている。『Wild Sketch Show』は、5日の大阪公演を経て、8、9日に再度東京で開催。物販では2万字インタビュー掲載の公式パンフレット『GYM』、細野自ら絵柄をデザインしたTシャツなどが用意されている。


コメンテーター 2002/12/03

12月10日発売予定の写真集『Les enfants de l'hiver 〜冬の子どもたち〜』(撮影:Mika Posa)に細野がコメントを寄せている。
コメントと言えば、10月23日にリリースされたキセルのアルバム『近未来』にも細野が寄せたコメントがある。


Best Choice of Paul McCartney 2002/11/15

Paul McCartneyの来日を記念してオープンしたFM802のスペシャルサイトで、細野がPaulの楽曲のベスト5を選曲している。1位は、2001年を迎えるにあたり細野が制作した「Millenium Mix」でも大きくフィーチャーされていた「Hello, Goodbye」で、以下、「For No One」「Wonderful Christmastime」「Here, There and Everywhere」「Mother Nature's Son」の順。選んだ5曲は「今だに聞きたくなる名曲」とのこと。ちなみに高橋幸宏が選んだ第1位は、「Fool on The Hill」と「Penny Lane」の2曲。


ヴォーカルグループ 2002/11/10

11月10日未明のinter fm『Daisy Holiday』に高橋幸宏がゲスト出演。進行中のSketch Showのレコーディングは、「3曲くらい形が見えていて、2曲はほとんどできちゃってる」という。どれも歌入りで、細野曰く「ヴォーカルグループなんですかね」。また、新曲かどうかは不明ながら、小山田圭吾に少なくとも2曲のリミックスを依頼している模様。


New Version 2002/11/07

Sketch Show「Turn Turn」のビデオ・クリップの新バージョンが各所でオンエアされている。ディレクターは同じくヒロ杉山で、全体に旧バージョンの表現がそのまま流用されているが、エンディングぎりぎりまでアニメの二人が動き回るなど、微妙な改変がみられる。


幸宏が止まらない 2002/10/26

10月26日、タワーレコード渋谷店で開催された『daisyworld special event』にSketch Showが登場。Gutevolkと高木正勝のライヴ後、来場者からの質問を基にしたトークショーを行った。司会が川勝正幸ということもあり、さながらNHK-FM『Music Pilot』番外編といった雰囲気の中、ふたりの和やかなやりとりは来場者の笑いを誘っていた。進行中のレコーディングでは高橋幸宏から曲がどんどん出てきているとのことで、細野は「出てきたものを育てる」役割らしい。


坂本君 2002/10/23

坂本龍一自選ベストCD3タイトルの特典ブックレット『RYUICHI SAKAMOTO/SAKAMOTO RYUICHI』に、細野を含む、坂本の関係者50人が寄せたメッセージが掲載されている。細野は坂本を「YMOに翻弄された体験を共有する貴重な仲間」としながらも、「音楽家としての人生はお互いにそれ以降の蓄積の方が重要だった」と、YMO後の坂本の活動を評価。「時々見せるはじけた閃きに触れることこそ彼の音楽を聞く楽しみ」としめくくった。


もう、1曲できました 2002/10/12

10月12日、ヴァージンメガストア新宿店でSketch Show『Audio Sponge』発売記念トークイベントが開催され、細野と高橋幸宏が揃って登場した。渡辺祐の司会で進められたトークは、怒濤のプロモーション活動で何度となく繰り返された結成のいきさつなどに触れながらも、CDリリースを経てなお変化のプロセスにあるSketch Showの今後の展開を匂わせる内容。進行中のレコーディングで既に1曲のベーシックトラックができており、さらに数曲を加えて12月のライヴで披露、2003年初頭にはミニアルバムのような形でリリース、というプランが明かされた。細野からは、アルバム分の曲数がたまるのを待たず、できあがったものを素早く小出しにリリースしていきたいという方針が、改めて明言された。


Sketch Show + Cornelius 2002/10/01

12月に行われるSketch Showのライヴ『Wild Sketch Show』に、小山田圭吾(g, other instruments)の参加が決定した。小山田は当初『Audio Sponge』の制作にも参加が目されていたが、スケジュールの都合で実現しなかったという経緯がある。また小山田は10月1日、Sketch ShowがDJを担当しているNHK-FM『Music Pilot』へのゲスト出演が決まっており、その場でもなんらかのインフォメーションがありそう。その他『Wild Sketch Show』には、徳武弘文(g)、田中純子(key., accordion)、権藤知彦(maanipulation, euphonium)が参加。高橋幸宏は「vocal, drums, electrinics」、細野は「vocal, electronics」とのこと。


サルタヒコの夜 2002/09/28

恒例となった伊勢・猿田彦神社おひらきまつりが9月28、29日の2日にわたって開催され、環太平洋モンゴロイド・ユニットが今年もライヴを披露した。天候に配慮して拝殿で行われた28日夜の演奏は、今年急逝した福澤もろの歌声もフィーチャーされた他、かつてLove, Peace & Tranceが取り上げた福澤の曲「Hasu Kriya」が高遠彩子のヴォーカルによって再演され、まさに福澤に捧げられた内容となった。


新しいスケッチ 2002/09/22

9月22日放送のJ-WAVE『TOKIO HOT 100』にSketch Showがゲスト出演。次作のレコーディングを10月から開始すると発表した。次作については既に雑誌のインタビューで、ミニアルバム的な内容になる可能性が示唆されている。また、北欧を中心とする音響〜エレクトロニカのサウンドにより接近していくであろう方向性も示されている。リリースは未定だが、新曲は12月のライヴ『Wild Sketch Show』で披露される予定。


