藤堂流古武術を冒涜するのはヤメロ!

 

魔法の性奴隷(助っ人)、最初で最後の大活躍(でも後半のみ)!

ひみつのかすみちゃん

 

「まわしのひみつ」

 

 

 

作者の都合により、いきなり準決勝です。

しかも相手はキムチーム、ほんとは準決勝に出てこれるような器じゃないケド・・・。

ま、8チーム目まではランダムだし・・・。

 

「ぬぐぐ、まさかニセ飛翔脚とは・・・(韓国語)」

ぱたり・・・。

「だ〜か〜ら〜、ちがうっちゅーに!(フランス語)」

 

特訓の成果か、今大会のキングちゃんはまさに絶好調。

昨年度の大会において苦戦を強いられたキムチームもまったく寄せ付けず、まずはあっさり子分二匹を料理。

チームリーダーのキムに対しても、圧倒的な攻勢で、終始試合のペースを握ります。

磨きのかかった足技はテコンドーの奥義を極めたキムにもまったく引けを取らず、

二大秘密兵器の廉価版サプライズローズと対空トルネードキックは要所要所で猛威を振るいます。

そして、遂に壁際でのサプライズ→トルネードという離れ業コンボが満身創痍のキムを捕らえ、

キングちゃんは見事、3人抜きのストレート勝ちで決勝進出を決めたのでした。

 

「くっ、正義が、正義が破れるはずは・・・(韓国語)」

「フッ、お前の正義には愛が足りないのさ・・・(フランス語)」

キザに決めつつ、さっそうと振り返るキングちゃん。

悔しそうにキングを見上げるキムの後ろでは、チャンとチョイが心底嬉しそうな顔でウンウン頷いています。

(・・・しかも嬉し泣きしてるし・・・)

 

思いっきり気まずくなり、慌てて背を向けるキングちゃんに、チームメイトの舞と香澄が駆け寄ります。

「さすが、お姉さまだわ。」

「やりましたね、キングさん。」

「ふふ、あなたたちの出番を奪っちゃってごめんなさいね。」

「そーですよ、お姉さまったら一人で3人とも片づけちゃうなんてズッルーイ!」

「ハハ、悪い悪い。」

「ただあんな汚らしいオヤジ共には、大事なお前たちを指一本たりとも触れさせたくなかったからね。」

「いやーん、もーキングお姉さまたら〜ン。」

「・・・(ポッ)・・・。」

「でも次の試合はアタシたちに任せてくださいね。」

「ウフフ、今度こそ舞ちゃんの華麗な活躍が、全世界の視聴者のハートをわし掴みにするんだからっ!」

「ふふ、舞ったら。でもその心配は無用よ。」

「さすがに決勝のボスチームは、今までの敵とはスケールが違う・・・。総力戦になることは間違いないわ。」

「舞と香澄にもたっぷり活躍してもらうからね。」

「ええ、あんな仲悪そうなチームにあたしたちが負けるもんですか!頑張ろうね、香澄ちゃん!」

「はいっ!わたしももっとお父様の目に留まるように、頑張ります・・・。」

「ああ、頼むよ、ふたりとも。」

「ユリさんのためにも、わたしは絶対に負けるわけにはいきません。きっちりと代役を果たして見せますよ。」

「・・・あ、・・・ああ、そうだね・・・。」

(・・・ユリ・・・。)

(・・・一体、どこに・・・?)

 

 

 

 

「KOF実行委員会主催者私室」

・・・と言うとかっこいいけど、要は単なるちづるの部屋。

ちづるお嬢様は誰かと電話しているようです。

 

「それで・・・。ユリさんの行方はまだ分からないの?」

「ええ・・・・・・・・・。ええ・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・そう・・・、わかったわ・・・。」

