「情報A」 教科書の感想(メモ) 比較編

資料

 

教科書が実習用に取り上げるソフトウェアの違い

 

実習の違い(実習を期待していないと思われる例示は省く。またあまりに簡単すぎる記述の実習も省く。)
教科書 問題解決の工夫 情報伝達の工夫 情報の検索と収集 情報の発信と共有に適した情報のあらわし方 情報の収集・発信における問題点 コンピュータによる情報の統合 情報の統合的な処理 情報機器の発達とその仕組み 情報化の進展が生活に及ぼす影響 情報社会への参加と情報技術の活用 備考 備考:「個人情報」の定義
その1 ワープロ・表計算 プレゼンテーション ブラウザ(Web検索) HTMLエディタ(Webページ作成)   例としてサウンドレコーダとバイナリエディタ プレゼンテーション・HTMLエディタ・DTP等         見つからず
その2 表計算 プレゼンテーション ブラウザ(Web検索) メール   スキャナ付属画像取込ソフト・ペイント系画像ソフト・サウンドレコーダ・ペイント・ワード プレゼンテーション・HTMLエディタ         本人を特定するためのあらゆる情報
その3   プレゼンテーション ブラウザ(Web検索) HTMLエディタ(Webページ作成)・メール(わずか)   デジカメやスキャナ付属ソフト・スキャナ付属OCR・ペイント系画像ソフト・サウンドレコーダ・表計算ソフト (各ソフトとも簡単に) プレゼンテーション・HTMLエディタ         その人について固有の情報
その4     ブラウザ(Web検索。明確に実習となっていないが。)       HTMLエディタ         例として、住所・氏名・生年月日・電話番号・家族構成・パスワード
その5                        
その6                        
その7                        
その8                        
その9                        
その10                        
その11                        
その12                        
その13                        
補足                        

 

補足

HTMLエディタ:
ほとんどの教科書で、Webページ作成ツールとしては特定のものをさしていなかったので、上表ではHTMLエディタと記した。定番となるソフトがないからだろうか。
「テキストエディタでも作成できるし、Webページ書き出しをサポートするワープロ等のソフトがある」旨を補足する教科書も複数存在していた。
備考:「個人情報」の定義:
ある教科書の記述が気になったので、他の教科書の記述も調べてみた。
情報の「伝達」と「発信」
「情報伝達の工夫」という単元と「情報発信に適した情報のあらわし方と情報発信における問題点」という単元があるのだが、どちらの単元でどの教材をどの程度まで踏み込んで扱うかという点に各社の違いが見られる。
前者では、メールにしろプレゼンテーションにしろWebページの作成にしろ、伝えたい情報を正確に伝達するための伝達手段の選択、主題をうまくアピールするための表現上の工夫が中心になると考えるべきであろう。
後者は、前者の延長上にあり、工夫して作ったメールや資料等の、構造上の配慮や問題点、再利用のための配慮、通信上の配慮や問題点、プロトコル等の、通常は表に出てこないにもかかわらず気を配らなければならない点や、いわゆるプライバシー・著作権等、最近の一般的なネットワーク上の問題点が、教科書の中にうまく表現されているかどうかがポイントであろう。

 

 

 

 

 

 

参考文献

 

情報A教科書(各社)

文部省告示 高等学校学習指導要領(平成11年3月) 大蔵省印刷局発行

高等学校学習指導要領解説 情報編 文部省

平成13年度新教科「情報」現職教員等講習会テキスト(1) 文部科学省

 


以上 2002.9.6公開  (1行目に戻る)

 

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