バンドですから 2002/09/17

9月17日放送のTOKYO FM『ブーメラン・サテライト』にSketch Showが生出演。12月8、9日にSHIBUYA AXで開催される単独ライヴ『Wild Sketch Show』について、多人数のバンド・スタイルでのセットも用意されており、何人かのメンバーも決定していることが明らかにされた。細野曰く、「バンドですから」とのこと。『Wild Sketch Show』への参加者としては、映像の高木正勝が既に発表されている。


Turn Turn PV 2002/09/14

Sketch Show「Turn Turn」ビデオ・クリップのオンエアが各種の音楽チャンネルで始まっている。ディレクションを担当したのは、アルバム『Audio Sponge』のアートワークも手がけているヒロ杉山。


たった一言 2002/09/06

9月6日未明放送のNHK-BS2『新・真夜中の王国』で『WIRE02』の特集が組まれた。Sketch Showのステージからは「Wonderful to Me」の一部が、開演前に収録されたと思われる一言だけのインタビュー(細野「いい音、出しますよ」)とともに放送された。


高木正勝に寄す 2002/09/05

9月5日未明放送のNHK-BS2『新・真夜中の王国』で高木正勝の特集が組まれ、8月9日『Strange Night vol.1』での高木、Gutevolk、Sketch Showのライヴの模様が、細野と高橋幸宏のコメントとともに紹介された。Sketch Showの映像は「Wonderful to Me」(坂本龍一が参加)と「Do You Want to Marry Me」。


フェードアウト 2002/09/01

9月1日夜、スペースシャワーTV『natural』でSketch Show特集の第一回が放送された。結成の経緯などのインタビューの合間に、『Strange Night vol.1』でのステージから「Turn Turn」「Do You Want to Marry Me」が流されたが、残念ながら2曲とも途中でフェードアウトされた。


それは本気ですか 2002/09/01

9月1日未明のinter fm『Daisy Holiday』は高橋幸宏がゲストに登場。細野はSketch Showについて、「今後、Audio Spongeとしてやっていきたい」「もう一人入れようかな」と発言。仮コードが弾けるキーボーディストで遠くに住んでおり、大人になったが女好きという「もう一人」が坂本龍一を指すことは明白だが、この発言の真意は全く定かではない。


Pure Jam by Sketch Show 2002/08/31

8月31日夜、さいたまスーパーアリーナで開催された『WIRE02』で、Sketch Showが2度目のライヴを行った。予定より10分ほど遅れて19時半ごろステージに現れた細野と高橋幸宏は、『Strange Night vol.1』と同じくDJスタイルのブースに並び、「Wonderful to Me」「Return」「Pure Jam」など5曲をプレイ。ほとんど原形をとどめない「Pure Jam」では、途中「Rydeen」のイントロを挟む遊びを交え、往年のファンに対するサーヴィス精神を感じさせた。なお、CSの音楽チャンネル・Viewsicにて、10月13日には2時間の『WIRE02 Special』が、11月には『WIRE02 完全版』の放送がそれぞれ予定されており、Sketch Showのパフォーマンスも紹介される見込み。


WIREでしか聴けない曲 2002/08/30

8月30日午後、J-WAVE『e-STATION』にSketch Showがゲスト出演し、翌日の『WIRE02』で、アルバム『Audio Sponge』に未収録の「その場でしか聴けない」(細野)曲を披露することを発表した。また、Sketch Showとしての今後を聞かれた高橋幸宏が「次のアルバム目指して音作りをする」と発言、細野も「幸宏が燃えてんだし、僕も燃えなきゃな」とこれに応え、12月の単独ライヴまでの期間もレコーディングを継続する方針を明らかにした。


Underworldに寄す 2002/08/29

8月29日深夜放送のNHK-BS2『夜更かしライブ缶』でUnderworldがフィーチャーされ、細野がコメント出演した模様。『Strange Night vol.1』でのSketch Showのステージもチラッと流されたとのこと。


重箱のスミ 2002/08/28

アルバム・リリースまで一ヵ月を切ったSketch Showのメディア露出が本格化しつつあるが、事前の告知が追いつかないものが多く、一部に混乱が広がっている。順を追って整理すると、局によって放送日はまちまちながらエイベックス・グループのTV番組『channel-a』で8月9日のイベントの模様が紹介された他、24日にはインタビュー記事掲載の『月刊SKy Perfec TV!』『スカイパーフェクTV! ガイド』『月刊東京ブロス』9月号が発売、26日朝にはTOKYO FM『TOYOTA VIEW UP TOMORROW』に出演、28日にはインタビュー記事掲載の『Tarzan』No.380が発売、という具合い。9月に入るとスペースシャワーTV『natural』でのマンスリー特集が1日から、NHK-FM『Music Pilot』でのマンスリーDJが3日から、それぞれスタートすることが決定している。


Sketch Show + 高木正勝 2002/08/17

8月31日、『WIRE02』でのSketch Showのライヴに、高木正勝が映像で参加する模様。高木は『Strange Night vol.1』でもSketch Showの映像を担当しており、2度目のコラボレーションとなる。


