高周波ダミーロードの製作
                                      
JH1NDM 萩原 洋



以前144MHz帯〜433MHz帯のSWR計を造りましたので、その校正が出来るように、またモービル機等の疑似アンテナとしても利用できるようにと高周波ダミーロードを製作します。

1.用意するもの
1-1 放熱フランジタイプ薄膜抵抗チップを使用します。
   新品でメーカーから買うと一個で数千円しますので、Netで中古を購入
   します。
  
  
セラミックキャップとフランジの接合部に有毒のベリリウムを
  使っているので注意!
2-2 放熱板にBNCプラグと抵抗チップを取付ける
   ネジ穴M3及びBNCプラグ用M2.6を各々
   2か所合計4か所加工する。
2.前加工
4.完成
3.組み立て
2-1 BNCプラグフランジの膨らみ部分のカット。
BNCプラグをM2.6ビス2本で取付ける。
※放熱板のねじ穴はアルミなのでネジ山が
崩れやすいので、強く締め付けない。

放熱板の抵抗チップ取付け面を綺麗にして
抵抗チップの放熱面も綺麗にしてシリコーン
を薄く塗り、抵抗チップをM3ビス2本で同様
に取付ける。

抵抗チップのリボンとBNCコネクターの中心
電極をはんだ付けする。
※はんだはなるべく少なく盛る。
1-4 放熱用シリコーンを塗って、ネジで
   抵抗チップと放熱板を固定します。
1-3 放熱版
   116*50*27o
   この放熱板で20W連続50W間
   欠で発生した熱を放熱します。
1-2 BNCプラグ(筐体取付け用)
   M型のコネクターは高周波でインピーダンス特性が劣るのでBNCコネク
   ターで選びました。