若宮大路は、由比ヶ浜から鶴岡八幡宮まで伸びる全長約1800mの通りのことです。
若宮大路には鳥居が3つあります。海側から見て一の鳥居、二の鳥居、
そして鶴岡八幡宮の入り口ともなっている三の鳥居の3つです。
そして、その二の鳥居と三の鳥居の間は、道の真ん中が盛り土され、一段高い参道になっています。
これを段葛というそうです。ここでは主にその段葛を紹介します。
まずは、二の鳥居です。ここは鎌倉駅から歩いてすぐの所にあります。
右は、春に撮った写真で桜がほぼ満開です。
ちなみにこの2枚の写真、歩行者用信号が青の時に横断歩道の真ん中で堂々と撮った写真、というのは秘密です。(笑)
二の鳥居のすぐ後ろにある段葛の石碑です。
鎌倉には同じような石碑が他にもあります。これはその一つですね。
石碑には大正7年3月に建てられたと書いてあります。
また、石碑の記述から、段葛は最初、鶴岡八幡宮から「由比海濱大鳥居」(現在の一の鳥居でしょうか?)まで築かれていたそうです。
しかし、明治の初年には二の鳥居より南の段葛は失われてしまったそうです。
これが段葛の写真です。下に載せる写真もそうですが、何となく長い参道に見えます。
これは、鶴岡八幡宮に近づくにつれて道幅が狭く、なおかつ高さも低くなっている為にそう見えます。
そういう遠近法を使って長い道に見せようとしたんでしょうね。
左は冬のぼたん庭園が見頃のころ。右は春に撮ったもので、桜がほぼ満開です。
両方とも同じ場所から撮ったもので、センプレの背景イラストが元になっています。
イラストでは桜が満開のイラストなので、右の写真とそっくりというわけです。
このサイトのTOPに飾ってある写真とは少し違う場所で撮っています。
これも段葛の写真です。
上の2枚は二の鳥居からさほど離れていない場所で撮影したものですが、これは段葛の中ほどで撮ったものです。
段葛の長さは500mほどです。
桜が散った後は、桜の根元にツツジが咲き誇ります。