Sketch Show + skmt 2002/08/09

8月9日夜、スパイラルホールでDaisyworld Discsのイベント『Strange Night vol.1』が開催された。Sketch Showは、World Standard、Gutevolk、高木正勝のあとを受けて最後に登場。DJ風のブースにふたりで陣取り、細野がヴォーカルをとる「夏の日の恋」のカヴァーを含め、意外にも激しいリズムとコーラスワークが印象的な5曲を初披露した。途中、2曲目「Wonderful to Me」のイントロとともに高橋幸宏が紹介したゲストは、なんと坂本龍一(kbd)。"第三の男"の登場に沸き返る観衆を前に、1曲のみではあったが「Sketch Show  + skmt」というスペシャルな顔合わせを見せつけた。細野はブースのコントロールとヴォーカルの他、ピアニカを演奏。音響派のサウンドと呼応するかのような尖った音色の中で、奇妙な効果をあげていた。Sketch Showは8月31日の『WIRE02』出演を経て12月に単独ライヴが予定されており、ライヴ・パフォーマンスの点で今後どのような進化を見せるのかが注目される。


Gutevolkに寄す 2002/08/07

8月7日にDaisyworld DiscsからリリースされたGutevolk『グーテフォルクは水の中』に細野がコメントを寄せている。「音楽の正体は妖精と同じものだと教えてくれた」と絶賛。このコメントは同CDの販促用ポストカードなどで読むことができる。


『WIRE02』タイムスケジュール発表 2002/08/05

8月31日に開催される『WIRE02』のタイムスケジュールが『Weeklyぴあ』8月12/19日合併号で発表になり、Sketch Showは31日19時20分ごろ、メインフロアに出演する予定であることが明らかになった。同誌に掲載されたSketch Showのインタビューでは、9月19日リリース予定のアルバム『Audio Sponge』制作のエピソードが語られ、高橋幸宏が『WIRE02』でのライヴについて、「アルバムのまんまではやらない」「マイク前でうたうのはいまやりたくない」と発言している。


『On The Way』公開 2002/07/06

映画『On The Way』が7月6日、渋谷シアター・イメージフォーラムで初日を迎えた。風、緑、水といった「生」の象徴の美と、「死」を自らつくり出す人間の愚かな営みとの対比。執拗に繰り返されるこのモチーフを表現する上で、「音」は映像と同等に重要な役割を担う。時にそれは自然音そのものであり、デヴィッド・トゥープの囁くようなナレーションであり、そして、物語性を捨てて「響き」に重きを置いた細野と真壁尚也の音楽である。楽曲ごとの役割分担は不明だが、福澤もろの歌と雲龍の笛をフィーチャーした環太平洋モンゴロイド・ユニットの演奏(恐らく1998年の鎌倉でのパフォーマンスが素材)が強い印象を残す。なお、サウンドトラック盤の発売予定は今のところなさそう。


Sketch Show、初インタビュー 2002/07/05

7月5日発売の雑誌『リトルモア』VOL.21に、Sketch Show初のインタビュー記事が掲載された。インタビュー時点でのアルバム収録予定曲数は11曲で、うち2曲の作曲に坂本龍一が参加。「ごきげんいかが1・2・3」「Turn Down Day」に続いて、ビーチボーイズ風の「砂の上のウィルソン」、パーシー・フェイスのカヴァー「夏の日の恋」、テイトウワがミックスを手掛ける「Turn Turn」といった曲が明らかになった。


PARADEの夜 2002/06/27

6月27日にSHIBUYA-AXで行われた『HAPPY END PARADE』2日目、World Standardのセットに細野がゲスト出演。「しんしんしん」に続く「さよならアメリカ さよならニッポン」で1曲だけベースを演奏した。鈴木惣一朗の呼び込みを受けた細野は真っ赤な傘をさしてステージに登場し(会場の外は雨だった)、笑いを誘った。また、アンコール終了後には松本隆と共に再度姿を見せ、聴衆を喜ばせた。


talk about yamagen 2002/06/27

6月21日にリリースされた山弦のアルバム『hawaiian munch』のフライヤーに細野がコメントを寄せている。「聞いてない。けどいいに決まってる」とし、カヴァー曲集である『hawaiian munch』の選曲を讃えている。


Sketch Show Plays The Circle 2002/06/25

6月25日、Daisyworld Discsの公式サイト『Daisy World Wide Web』で、Sketch Showのレコーディングレポートが更新された。秋にリリース予定のアルバムに収録されるサークルのカヴァー曲は、「Turn Down Day」と判明した。


サルタヒコの2002年 2002/06/20

猿田彦大神フォーラムの2002年の活動予定発表に伴い、同フォーラムの公式サイトに、世話人代表である細野のコメントが掲載された。タイトルは『お神楽をくゆらせながら』。環太平洋モンゴロイドユニットでの活動を通して「即興演奏の核心を得た」という発言が印象深い。


福澤もろ即興の歌声、CD化へ 2002/06/05

6月5日、Daisyworld Discsの公式サイト『Daisy World Wide Web』の細野のコラム「quiet voice」が更新された。5月18日に急逝した福澤もろ追憶の一文。ちりばめられたエピソードの端々から、福澤の人間としての大きさ、細野にとってその存在がいかに不可欠だったのかが痛いほどに伝わってくる。細野は文中で、環太平洋モンゴロイド・ユニットでのパフォーマンス(即興)を含め、世に出ていない福澤の歌を年内にもCD化する意向を明らかにした。


映画『On The Way』公開決定 2002/06/04

細野が音楽を担当した日本、韓国、ドイツの合作映画『On The Way』が、7月6日から渋谷シアター・イメージフォーラムで公開されることになった。映画監督としても名を馳せた草月流の勅使河原宏(故人)に師事していた崔在銀の初監督作品で、板門店、アウシュビッツなどを舞台にしたドキュメンタリー・ドラマ。1999年5月に撮影を開始し、2000年11月に完成、2001年には韓国、イタリア、カナダの映画祭で正式招待作品として上映されており、満を持しての日本公開となる。音楽は、細野と元VAGABOND c.p.a.の真壁尚也が共同で制作している。


