数多の賞を受賞し、国内外にて評価の高い和太鼓奏者・塩原良の写真展を開催しています。長い期間、吟遊打人・塩原良を被写体として撮り続けている写真家・田中学と、同じく写真家の中川賢俊の写真を展示しています。

― 鼓動の調律師・塩原良 ―        
鼓動の調律師・塩原良は振動を巧みに操作し、言語や情感を中枢神経に直接伝えるアーティストだと思う。
会場の隅から隅まで響き渡る振動は、場内全体の人々の鼓膜を騒然とさせる。しかし一見、大胆不敵とも言える立ち回りと鼓動が、とても心地良く感ぜられるのは、繊細な思いと伝えたい言葉を、舞台上で吐き出している塩原良自身のカタルシスに共鳴しているからかも知れない。
 それは、寂しさとか悲しみを身に纏った者のみが奏でることができる“響き”だからこそ伝えられる振動音なのである。

            metro

プロフィール

和太鼓奏者・吟遊打人 (ぎんゆうだじん)塩原 良(しおばら りょう)

1983年 横浜放送映画専門学院(現:日本映画学校)映像科・研究科卒1984年 映画監督今村昌平のプロダクションで助監督を務める。 1985年より、13年間の地方歌舞団演技者、創作者活動を経て、下伊那郡初のプロ和太鼓奏者として、1999年独立。その後、各国内和太鼓コンテストにて各賞多数受賞。
2005年、和太鼓の響きに強いメッセージ性を持たせた内容で、ファーストアルバム「あなたならきっとできるよ」を株式会社グローバル企画より製作、発売。宝塚歌劇団OG「但馬久美(たじまくみ)」、ダンサー「アキコ・カンダ」、歌手「雪村いづみ」等、異分野のアーティストと積極的に共演をはたす。
2007113,14日には、東京ドームで行われた、山本寛斎氏プロデュース・KANSAISUPER SHOW「太陽の船」に300人太鼓組の塩原組リーダーとして御花泉と共に出演参加。
また、同年826日(日)、第6回東京国際和太鼓コンテスト大太鼓部門にて、その独特な大太鼓の世界に、追々を許さない大差で最優秀賞受賞。
現在、長野県下伊那郡高森町出原区に在住。愛する伊那谷を拠点とし、プロデュースチーム和太鼓・絆 御花泉と共に演奏活動を続けている。その他、和太鼓道場「杜の学校」の運営、代表講師をつとめ、伊那谷芸能劇場の建設を目指す。

◆海外公演◆
2004,2005,2007,2009
台湾公演 
2002,2007,2008アメリカ和太鼓ワークショップ、ピッツバーグ大学、バッファロー大学、オハイオ大学公演
2008国際交流基金 フィリピン和太鼓公演
受賞歴◆
1998年      静岡県御殿場市富士山太鼓まつり富士山一人打ちコンテスト 
3位 敢闘賞
1999年      静岡県御殿場市富士山太鼓まつり富士山一人打ちコンテスト 
2位 優秀賞
2002年      福井県織田町 OTAIKO オールジャパンオタイココンテスト一本打ちの部敢闘賞
2003年      2回東京国際和太鼓コンテスト大太鼓部門 
3位 敢闘賞
2007年 第6回東京国際和太鼓コンテスト大太鼓部門 
第1位 最優秀賞

 2010年、塩原良は飯田お練りまつり・諏訪御柱祭・アメリカツアー・名古屋公演・東京公演・鹿児島公演と多忙を極めます!

〒399-3107  長野県下伊那郡出原512-96
                        和太鼓芸能 千早の杜  代表 塩原 良


RYO SHIOBARA
Photograph exhibition
塩原廉 イラスト展
Metro Gallery
http://www.dondoko.com/
鼓撃巡礼

―撃破する響きに生涯をかける者たち―

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吟遊打人 塩原良 写真展
2009/12/12〜2010/1/31