「じゃ、舞、よく聞くのよ・・・。」

「この電話を切った後、あなたはいつわりの姿・・・、「女性格闘家チームの舞」に戻るの・・・。」

「あなたは、いつものように不知火の実家に電話を掛けていた・・・。」

「・・・決勝進出の報告と、たわいもない雑談をしただけ・・・。」

「・・・そう、・・・・そうよ。」

「・・・でも、わたしが「まわしのひみつ」と言ったら、たちどころに本当のあなたを思い出す・・・。」

「・・・今のように・・・。」

「・・・舞、あなたの本当のご主人様は誰かしら・・・。」

「・・・・・・・・・。」

「・・・フフフ、・・・そう、・・・いい子ね・・・。」

「・・・そう、あなたはわたしの忠実な奴隷・・・、わたしだけの舞・・・。」

「・・・明日は決勝戦、あなたには存分に働いてもらうわ・・・。」

「・・・それじゃあ、また明日・・・、頑張ってね、舞・・・。」

ピッ

「・・・ふう・・・。」

電話を切り、ため息をつくちづるお嬢様。

彼女の傍らに控えていた女性=分身ちづるが電話の内容を尋ねます。

「・・・ちづる、やっぱりユリさんの居所は掴めないの・・・?」

「ええ、舞やキングさんにも、一切連絡は入っていないみたい・・・。完璧な雲隠れね・・・。」

「実際、キングさんも相当心配しているらしいわ。舞もいろいろ相談を持ちかけられてるみたい・・・。」

「あら、それはいい傾向ね。」

「ええ、最高のパートナーであるユリさんがいなくなった今、頼れるのは舞だけ・・・。」

「舞を信頼し、彼女に対する依存度が高まれば高まるほど、わたしたちにとっては好都合・・・。」

「ふふ、こちらの思惑通り、完全に術中にはまっているというわけね・・・。」

「今や唯一の心の拠り所である舞さんに裏切られたときのキングさん、どんな顔をするのか見物ね・・・。」

 

「それにしても「龍虎チーム」の棄権は計算外だったわ。」

「せっかく苦労してユリさんを龍虎チームに組み入れたのに・・・。」

「うーん、確かにあなた、ユリさんを女性格闘家チームから外すために、いろいろ細かく根回ししてたものね。」

(・・・普段めんどくさい事は全部人任せのちづるにしてはめずらしく、率先して動いてたし・・・)

「そーよ、頭に来る!わたしの涙ぐましい努力をいったいどうしてくれるのよッ!」

(・・・はァ?涙ぐましい?・・・)

「うう、わたしはただ・・・。」

「わたしはただ、ユリさんと拳を交えるキングさんの苦渋に満ちた表情が見たかっただけなのに〜ぃ!」

「き〜〜〜〜〜〜ッ」

(・・・やっぱ根っからインケンだわ、この女・・・)

「・・・まさか、キングさんとこに当たった途端、棄権するなんて・・・。」

 

そう、実はユリちゃん率いる(?)「龍虎の拳チーム」は、

5回戦にて「女性格闘家チーム」に当たったものの、さっさと棄権してしまったのです。

棄権の理由は、前日の対餓狼伝説チーム戦におけるリョウ・サカザキ、およびロバート・ガルシアの負傷・・・。

大会前に何者かの襲撃によって重傷を負わされた両名、

傷が完治しないままの大会参加になってしまったのですが、餓狼チームとの激戦に辛くも勝利したものの、

やはりその代償は大きく、戦線離脱を余儀なくされたというわけです。

当日会場にて、涙ながらに観客に事情を説明し、棄権を申し出たユリは、

傷心のあまり、その後いずこかへと行方をくらましてしまいました。

「わたしは悔しいです。でも来年こそはきっと三人で力を合わせて、うぅ・・・。」

彼女の悲痛なマイクアピールは全世界のKOFファンの胸を打ち、多くの同情を集めたのでした。

 

「・・・アレを見たときは、不覚にももらい泣きしちゃったけど・・・、」

「よく考えてみたら、ロバートはともかく、リョウは闘ってないはずなのよね・・・。」

「ええ、確か先鋒のロバートが餓狼チーム二番手のアンディに破れた後、

同じく二番手のユリさんがボガード兄弟をまとめて二人抜きしちゃったから、

大将のリョウはあの試合において、まったく戦闘に参加していないハズだわ・・・。」

「・・・でも、実際にリョウとロバートはいまなお意識不明の重態・・・、さっぱりわからないわ・・・。」

「おそらく二人を襲ったのは大会前の襲撃者と同一人物・・・。」

「ユリちゃんはその人物を追っているんじゃないかしら・・・。」

「しかし極限流空手の師範を二人まとめて・・・。」

「しかも短時間のうちにあそこまでの重傷を負わせるなんて、かなりの手練れよ・・・。」

「・・・いえ、三人よ・・・。タクマさんもやられているわ、やっぱり昏睡状態・・・。」

「・・・ッ!?なんてこと・・・、やはりボスチームの仕業?・・・」

「・・・いえ、あの三人、それぞれ何か企んでいるのは確かだけど、特に動いた様子はないわ・・・。」

「・・・その辺はしっかり監視させておいたから、間違いないと思う・・・。」

「・・・ハッ!?」

「・・・まさか、ゲーニッツが動いた・・・!?」

「・・・その可能性は否定できない。・・・いや、あの男以外にここまでの事は出来ないでしょう・・・。」

「・・・あの男が、こんなに早く仕掛けるとは思えないけど・・・。」

「・・・どちらにしても、大会の責任者として、その謎の襲撃者、放っておくわけには行かないわ。」

「ちづる・・・、気を付けるのよ・・・。」

「ええ、大丈夫。だってわたしには姉さんがついてるもの・・・。」

「・・・・・・・・・・・・。」

「それとユリさんにも注意した方がいいわね。あの子だけはまるで行動が読めないわ。」

「どちらにしろ、わたしたちが「仕掛ける」時に乱入されることだけは、なんとしても避けなければ・・・。」

「わかってるわ。相手が誰であろうと、わたしのシナリオを狂わせるものは排除するのみ・・・。」

「これ以上邪魔はさせない!明日、わたしはかならずキングさんを手に入れるわ!」

(・・・はぁ、結局、目的はそれだけなのね・・・)