Sketch Show Info 2002/06/03
石野卓球のオーガナイズによるレイヴイベント『WIRE 02』(8月31日/さいたまスーパーアリーナ)への出演が決まったSketch Showの特集ページが『Daisy World Wide Web』にアップされた。秋のアルバム・リリースに向け、レコーディングの模様などが随時レポートされる模様。

Sketch Show、佳境へ 2002/06/02
6月2日未明のinter fm『Daisy Holiday』で、細野がSketch Showの進行状況について言及。「歌入れが終わってあとはミックスだけだけど、1曲まだ詞ができてない」とのこと。

福澤もろ未発表曲 2002/05/26
5月26日未明のinter fm『Daisy Holiday』は、先頃急逝した福澤もろの追悼特集。1980年、細野との沖縄旅行の体験をもとに福澤の自室で宅録された未発表曲「じゅん・くりなー」が秘蔵のカセットから放送された。「Hasu Kriya」と対をなす作品で、細野も演奏で参加している。細野は福澤が亡くなる2日前に面会し、ソロアルバム制作を提案していたという。

あの世の音楽 2002/05/25
タワーレコードのフリーペーパー『bounce』232号に細野のインタビューが掲載されている。エレクトロニカをテーマにした特集「LIVING MUSIC FOR MODERN LIFE」の一部で、daisyworld discsと『Strange Flowers』の話が中心。「本当に面白い音楽がヒット・チャートに昇ったころのポップ・ミュージックは、今のこの時代には作れない<あの世の音楽>」とする細野の見解は重く響くが、同時に「ポップ・ミュージックのエッセンスを受け継いでやっていきたい」との発言も。

しんしんしん2002 2002/05/20
『SWITCH』6月号で特集「HAPPY END PARADE BOOK」が組まれ、5月22日発売のはっぴいえんどトリビュートアルバム『HAPPY END PARADE』に参加した全アーティストへのインタビュー(一般公募から細野が選出した2組を除く)が掲載されている。細野は、「しんしんしん」をカヴァーしたキセルと対談。ポストプロダクションという形で参加したレコーディングのエピソードを語っている。

福澤もろ、逝去 2002/05/18
細野とも親交の深かった音楽家・福澤もろが、5月18日に亡くなった。ふたりの音楽的な交流は、1980年、福澤のシングル「7AM」に細野がYMOで参加して以降、『銀河鉄道の夜』、「プリオシーヌ」と続き、NHK-FMのラジオドラマ『マージナル』では、サウンドトラックを共同で手がけた。また、Love, Peace & Tranceの「Hasu Kriya」「Hush - A Mandara Ni Pali」は福澤の作詞作曲である。福澤は環太平洋モンゴロイド・ユニットのメンバーでもあり、伊勢の猿田彦神社でのおひらきまつりや奉納演奏にもほぼ毎年参加していたが、体調を崩した昨年はおひらきまつりを欠席し、無理を押して奉納演奏のみに加わっていた。音楽以外でも、UFOや霊的な体験をはじめ、スピリチュアルな部分での接点も多く、細野にとってかけがえのない存在だったことは疑いようがない。

観光ふたたび? 2002/05/17
5月17日、青山ブックセンター本店で中沢新一の講演会とサイン会が行われ、読者の質問に答える形で、近く細野と対談の計画があることが明らかにされた。ふたりの対談集『観光』よろしく、旅先での対談になるようだが、詳細は不明。

ハリセンの秘密 2002/05/14
5月14日、Daisyworld Discsの公式サイト『Daisy World Wide Web』の細野のコラム「quiet voice」が更新された。4月25日の『PLEASE vol.2』のプレイリストとウラ話、同29日にインストア・イベントで同席した鈴木惣一朗=World Standard賛など。『PLEASE』では坂本龍一によるコードワークを使用したSketch Showのラフ・トラックがプレイされていたという意外な事実も明かされた。「quiet voice」は今後、毎月初めに更新する予定とのこと。

Daisy Holiday 本格始動 2002/05/05
5月5日未明、inter fm『Daisy Holiday』の本放送がスタート。細野がパーソナリティとして、番組に本格的に登場した。途中、4月25日のライヴイベント『PLEASE vol.2』に話題が及び、イベント当日のDJ用に新たに制作し、実際にプレイされたという楽曲(タイトルなし)が紹介された。

幻のベータ・バージョン 2002/05/03
FM番組『Daisy Holiday』のRADIO-iでの放送枠はinter fmの前日だが、5月3日の放送は本放送ではなく、RADIO-iだけに用意されたベータ・バージョンだったことが判明した。出演は岡田崇、村上フミヒロ、高遠彩子、東榮一で、ホリデイ・レコード閉店後に岡田の家に集まった彼らがおすすめの曲をかけあう、という構成。番組の最後には細野のコメントも流されたという。

鼻歌で「クエスチョン」 2002/04/29
4月29日、NHK-BS2で、細野出演の『シンガー・ソングライター・ヒストリー』が放送された。佐野史郎によるインタビューで細野の音楽体験やキャリアを簡単に振り返るという構成。佐野に聴かせていたレコードが幻のプロデュース作=リンダ・キャリエールのアルバムだったり、アコースティック・ギターを手にバッファロー・スプリングフィールド「クエスチョン」のコード進行を鼻歌まじりに解説したりと、短い時間ながら興味深い場面がいくつかみられた。

