福島一美・絵画展「愛」― いのち ーが、メトロギャラリー飯田にて開催されました。細密描写されたアフリカの子供達・巡礼者・などモノクロ画が12点、カラー作品が2点展示されています。
一筋・一本に刻み込まれた緻密な線には、タイトル通りの「愛」「美」「生」などと、彼女の内的感性が編み込まれています。描かれているのは、果てしなく遠い国であっても人類発祥の地から連綿と受け継がれた遺伝子が、手先を走らせているのかも知れない。
又、描くことを本当に楽しのでいることが画からは感じられます。楽しんで描くことこそ画の本質であることから、私もすっかり忘れかけていた本質を福島一美に考えさせられたと思う。
by mero