2010年07/16(金)〜09/05(日)    OPEN PM1:00〜AM1:00
勝あゆみ 写真展 「Simple mind」」

☆勝 あゆみ☆

1983年7月2日生まれ。岐阜県出身。
2003年日本デザイナー芸術学院名古屋校写真科卒業後、色彩学校 PERSONALCOLOURS (パーソナルカラーズ)で色彩学を学び現在、デザイン会社にカメラマン兼デザイナーとしてフリーにて活動。著書にSimple-mind(文芸社) がある。


 メトロギャラリー飯田では著作「Simple-mind」(文芸社)の執筆後、フリーデザイナーとして活躍する勝あゆみ(愛知県在住)の写真展を開催しています。花や身の周りの小物など、鮮やかでポップなクローズアップ写真17点を展示しています。梅雨が終わり、晴れわたる夏の青空に彩りを添える鮮やかな作品群は、観る者の心に爽やかな息吹を与えてくれます。同時に書籍・ポストカード等の販売もしています。是非、お越し下さい!

 色とは何だろう?花にしても昆虫にしても生存繁栄の手段として色は欠かせない。身近な動物として、かつて夜行性の犬は完全なる総天然色の世界を捨てた。人の視覚はどうだろう?24時間の光を手に入れた人の世に、総天然色が果たして必要なのだろうか?モノクロームの世界でも生きてゆくには困らないのではないか?と時々考えてしまう。白黒テレビやモノクロ映画もあるがまま受け入れていた時代もあった。日常生活においてありえない色の世界だ。しかし、人は色を求める。それは、芸術であったり食であったり、心の置きどころであったりと生活には欠かせない。
 それにしても色とはあいまいなものだ。可視光線の中に存在しない黒と白を認識して虚構の世界を創ってしまう。私は“黒を黒”とは言えない“白は白”とは思えない猜疑心的な性格上、かなり捻くれたものの見方をしてしまう。時々、良くない傾向だとは思いつつも・・・。 
 だが、今回メトロギャラリーで展示している勝あゆみの写真は違う。“赤は赤”“黄色は黄色”「タダ ソレダケデイイ」と写真が言う。まさしくタイトル通り「Simple-mind」なのだ。勝あゆみの色鮮やかな作品にふと目を向ける。「コレデ イイノデハナイカ」と私の奥底に潜んでいる猜疑心に語っているような気がしてならない。
                                                    
                                                    メトロギャラリー
imple-mind.jp/

Metro Gallery
メトロギャラリー飯田 長野県飯田市知久町2−1          tel0265-52-3719

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