トークイベントにて 2002/04/29
4月29日、タワーレコード新宿店で行われたインストア・イベントに細野が登場。World Standardのライヴ後、山本淑子の進行で、鈴木惣一朗とトークを繰り広げた。前日に歌入れを行うなどレコーディングが進行中のSketch Showについて、「YMOみたい。『BGM』を思い出しながらやっている」と発言した他、5月に六本木velfarreでトーク・イベントの予定があることを示唆した。アルバム・リリースは秋に延びた模様。また、6月27日にSHIBUYA-AXで開催されるはっぴいえんどのトリビュート・ライヴ『HAPPY END PARADE』にWorld Standardとともに出演し、ベースを弾くことが発表された。

DJ Haruomi Hosono 2002/04/25
4月25日、表参道のTNプローブで行われたライヴイベント『PLEASE vol.2』に細野が出演。高木正勝のライヴのあとを受けて登場し、東榮一を従えて、テクノ中心の選曲で約30分間DJを務めた。細野は曲をかけながら、東とハリセンで頭を叩き合ったり、おなじみの手品(?)や坂本龍一の顔マネなどの様々な芸を披露。この日の出演者で唯一笑いをとり、存在感を示した。出番を終えたあとには、坂本龍一と半野喜弘らのユニット・hoonの、powerbookとi-bookを駆使した異様なライヴをしばし観覧する姿も見られた。

より良く生きる知慧 2002/04/22
4月22日、Daisyworld Discsの公式サイト『Daisy World Wide Web』の細野のコラム「quiet voice」が更新された。ヒューバート・セルビー・Jr、ジェームズ・ラヴロックらの発言を引用しながら、日頃の活動では抑えられている人間存在へのシリアスな問題意識が綴られている。3月で終了した『Daisyworld』と新番組『Daisy Holiday』もまたこうした思いと無縁ではないことを知る上でも、必読の一文と言えるだろう。

TVKに登場 2002/04/11
4月11日、エイベックスがTVKで放送している番組『channel a』に細野が出演。Daisyworld Discsについてのインタビューに答えた。この他、3月7日のコンベンションからコシミハル「Ave Maria」、ワールドスタンダード「Lotus Love」らのライブの模様や、鈴木惣一朗のインタビューも放送された。

Welcome to daisyworld 2002/04/03
第3期Daisyworld Discsのスタートを記念して、『Welcome to daisyworld』なるフライヤーが大型CDショップなどで配付されている。『Starnge Flowers Vol.1』参加アーティストの紹介を中心に、細野の力強い巻頭言や、3月7日のコンベンションでのSketch Showトークの抄録などを収録。また今後のリリース予定として、Sketch Showの他、高木正勝、Gutevolkの名が挙げられている。

インストアイベント@新宿 2002/04/02
4月29日にタワーレコード新宿店で、細野のインストアイベントが開催される予定。

『Daisy Holiday』はinter fm 2002/04/01
4月1日、Daisyworld Discsの公式サイト『Daisy World Wide Web』に、細野のFM新番組『Daisy Holiday』の情報がアップされた。放送局はinter fmで、毎週土曜日深夜(日曜日未明)1:30からの30分番組。4月中はDaisyworld Discsアーティストによるベータ版として放送され、5月から細野が登場して本スタートになるとのこと。inter fmは東京23区を中心とするラジオ局だが、番組は愛知、岐阜、三重、静岡県西部をカヴァーするRADIO-iでも放送される他、スカイパーフェクTV経由でも聴くことができる。

最終回も未ディスク化曲放送 2002/04/01
4月1日未明に最終回を迎えたJ-WAVE『Daisyworld』で、またしても細野の未ディスク化曲が紹介された。曲はこの3月までNHK教育『美と出会う』のテーマとして使われていたもの。今回公開されたのは、通常はナレーションがかぶる形で放送されていたエンド・テーマで、完全版の公開は文字どおり初めてとなった。

鈴木翁二『こくう物語』に推薦文 2002/03/29
青林工芸社から3月に発売された鈴木翁二の漫画『こくう物語』の帯に、細野が推薦文を寄せている。鈴木翁二と親しい三上敏視が、MICABOX「ひねもす」のミックスでQuiet Lodgeを訪れた際に執筆を打診し、実現したもの。

さよなら『Daisyworld』 2002/03/29
3月29日、Daisyworld Discsの公式サイト『Daisy World Wide Web』に、「『真夜中のデイジーワールド』終了のことなど」と題された細野のコラムがアップされた。4月1日未明の放送で最終回を迎えるJ-WAVE『Daisyworld』の開始当初を振り返りつつ、終了にあたっての心境が記されている。新番組『Daisy Holiday』については、コラム執筆時には展開が不透明な部分があったのか、「望まれればやる」といった程度の表現にとどまっている。なお『Daisy Holiday』に関する詳細は、4月1日夜に同サイトで正式に告知されるとのこと。

新番組『Daisy Holiday』 2002/03/25
3月25日、Daisyworld Discsの公式サイト『Daisy World Wide Web』に、細野のFM新番組の告知がアップされた。『Daisy Holiday』というタイトルで4月からベータ版の放送を開始、5月から本放送がスタートするとのこと。放送局は今のところ不明。

キセルとコラボレーション? 2002/03/24
細野はキセルとのコラボレーションで、はっぴいえんどの「しんしんしん」を制作している模様。恐らく、春にもビクターからリリース予定のはっぴいえんどトリビュート盤のためのコラボレーションと思われるが、詳細は不明。