 

激しく勘違いをしているちづるズですが、リョウとロバートを襲った謎の襲撃者の正体・・・。

コレはもちろんゲーニッツでも何でもなく、ユリちゃん本人です。

愛しいキングお姉さまと闘うつもりなんて最初からさらさらなかった彼女、餓狼チームとの決戦後、

控え室に引き上げるやいなや、実兄とフィアンセ(?)に襲いかかり(しかも背後から不意打ち)、

あっという間に口も利けない瀕死状態に追い込んでしまったのでした。

実は大会前の襲撃(前回のお話参照)についても、真相はキングとユリちゃん、二人だけのヒ・ミ・ツ!

この事は、極限流を打ち負かした謎の襲撃者の打倒を誓ってチーム合流を果たした香澄はもちろん、

日本でちづる様といちゃついていた舞にも全く知らされていなかったのです。

バレるといろいろめんどうなことになっちゃいますからね。

そーいうわけで断腸の思いで棄権を訴えるユリちゃんの涙ながらのマイクアピールも、

「ウソ泣き」だと看破できたのは世界中でキングちゃんただ一人だけ。

ユリとの試合が流れたことにホッとしつつ、苦笑いを浮かべて見守るキングちゃんでありました。

 

 

 

んで大会最終日、決勝戦

「女性格闘家チーム」VS「ボスチーム」

「(飛ばない)レップゥケェェェン!」

「ぐっ!」

「ハッハー、どうした、小娘?行くぞ、(飛ばない)シップゥケェェン!」

「がっ、かはッ!」

「オオオオッ、ジャエーケェェェェェン!」

「きゃああああ!」

「まずい、香澄ちゃんの体力が赤ゲージだわ。はやく助けないとッ!」

「待て、舞。香澄の目はまだ死んじゃいない。あいつの本領発揮はここからだ。」

「えっ、でも・・・。」

「クックック、わたしに楯突いた報いを受けるがいい・・・。」

「とどめだ!デッドリー、レーイブッ!!」

がしっ

「えっ!?」

「ハッ、滅身無投!」

どたーーん!

「ぐわっ」

「ぬうぅぅぅ、グクッ、やるではないか?まさかこのわたしに当て身投げを決めるとわ・・・。」

「ちょーーーーう!」

「・・・しかし・・・って、ゲッ!?」

「かさねあてっ!」

「がががッ(3HIT)」

「かさねあてっ!」

「ギギギッ(4HIT)」

「かさねあてっ!」

「ぐげごゲー!!(4HIT、KO)」

 

「・・・すごい、香澄ちゃん!体力が赤くなった途端、一瞬にしてハメ殺しちゃったわ!」

「香澄にゲージ赤で超必を連発されると、相手はほとんど為すすべが無くなるんだ。」

 

「ぬううう、ギースめ、油断しおって。かくなるうえはこのわたしがっ!(ドイツ語)」

「帝王が直々に相手をしてくれるわー。(ドイツ語)」

「ぬーーーーーう、フンッ!(ドイツ語、着ているヨロイをはじき飛ばしてます)」

「次はお前か!お相手いたします!」

「フッフッフ、お嬢さんもなかなかの飛び道具を持っているようだが・・・、(ドイツ語)」

「この帝王の前では、そんなもの児戯にも等しいわ・・・。(ドイツ語)」

「帝王の必殺の一撃!身をもって味わってみるがいい(ドイツ語)」

「ウオォォォォ!カァイザァァァァァァァァア・・・(ドイツ語)」

「ウェ〜〜〜〜イヴッ!!(ドイツ語)」

「ハッ!(前転)」

「えっ?(ドイツ語)」

「ありゃりゃ、あっさり・・・(笑)」

「うう、ズルいぞ、ズルいぞ、そんなの〜!(ドイツ語)」

「今度はこちらから行きますッ!」

「ちょーーーーう!」

「チィ、そんなもの、我がカイザーウェイヴで軽くうち消してくれるわ!(ドイツ語)」

「かさねあてっ!」

「・・・て、はやすギグゲッ(ドイツ語、4HIT)」

「ちょーーーーう!」

「あっ、チョッ、まて、まって、待て〜〜〜い!(必死でドイツ語)」

「!?ン、何だ?」

「あ、いや、やっぱりオジサンね、先出しってゆーのはズルいと思うんだぁ。(ドイツ語)」

「お嬢さんもサー、ここは公平に、武人らしく同時に撃ち合うってことで・・・。(ドイツ語)」

「オイオイ、何いってんだ、あのじいさん?気でも違ったか?」

「はぁ・・・、「闇の帝王」が聞いて呆れるわね・・・。」

「香澄ちゃん、構うことないから一発ドでかいの、ブッ放しちゃいなさい!」

「・・・武人らしく・・・。(←ちょっと照れてる)」

「よし、わかった!いいだろう!」

「あ〜あ、承諾しちゃったよ。香澄もイマイチよくわからんなー。」

 

