建築家と一緒につくる家のながれ
実際にどんなことをするのか 簡単にご説明
1 とにかく会ってみる
一度お会いしてお話ししましょう。メールでも電話でも構いません。
いえづくりの一歩めはお施主さんと建築家との相性です。
この人なら楽しく、信頼を置いていえづくりができそうかどうか 感じてください。
遠慮はいりません。お互いの都合のいい時にお話ししましょう。
2 基本計画
この人ならと思ったら、計画をします。
とりあえず「たたき台」の平面計画などを用意します。
それを見ながら、ここはこうして、ああでもなくこうでもなくと色々考えてみましょう。
気に入った建物の写真をスクラップしてみたり。
そうやって、自分の欲しかった家がだんだん具体的になってきます。
3 設計契約
いよいよ実際の作業に入るために設計の契約を結びます。
お互いの信頼の証しのような作業です。
工事金額の10%が目安です
4 基本設計
計画の時に浮かんできた全体のイメージを具体的に絵にしていきます。
法規や、予算にのっとって家づくりを進めます。
5〜6案くらいの検討を重ねていって 最終の間取りやイメージが決まります。
5 実施設計
基本設計で決まった与件にしたがって実際に「作る」図面をつくります。
家具や照明、キッチンの詳細など 細かい打合せをします。
お施主さんにはキッチンメーカーや設備機器メーカーに行ってもらって機種の選定もしていただきます。
そういう様々なご要望を品番や名称で図面に記載していきます。
約3〜4週間で実施設計図を作成します。
6 工事の請負契約
競争原理を確保するために、あい見積をとります。
出来上がった実施設計図をもとに3〜5社の工務店から見積書を出してもらいます。
その中でもっとも妥当だと思われる工務店を、お施主さんと一緒に決定します。
最終的な仕様変更や値段交渉を経て 工事請負契約をその工務店と結んでいただきます。
工務店は信頼のおける企業を複数、ご紹介します。
7 建築確認申請
官公庁に建築許可の申請をします。通常約1週間程度で許可が出ます。
その建物が関連法規に適合しているかどうかを審査してもらいます。
建築協定など他の条件があるときはご注意下さい
8 工事の着工
スケジュール(工程表)を組み、良い日を選んでいよいよ着工です。
起工式(地鎮祭)をして土地の神様や家族の神様に守られるように。
着工してから約1.5ヶ月〜2ヶ月で棟上です。構造体が組みあがって建物の形が見えてきます。
どんなふうに建物が組まれているか、観察してみましょう。
屋根ができ、外壁ができ、工事は内部になっていきます。
内装の打合せを行い、最終の色や素材を決定して施工します
9 竣工と引渡し
順調にいくと約4.5ヶ月〜5.5ヶ月で竣工します。
出来上がったら、設計事務所の検査、官庁の竣工検査を経て引渡しとなります。
色んな設備機器類の取扱い説明を受け、保証書を貰います。
登記の手配や火災保険のかけかえ、電話、電気そして、引越しの段取りをしましょう
そして新しい生活の始まりです。
10 住みはじめてから
メンテナンスはとても大事です。お家を可愛がってください。過保護はだめですけど。
自然素材を使った家は生き物です。完全に乾燥したり、安定するまでにはまだもう少し時間がかかります。
冬を越し、梅雨と夏を経験して、建具や家具などいろんな部材の調整をします。
家はつくる事が目的ではありません。そこに暮らして家族と時間を刻みながらつくってください。
改装や何かありましたら、お気軽に設計事務所にご連絡下さい。