シンガー・ソングライター・ヒストリー 2002/03/23
3月23日、Quiet Lodgeにて、NHK-BS2で4月29日から4夜連続で放送される『シンガー・ソングライター・ヒストリー』のためのインタビュー収録が行われた。インタビュアーは佐野史郎。細野の音楽的ルーツから現在までのヒストリーが語られた模様。同番組は5月3日に放送予定の『BSまるごと大全集・シンガーソングライター夢の名曲集』のプレ番組として放送されるもので、細野の登場日は今のところ不明。

今週も未ディスク化曲放送 2002/03/23
J-WAVE『Daisyworld』の3月25日の放送で、またまた細野の未ディスク化曲が紹介される。タイトルは「Cetacean」。

Sketch Show Special 2002/03/23
3月23日未明放送のBSジャパン『LOVETRON』(司会:高橋幸宏)は細野をゲストに迎えたSketch Show Special。Daisyworld Discsからリリース予定のアルバムについて、坂本龍一がスライ&ファミリーストーン調の曲を提供、演奏でも参加している他、サークルのカヴァーやビーチ・ボーイズ風の曲などが収録されることが発表された。この日の『LOVETRON』は通常のメニューを大幅に変更して細野と高橋のトークを中心に放送。3月7日に行われたDaisyworld Discsのコンベンションの映像も流され、さらには番組レギュラーの鈴木慶一も乱入し、細野+慶一ユニットの可能性も(半ば冗談で)示唆されるという意外な展開も見られた。細野は名物コーナーの「音楽ディレッタント協会」にも名誉会長として登場しYMO「CUE」を選曲するなど、文字どおりVIP待遇の1時間となった。

未発表曲は『ラティス』 2002/03/18
3月18日のJ-WAVE『Daisyworld』で放送された「未発表曲」は、2000年4月27日に発売されたプレイステーションのゲームソフト『ラティス』用の音楽だった。厳密には「未CD化曲」と言うべきか。

未発表曲、ラジオで放送 2002/03/15
J-WAVEのレギュラー番組『Daisyworld』の3月18日の放送で、細野の未発表曲が紹介される。無題。

ラジオ『Daisyworld』は3月いっぱい 2002/03/11
毎週日曜日深夜にJ-WAVEで放送中の『Daisyworld』が3月いっぱいで終了することが、番組内で発表された。細野からは「終わって、はじまる」という意味深な発言があり、4月以降の新展開の可能性も示唆された。

コピーガードは不採用 2002/03/09
2002年3月9日、Daisyworld Discsの公式サイト『Daisy World Wide Web』ゲストブックにレーベルのA&R・東榮一が書き込みを行い、4月3日リリースの2タイトルについて、エイベックス・グループが導入予定のコピーガード方式を採用せず、通常方式のCDとして発売すると発表した。将来のリリースに関しても、今のところコピーガード仕様でリリースするつもりはないとのこと。

鉄腕アトム特番 2002/03/07
2002年3月7日夜、NHK-BS2『BSまるごと大全集・鉄腕アトム』に生出演した模様。

こっそりコンベンション 2002/03/07
4月に第3期リリースを開始するDaisyworld Discsの業界向けコンベンション・イベントが、2002年3月7日、広尾の羽沢ガーデンで開催された。細野の演奏はなかったが、高橋幸宏とのミニ・トークが行われた。

Boogie Woogieの秘密 2002/02/21
2002年2月21日、Daisyworld Discsの公式サイト『Daisy World Wide Web』に、「Boogie Woogieの秘密」と題された細野のコラムがアップされた。現代の音楽と世界に対する細野の視点も垣間見える、示唆に富んだ一文となっている。

ユニット名は"Sketch Show" 2002/02/15
2002年2月15日、Daisyworld Discsの公式サイト『Daisy World Wide Web』に、4月3日発売の『Strange Flowers -The Compilation of Daisy Creatures-』の詳細がアップされた。注目の細野と高橋幸宏の新ユニット名は"Sketch Show"に決定し、「ごきげんいかが1・2・3」のリメイクで参加。Tin Panのライヴ音源は、Friendsのメンバーを加えた「Queer Notions」のリハーサル・テイクを収録。また、細野によるリミックス作品は、コシミハル「BONNE NUIT MINOUCHE」、Pacific 231「THE ZERO HOUR」、Vagabond c.p.a.「FOREST FRIENDS」の3曲が収録される。アルバムのプロデュース・選曲は細野。World Standardの新作『Jump for Joy』も同時にリリースされる。

達郎『SPACY』に未発表テイク 2002/02/14
2002年2月14日発売された山下達郎のRCA/AIR時代のリマスター盤CDのうち『SPACY』に、ボーナス・トラックとして細野がベースで参加した「アンブレラ」の未発表テイクが収録された。制作当時、山下の意図よりも重たい仕上がりになったため、別メンバーでレコーディングしたテイクのほうが採用されたらしい。

Strange Flowers 2002/02/13
Daisyworld Discsのレーベル・コンピレーションが、2002年2月11日、小池光夫によるマスタリングを終えて完成した。全17曲を収録したこのCDは、4月3日、『Strange Flowers -The Compilation of Daisy Creatures-』としてリリースされる。

幻の提供曲、秘蔵カセットから公開 2002/02/08
J-WAVEのレギュラー番組『Daisyworld』のコーナー「Sound Chronicle」ではこのところ細野の楽曲提供作品を紹介しているが、2002年2月11日の放送で、細野秘蔵のカセットから未ディスク化の提供作品が公開されることが明らかになった。曲は1987年にテレビ番組『パパ大好き』のテーマとして提供されたもので、コシミハルがヴォーカルを担当している。

