鳥取

鳥取は、中国地方の北部に位置する鳥取県の県庁所在地です。
観光の面では鳥取砂丘と鳥取温泉は有名だと思います。
東京からは、新幹線で京都、新大阪まで行った後スーパーはくとに乗り換えるか、寝台特急出雲で。
寝台特急サンライズ出雲の場合は、米子で下車して山陰線普通(快速)列車か、特急スーパーくにびきで。
他には岡山から特急いなば、大阪からは本数は少ないものの特急はまかぜがあります。
高速バスでは、東京、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡から鳥取まで出ています。
他に、後述の夜行快速「ムーンライト八重垣」というのもあります。
小説では第3巻の、「第三章〜鳥取の砂丘坂」に出てきます。


ムーンライト八重垣

鳥取の紹介の前に、今回鳥取行きに使った交通手段のご紹介。
大阪と島根県出雲市を結ぶ臨時夜行快速「ムーンライト八重垣」です。
ムーンライト九州のように客車で運行されています。
鳥取に行くときは、途中伯耆大山駅で乗り換えて鳥取行きの普通列車に乗り換えるといいかと思います。
問題は運行時期で、私が知る限り、夏のお盆前後と冬の年末年始のわずかな期間しか運行されていませんので注意が必要です。
ちなみに、このムーンライト八重垣は岡山駅でちょっと珍しいことをしますが、これは最後の方に紹介したいと思います。



JR鳥取駅駅舎

鳥取駅の駅舎です。ホームは4線で、高架駅となっています。
駅舎は北口から見ても南口から見てもあまり変わらないように見えました。



スーパーはくと

ときなが鳥取にやってくるのに使ったのがこのスーパーはくとです。
形状は違いますが、両方ともスーパーはくとです。
上り下りのスーパーはくとが同時に鳥取駅に並ぶのは後で知ったんですが、この時(17時20分頃)だけだったようです。
スーパーはくとは臨時を除けば1日6往復運行しています。



観光案内所

鳥取駅駅舎内にある観光案内所です。
これは恐らく「駅を降りてすぐの所に観光案内をしてくれる小さなブース」だと思います。
残念ながら「少し離れた観光協会」というのは見つけられませんでした。
駅から離れたところにこの案内所の本部みたいなところがあるそうですが、そこでは観光案内はしてくれないとの話でした。



3番のりば

ときなが砂丘に行くために、観光協会の人に教えてもらったのがこの3番のりばです。
鳥取駅のバスターミナルは北口の方にあり、高速バスもこのターミナルから出るようです。
ただ、確かに3番のりばから砂丘行きのバスは出ますが、本数が少ないように思いました。
砂丘に行く時は、次に紹介するループ麒麟獅子バスを利用するのがいいと思います。



麒麟獅子バス

ループ麒麟獅子バスは、金沢にもあるような観光地を周遊するタイプのバスで、砂丘以外にも鳥取城跡や玄忠寺などの観光地を周遊します。
料金はどこで乗り降りしても200円で、1日乗車券(600円)もあります。
砂丘をまわる便は、平日が16便、土日祝日や夏休み期間中は9便です。



0番のりば

ちなみに、麒麟獅子バスの乗り場はこの0番のりばとなります。
0番のりばの向こうに写っているのはバスの案内所ですが、小説にあった観光協会というのは、案外ここかもしれませんね。



砂丘センター

ときなと、千太郎が降り立つ砂丘センターです。
1階はおみやげ屋などが入ってまして、砂丘センターと書かれたところは展望台になっていて、砂丘を見渡すことが出来ます。
私も上ってみましたが、誰もいなかったのが印象的でした。(笑)
なんだか、どこかの町の役場みたいな寂れた雰囲気を感じてしまったのは私だけでしょうか?
リフトはこの砂丘センターから乗ることが出来ます。



展望台より

展望台から撮った写真ですが、リフトが砂丘まで伸びています。
リフトは基本的にむきだしですので、雨が降ったときどうするのかと思いますが…。
リフトの料金は小説には80円とありますが、あくまで少年(千太郎)の場合であって、大人の場合は片道120円、往復200円かかります。



