山ノ内

山ノ内は鎌倉の地名の一つで、北鎌倉駅周辺が山ノ内となります。
山ノ内には円覚寺、建長寺、浄智寺、明月院が含まれます。
このうち、明月院は別に紹介してますのでそちらを参照してください。

円覚寺総門 円覚寺料金所(笑)

まずは円覚寺。北鎌倉駅に非常に近いところにあります。
昔はその北鎌倉駅も円覚寺の境内だったそうです。
開基は第8代執権の北条時宗、開山は無学祖元です。
創建は1282(弘安5)年。
文永の役(1274年)や弘安の役(1281年)の戦没者の慰霊と禅宗を弘布するために思い立ち、宗の禅僧として名高い祖元を招いて建立した寺、だそうです。
入場料は200円です。

建長寺総門 建長寺外門

建長寺です。北鎌倉駅からは少し離れています。
巨福呂坂洞門に近く、すぐ横に鎌倉学園があります。
1253(建長5)年の創建で、開基は第5代執権の北条時頼。
日本で最初の禅寺でもあるそうです。
入場料は300円。

浄智寺総門 浄智寺山門

浄智寺です。北鎌倉駅から歩いて5分程度の場所にあります。
創建は1281(弘安4)年です。
開基は8代執権北条時宗の弟、宗政の夫人と、子の師時で、宗政の菩提のために建立されたと言われています。
入場料は150円です。管理人は中に入るつもりはなかったので山門の写真は遠距離射撃となっています。(苦笑)

長寿寺山門

長寿寺です。鎌倉街道沿いにある寺で、北鎌倉駅からは徒歩15分程度の距離です。
足利氏ゆかりの寺、ということは分かっているそうなんですが、創建時期などは明らかになっていないそうです。
写真を見ても分かるように門はいつも閉ざされていて、拝観は出来ません。
ただし、精進料理を予約すれば境内や庭園の拝観が出来るそうです。

光照寺山門 光照寺境内

光照寺です。北鎌倉駅から5分ほど歩いたところにあります。
この寺は江戸時代、鎌倉に住む隠れキリシタンと関わりがあり、山門にはクルス紋が掲げられているそうです。
この紋は見えにくい場所にあるそうです。
境内の拝観は自由です。

東慶寺総門 東慶寺山門

東慶寺です。北鎌倉駅から3分と、比較的近い場所にあります。
別名「駆込寺」とも「縁切寺」とも言われます。
それはこの寺の由来に依るところが大きいです。
この寺の開山である覚山尼(時宗夫人)が悩める女性の為、縁切寺法を定めました。
当時、離婚は夫にのみ権限が与えられていましたが、決められた寺に逃げ込み、3年間尼として奉公すれば離婚が認められるというもので、この東慶寺がその1つでした。
かつては尼寺でしたが、今の住職は男性で、普通の禅寺になっているそうです。
寺の境内には石川県出身の西田幾多郎などの文人の墓も多いそうです。
入場料は100円です。

円応寺山門 円応寺看板

円応寺です。北鎌倉駅からは徒歩15分と少々遠い所に位置します。
この寺の特徴は閻魔大王を始めとする十王の像です。
境内はこぢんまりとしていますが、趣があります。
創建は1250(建長2)年とされていますが、他にも説があり、詳細ははっきりしていないそうです。
入場料は200円かかります。

寺ばっかりですね。(汗)
寺ばっかりだと気が滅入るので、後2つ、美術館を簡単に紹介します。

鎌倉古陶美術館

北鎌倉駅にほど近い所にある鎌倉古陶美術館です。
中世の陶器をはじめ、鎌倉時代に中国から流入した白磁、青磁なども展示されているそうです。
入場料は一般が500円、中・高校生が300円、小学生が200円です。

北鎌倉小瀧美術館看板? 北鎌倉小瀧美術館

これも北鎌倉駅に近いところにある、というより、鎌倉、逗子方面への列車が出るホームから直接見えます。
写真家小瀧達郎氏が作った美術館です。
小瀧氏の写真作品はもちろん、ヴェネツィアングラスやアンティークビーズなどのコレクションも一般公開されています。
カフェやショップも併設されています。
入場料は一般が800円、学生が600円、小学生が300円です。
カフェやショップに関しては無料で入れます。



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