レーベル・コンピレーション作業、佳境へ 2002/01/29
2002年1月29日にアップされたDaisyworld Discsの公式サイト『Daisy World Wide Web』によると、細野は現在4月リリース予定のレーベル・コンピレーションの作業のため、スタジオにこもっている模様。1月最終週には、高橋幸宏と新ユニットのミックス作業が予定されているらしい。

レス・ポール・サウンドのコシミハル 2002/01/21
2002年1月21日未明放送のJ-WAVE『Daisyworld』コシミハルのコーナーで、4月にリリース予定のDaisyworld Discsのコンピレーションの制作状況に言及。作業が追い込みに入ったというこのコンピレーションには、レーベルの既発音源の細野によるリミックス・バージョンが収録されるが、コシミハルの楽曲のリミックスでは細野自らエレキギターを演奏し、まるでレス・ポールのようなサウンドに挑戦しているという。細野はこの作業のために、ギター(もちろんレス・ポール)を新たに購入した模様。

頭の中でソロ用の音が鳴っている 2002/01/14
2002年1月14日未明放送のJ-WAVE『Daisyworld』での日笠雅水との対話の中で、今年制作が予定されているソロ作の話題が出た。細野は「頭の中で音が鳴っていて、あとは手をつけるだけ。でも今は他にやらなきゃならないことがあるから」と発言、「早くやりたいな」と意欲を覗かせた。

新ユニットの進行状況 2002/01/14
2002年1月14日未明放送のJ-WAVE『Daisyworld』で、ゲストの日笠雅水が細野と高橋幸宏の新ユニットの進行状況を尋ねたところ、「今3曲ぐらい」と答えた。

Macユーザーの鏡 2002/01/08
2002年1月8日に発表された新型i-Macをいち早く展示中の有楽町のビックカメラで、i-Macを見つめる姿が目撃された。
細野はMac用のM-PEGプレーヤー・iPodを買いに行った模様。

ソロへ、気持ちは高まっている 2002/01/07
2002年1月7日未明放送のJ-WAVE『Daisyworld』エンディングで、細野はソロ作について「高まっている。今となっては去年の頭から作りたかったくらい」と発言した。2002年前半は高橋幸宏とのユニットの作業があるため、本格的な始動は後半になるものと思われる。

新ユニットの今後 2002/01/07
2002年1月7日未明放送のJ-WAVE『Daisyworld』に高橋幸宏がゲスト出演。細野との対話の中で、ユニットの進行状況について「レコーディングのペースを少し上げたい」「ユニット名が決まっていない。募集しよう」「発売は年の真ん中ぐらい」「コンサートもやるのかな」などの話が出た。
また、細野は坂本龍一がレコーディング中のスタジオに遊びに来たことを明かし(既に発表済みの3ショット写真はこの時撮られたものと思われる)、「曲を頼むことになるのかな」などと言葉を濁しつつ意味深な発言。坂本が何らかの形で参加する可能性を示唆した。

Harryの書き込み 2002/01/02
2002年1月2日、Daisyworld Discsの公式サイト『Daisy World Wide Web』ゲストブックに、Harry Hosono名義で細野本人から書き込みがあった。新年のあいさつとファンへの謝辞など。
書き込み時刻は同日0時28分。

新ユニット+1 2002/01/01
2002年1月1日、Daisyworld Discsの公式サイト『Daisy World Wide Web』に坂本龍一監修の本『非戦』を紹介するコーナーがアップされたが、ここに『非戦』を手にする細野、坂本、高橋幸宏の3ショットが掲載されている。また、susutainability for peaceのサイトにも別ショットが掲載されている。
これらの写真は幸宏+細野の新ユニットのレコーディング時にQuiet Lodgeで撮影されたと思われるが、坂本がその場にいることが何を示すのか...。公式発表が待たれる。

怒濤の新展開 2002/01/01
2002年1月1日、Daisyworld Discsの公式サイト『Daisy World Wide Web』で、2002年のレーベル新展開が発表された。まずレーベル自体がカッティング・エッジ/エイベックス・トラックスに移籍。4月にはTin Panのライヴ音源、細野による既発音源のリミックスなどを含むレーベル・コンピレーションをリリースする。このコンピには高橋幸宏との新録音も収録されるが、これまで幸宏のソロと思われていたこのプロジェクトが、実は幸宏と細野のふたりによる新ユニットであることも明らかになった。
4月にはさらにワールド・スタンダードの新作『Jump for Joy』をリリースし、都内でレーベルのイベントも開催予定。
5月以降には幸宏との新バンドのフルアルバムや、新人アーティストのアルバムリリースが予定されている。

幸宏「年が明けたら大発表」と発言 2001/12/29
2001年12月29日未明放送のBSジャパン『LOVETRON』で、高橋幸宏が「来年は皆さんがあっと驚くようなことを個人的にはできそう。年が明けたら大発表します」と発言。秘密裏に進行中の細野とのプロジェクトを指すのかどうかは不明だが、高橋は2002年1月7日未明のJ-WAVE『Daisyworld』にゲスト出演が決まっており、その場で何らかの発表があるのではないかと思われる。

60歳を過ぎたら童謡を作りたい 2001/12/23
2001年12月23日付読売新聞朝刊日曜版に細野の短いインタビュー記事が掲載された。連載企画「うた物語  名曲を訪ねて」の特別編として、各界著名人の歌にまつわるエピソードを紹介するというもの。細野は幼少期の記憶に残る歌として中田喜直作曲の「かわいいかくれんぼ」を挙げ、最後に曲調が変わる部分でこの曲が残す余韻に不思議な感じを受けたと語った。また、50歳を過ぎて童謡というジャンルをやり残していることに気づいたと明かした上で、「だっこして即興で歌うと喜ぶ」など、去年生まれた初孫との微笑ましいエピソードも披露、「60歳を過ぎたら、童謡を作りたい」と締めくくった。