謎の脇道

砂丘センターからはリフトに乗るのが普通の観光のセオリーですが、私は坂めぐりに来てますので、そのセオリー通り、歩いて行きました。(笑)
歩く道は、基本的にバスが来た坂道を降りていけばいいんですが、かなりの遠回りになってしまいます。
しかし、たまたまこういう怪しげな脇道を発見しましたのでそこを降りていきました。
ちなみに、足跡があったので、馬からくだも通るようです。



らくだ

鳥取砂丘のらくだです。
記念撮影をしている所をちゃっかり撮らせてもらいました。
なお、らくだに乗るには2000円くらいかかり、記念撮影してもらうにも500円かかるとか。(撮影するだけならタダ)
らくだ以外だと、観光馬車があるみたいです。




鳥取砂丘 馬の背

鳥取砂丘の馬の背と、それに続く上り坂です。
さすがに日曜だけあって人が多いです。
砂地を歩くのは確かに慣れてないと大変ですね。
それに関しては砂丘の上で暮らしてますので精神的には慣れてますので大丈夫です。(苦笑)



(多分)浜坂

ときなが駆け下った(と思われる)急坂です。
馬の背から絶壁のように落ち込んでいるという小説に沿った場所だとここになると思います。



浜坂(馬の背)を見上げる

この坂を海の方から見上げるとこういう感じになります。
その急坂ぶりに、降りるのを躊躇う人も多いようでした。



挿絵に似せてみた

これは挿絵に似た風景はどこかと探していて撮った写真です。
あまり似てないですが、そっくりなところはこれくらいでした。



オアシス?

おまけで砂丘に出来たオアシスの写真を1枚。
雨が降った後に出来るそうで、実際前日は雨が降っていたそうなので見事に出来てました。
砂が濡れていて風紋は見れませんでしたが、代わりに見ることが出来ました。


坂物語りの紹介は以上でして、これよりおまけとなります。
まずは鳥取にある坂を、と思ったんですが、鳥取は砂丘を除けば平坦な場所で、名前が付くような坂は調べた限りでは存在しませんでした。
ですので、代わりと言ってはなんですが、「坂」がつく地名特集を行おうと思います。
はっきり言ってつまらないので飛ばしてしまっても構いません。


浜坂バス停

まずは「浜坂」です。浜坂は砂丘の坂の名前として出てきましたが、地名として実在します。
鳥取駅から見て北に位置し、鳥取砂丘からも近いです。



浜坂の坂

砂丘から近いので、時間と体力と気力があれば砂丘から歩いて行ってもいいでしょう。
ついでに、砂丘に近いのでこういう坂も見受けられます。



野坂バス停

続いて「野坂」です。
鳥取駅から見ると東南東といったあたりでしょうか。



野坂の風景

山あいの場所といった感じですが、めぼしい坂はバス停付近には見あたりませんでした。
ちなみに、写真の川は野坂川と言うそうです。



篠坂バス停

最後に「篠坂」です。
鳥取駅から見て南東くらいです。



篠坂の坂

こちらも山あいの地区でしたが、バス停から少し離れた篠坂の集落にこういうちょっといい感じの坂を見つけました。



鳥取の坂特集は以上ですが、他にも「八坂」という地名もあるそうです。
なお、真似をする人はいないと思いますが、もし行かれる場合は、バスの本数に注意して下さい。
浜坂は割と多く、不自由はしないはずですが、野坂の場合は1時間に1本、篠坂は2時間に1本のペースだったと思います。


大阪行き八重垣連結中

最後に前述のムーンライト八重垣のちょっと珍しい光景について。
ムーンライト八重垣は、岡山駅で午前2時頃に上り下りとも約1時間停車しますが、その間にそれぞれの機関車を入れ替えるという「パートナーチェンジ」を行います。



出雲市行き八重垣連結中

鉄道好きの人はその事を知っているらしく、岡山に着くと、カメラを持って写真を撮りに行きます。
ちなみに、私はこの時気付きました。


鳥取のレポートは以上です。
石川からは比較的近いんですが、交通の便の事情で日帰りが不可能なので、今まで行く機会に恵まれませんでした。
残りも割と行きにくい所が続きますが、時間がかかっても残り7箇所を巡りたいと思います。



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