尾道は、広島県東部に位置する都市で、海と山に挟まれた街です。
広島から山陽シティーライナーで約75分、大阪からだと快速や普通列車を乗り継いで4時間近くかかります。
新幹線では新尾道にひかり、のぞみは止まらないようなので、岡山や福山でこだまに乗り換える必要があります。
東京からのぞみで岡山まで行き、そこでこだまに乗り換えた場合は約4時間、新大阪から直接こだまで行った場合は2時間ちょっとです。
小説では第3巻の、「第四章〜尾道のれんが坂」に出てきます。
まずはJR尾道駅の紹介です。
駅の向こう側に見えるのは尾道城ですね。
ちなみに、新幹線の新尾道駅は山の方に3kmほど離れているので、バスで移動するのが適当だと思います。
もう一つ、この写真は少し某ゲームを意識して撮ったんですが、検証したわけではないので多分ずれてます。
尾道駅のホームは3線。それほど大きい駅ではありません。
特急も新幹線が併走しているのでほとんど走っていませんが、寝台特急数本が停車します。
「あさかぜ」「なは」は上下とも、「彗星、あかつき」は、長崎、南宮崎行きのみ、「富士」は東京行きのみです。
なお、今回は時間の都合で新尾道駅までは行けませんでした。
坂物語りには出てきませんでしたが、写真を3枚。
尾道駅から見て北東辺りの細い坂です。そこから国道2号線とJR線を見下ろしています。
が、JR線は死角になって見えません。
それどころか、上ってきた階段すらも死角になってしまい、見えるのが手摺りだけという凄まじい急坂です。
尾道にはこういうところがいっぱいあるわけですね。
その階段を上る途中に見つけた尾道の猫1号(笑)です。
首輪は付けているんですが、あまり人懐っこくなく、逃げられてしまったところを撮影しました。(涙)
ちなみに、尾道ではあと1匹しか見つけられませんでした。
写真もありますけど、あまり画像を増やしたくないので割愛です。
…猫は坂に関係ありませんけど、管理人の趣味ですのでご容赦を。
で、急坂を登り切ったところにあるのが、「ふたり」に出てきたといわれる「電柱のある坂道」です。
写真では広い場所に見えます(観光ガイド誌でも同じ)が、実際は狭い路地です。
これは実際に行ってもらった方がいいと思います。
続いて「転校生」関係の写真で、四ッ角です。
写真の撮り方が下手ですので1本の坂に見えますが、ちゃんと4ッ角になっています。
十字路になっているのは大体電柱の辺りでしょうか。
「時をかける少女」に出てきたタイル小路です。
旅行者のものか、落書きもたくさんありました。
それにしても、細い路地です。地図がないと迷ってしまうかも知れません。
左の写真には、タイルで「エキスポ八十五ツクバ」と書いてありましたけど、なんのことでしょうね?
では、坂物語りの紹介に入ります。
まずは喫茶こもんです。正式には茶房こもん、だそうですが。
小説ではこの店の前でときな達が七々子さんに西国寺への近道を教えてもらったとあります。
こちらで有名なのはワッフルだそうです。休日には行列が出来るほどだとか。
本当は入りたかったんですが、時間の都合で入れませんでした。
次の機会には入りたいです。
その西国寺です。尾道駅からだと、国道を東に歩いていって、3つ目の歩道橋(陸橋などは除きます)を過ぎてすぐの交差点で北に行くとあります。
この近くに、尾道編の本題でもあるれんが坂があります。
これがそのれんが坂です。西国寺前の道から撮ったものです。
尾道の路地にはどこでも言えることですが、細い生活道路になっています。
このれんが坂の名前は漢字にすると「煉瓦坂」………ではなく、「蓮華坂」となります。
案外間違いやすそうですので、書いておきます。
…というか、普通は間違いますよね。
喫茶店「れんが坂」です。
れんが坂を上りきったところにあります。
営業時間、等は書いてませんが普通は午後から開くそうです。
私は朝早く行ったので本当なら開いていない時間だったんですが、何回か行き来しているうちに喫茶店のご主人に開けてもらいました。
有り難いですね。
ちなみに、れんが坂には御袖天満宮の方向からも行けまして、そこから行った場合はこう見えます。
どちらにしても、坂の頂上に当たるので、坂を上がる苦労はそんなに変わりません。
喫茶店の窓からは尾道の街を一望……できたかな?(苦笑)
れんが坂に入れた頃にはかなり時間が切迫してましたので。(汗)
ちなみに、ここでアイス最中と尾道のパンフレットを頂きました。
小説にあった「れんが坂ノート」もちゃんとありましたよ。
実際には違う名前だったと思いますけど、はっきりと覚えていません。
写真はらいた先生が書きこんでいるページですね。
私も書き込みましたけど、焦りからか、みみずののたぐりに…。(泣)
御袖天満宮の階段です。「転校生」に出てきた階段ですね。
これは………、もし転げ落ちたら痛いでしょうね。(笑)
絵馬です。…撮るところを間違えました。(汗)
挿絵と同じところを撮るべきなのに間違えていたという…。
なんのために小説を持っていったのか…。(涙)
ただ、数ある絵馬の中にちゃんとらいた先生の書いた絵馬がありますので探してみてください。
写真は撮りましたけど、さすがにこれまで載せるのも野暮かと思いますので。
最後に坂物語りに出なかった坂を一つだけ。
天寧寺坂です。
天寧寺三重塔から天寧寺に降りていく坂(階段)のことをそう呼んでいるそうです。
比較的緩やかな坂でした。
名前が分かっただけなので、どういういわれがある坂なのかは分かりません。
鹿児島、長崎でもそうでしたが、尾道でも心残りでした。
大体の場所は撮ったんですが、今度はもっとゆっくり行きたいですね。