世田谷パブリックシアターにて 2001/12/22
2001年12月22日夜、世田谷パブリックシアターで開かれたコシミハル・ミュージック・ホール『Frou Frou』を観覧した。

ゆとりとは 2001/12/22
進研ゼミ高校講座の付録誌に細野のインタビューが掲載されている模様。「ゆとり」について語っているらしいが詳細は不明。

best friends 2001/12/16
2001年12月16日夜、東京厚生年金会館で行われた小坂忠&FRIENDSのコンサートに出演。休憩を挟んだ第2部から登場し、「機関車」からアンコールの「しらけちまうぜ」まで、11曲でベースを演奏した。この日の細野はほとんどベースに専念ということもあり、特に中盤以降は2フィンガーを駆使した激しいプレイで聴衆を圧倒。林立夫(dr)、鈴木茂(g)、佐藤博(kbd)、浜口茂外也(perc)、佐橋佳幸(g)らの手練と共に、小坂の唯一無比のヴォーカルを盛り立てた。
コンサートの模様はテレビ朝日で2002年1月20日未明に1時間枠で、BS朝日で同2月2日夜に2時間枠でそれぞれ放送される。

原宿にて 2001/12/15
2001年12月15日、コシミハルと原宿のGAPに入っていく姿をファンに目撃された。

火の玉ボーイ様 2001/12/11
2001年12月12日再発売となる鈴木慶一とムーンライダース『火の玉ボーイ』のライナーに、細野がコメントを寄せている。「火の玉ボーイ様」と題されたこの文章は、短い中にも慶一に対する深い親愛の情を感じさせて余りある。
なお、本作には25年ぶりにマルチが発掘されたTin Pan Alley演奏による「酔いどれダンス・ミュージック」のアウトテイクが収録されており、こちらも話題となっている。

20年待った電子音楽本 2001/12/11
YMOのレコーディングにも深く言及している田中雄二の大著『電子音楽イン・ジャパン』(アスペクト)がこのほど大幅な加筆・訂正を加えて装いも新たに再発されたが、同書の帯に細野が推薦文を寄せている。おおまかな主旨は「YMOの批評や分析は、当時、将来に委ねることにした。この本の登場を20年待った」というもの。
今回の再発版には、初回版にはなかった電子音楽のレア音源を収めたCDが付いている(細野関連作は未収録)。
奥付の発行日は2001年12月17日。

あるか、ライダーズとの共演 2001/12/10
2001年12月10日未明放送のJ-WAVE『Daisyworld』には鈴木慶一がゲストで登場。12日に発売されるムーンライダーズの新作『Dire Morons TRIBUNE』と同日リマスター盤が再発となる『火の玉ボーイ』の曲を聴きながら、気心の知れたふたりならではのリラックスしたトークを繰り広げた。
ムーンライダーズの今後の展開について「2002年はカントリーでも」と言う慶一に、細野は「なんかやらして」と発言。慶一も思わず「よろしくお願いします」と答えた。これをきっかけに何らかの形での共演となるのだろうか。
ちなみに21日に行われるムーンライダーズの東京公演(渋谷公会堂)には「僕も行こうかな。幸宏と」とのこと。

ソロは来年じっくりと 2001/12/07
2001年12月7日夜、NACK5『K's Transmission』に細野がゲストで生出演。坂崎幸之助とともにエイプリル・フールやはっぴいえんどなどの曲を聴きながら、今に至る自身のキャリアをざっくりと振り返った。途中、坂崎とアコースティックギターで「夏なんです」のイントロを奏でる一幕も。
終盤、ソロについて聞かれた細野は「来年じっくりやる。内容は構想中だけどまだ言いたくないな」と発言した。

尾崎亜美25周年のお祝いは「北京ダック」 2001/12/05
<多彩な顔ぶれが集合>
2001年12月5日夜、東京厚生年金会館で行われた尾崎亜美25周年記念コンサート『御集居』に細野がゲスト出演。「カゼ気味」と言いながら、アコースティックギターを手に尾崎と「北京ダック」をデュエットした。
コンサート終盤には、宇崎竜童をゲストに迎えた「Camping Boogie Woogie」の間奏中、突如ステージ左手から高橋幸宏、デーモン小暮を従えて登場。妙なステップでステージを横切り、客席を笑わせた。
この日の尾崎のサポートメンバーには小原礼(b)、浜口茂外也(perc)、KYON(kbd)、沼澤尚(dr)ら細野ゆかりの面々が顔を揃え、さらに鈴木茂(g)、前述の高橋幸宏(vo,dr)もゲストで華を添えるなど、豪華なライブとなった。
コンサートの模様はNHK-BSで近日放送予定。

<楽屋にて>
楽屋での高橋幸宏とのひとコマ。「ミカンを食べ過ぎると黄疸が出る。その証拠に手が黄色くなる」と思い込んでいた細野は「それはミカンの色素が手についてるだけ」と指摘され、ひと言、「幸宏って大人なんだね」とつぶやいたとか。


細野が語るラジオ・デイズ 2001/12/05
2001年12月5日発売の『FM fan』最終号に、北中正和による細野のインタビューが掲載。最終号にちなんだ特別企画「音楽はいつもFMラジオとともにあった」の一環で、放送中のラジオ番組『Daisyworld』の話題を軸に、細野の少年期のラジオ体験などが語られた。

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