『What is Love?』
空を眺めていた…。月明かりに照らされた静かな海で…。
『夢は覚めることはないよ…』と、僕の腕をつかんだまま、キミはそっと微笑む。
優しい風がキミの体を包み込んで…
純白のワンピース、真っ白な肌、流れる長い髪に、僕の瞳はさらわれていた…。
「ありがとう、光一…会えて嬉しかった…」
「それは僕のセリフだよ…たまき…」
いつからだろう?
気がつけば…キミのことばかりを想っていた…。
「光一もおいでよ!海が…空が笑っているよ…」
幾千の星空のしたで 何処までもつづく海の彼方で…
水しぶきを舞い上げ 微笑むキミはとても綺麗で…。
「ふふっ、まるで天使みたいだ…」
夢なんかじゃない…。紛れもない現実…。
そう きっと神様がくれた 最高の奇跡だから…。
守りたい…誰よりも大切なキミを…。その素敵な笑顔を…。
だから僕は、キミのために生きるよ…。
キミを守ってみせる…。キミを幸せにしてみせるよ…。
この大空のしたで…。
「一緒に走ろうよ…。あの境界線まで…全速力で」
「うふふっ、いいけど…光一は大丈夫なの?」
「任せて…。今度は負けないからさっ♪それに…キミとなら、何処までもついて行くよ…」
「ありがとう…」
いくつもの夢を抱いて 最高の愛を描いて…
この世界を駆けだそう…。 親愛なるキミとともに…。
「行くよ…たまき…」
END
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