「あー、コホンッ。(ドイツ語)」

「ふっふっふ、圧倒的な力の差を見るがいい・・・。(ドイツ語)」

「これが帝王にのみ許された最大最強の飛び道具・・・。(ドイツ語)」

「藤堂流究極奥義・・・」

「カァイザァァァァァァァァア!(ドイツ語)」

「ちょーーーーう!」

「ウェ〜〜〜〜イヴッ!!(ドイツ語)」

「かさねあてっ!」

ばしゅぅぅぅ!

「ぬう!?相殺したか・・・。ふっふっふ、なかなかやるではないか。だが・・・(ドイツ語)」

「ちょーーーーう!」

「って、もう2発目!?(ドイツ語)」

「かさねあてっ!」

「フンッ!(ドイツ語、前転でくぐりました)」

「ちょーーーーう!」

「フッ、どうだ。帝王たるわたしに一度見た技は通じん。この程度すぐに・・・(ドイツ語)」

「かさねあてっ!」

「フンッ!無駄だと言ったは(ドイツ語、前転でくぐりました)」

「かさねあてっ!」

「ず!?ずばばばらシッ(5HIT、ドイツ語)

「かさねあてっ!」

「クッ、フンッ!(ドイツ語、前転でくぐりました)」

「かさねあてっ!」

「あばばばばばばー(直撃!カウンター6HIT、KO、ドイツ語)」

 

「・・・バ、バカだ・・・。」

「・・・みじめだわ・・・。」

「香澄の超重ね当て連発、何が脅威かって、前転じゃ抜け切れないところが一番恐ろしいのに・・・。」

「豪快にカウンター喰らってましたね・・・。大往生だわ・・・。」

「・・・・・・。」

「・・・しかし、香澄ももう限界だな・・・。」

「・・・そうですね・・・。後はアタシが・・・。」

「いや、いい・・・。相手はBIGだ。悪いがわたしにやらせてくれ。」

「・・・・・・。」

「・・・わかったわ、お姉さま。」

「・・・ありがとう、舞・・・。」

 

「・・・はぁ、はぁ、次で最後ですね・・・。」

「お父様、見ていてください。香澄は必ず優勝を果たして見せます・・・。」

なんとギース、クラウザーという悪の両巨頭を連破し、絶好調の香澄。

しかしさすがに体力の限界か、もう立っているのもやっとの状態・・・。キングは思わずかけよります。

 

「・・・よくやった、香澄・・・。」

「・・・えっ、キングさん?」

「・・・お前は、消耗が激しい・・・。あとはわたしに任せてくれ。」

「・・・えっ、でも・・・、あと一人ですし・・・。」

「わたし、やれますッ!」

「・・・・・・・・・。」

「・・・香澄は知らないかもしれないけど・・・、これで終わりじゃない・・・。

「・・・KOFの恒例行事として、大会終了後にボスが出てきて、

それを倒さないと本当に優勝したことにはならないんだ。」

「ボスは手強い。最後の闘いに備えて、香澄には少しでも体力を回復してもらわないと困る。」

「それに・・・、」

「・・・?」

「なによりも、最後に控えているヤツには返さなきゃいけない借りが山ほどあるんだよ。」

ボスチーム三番手=Mr.BIGを厳しい顔で睨みつけるキング。その瞳は異様にギラついています。

「・・・・・・わかりました。後はキングさんにお任せします。くれぐれもお気をつけて・・・。」

「・・・フッ、ありがとう。香澄もゆっくり休んでくれ・・・。」

「もっともすぐにカタをつけちまうつもりだから、ゆっくり休めないかもしれないけどね。」

 

 

「BIG、どういう風の吹き回しだい。こんなところにノコノコ顔を出しやがって・・・。(ゲージ溜め20%)」

「グッ、キ・・・、キング。・・・ひ、ひさしぶりだなぁ。・・・な、なんだ?怖い顔をして・・・。」

「・・・わたしたちのチームにユリがいない事を感謝するんだね。(ゲージ溜め40%)」

「あの子が相手ならお前さん、確実に命を落としてたよ・・・。(ゲージ溜め60%)」

「あ・・・、・・・ああ、ゆ、ユリ・・・、サカザキ・・・。」

盤面蒼白、脂汗だらだらのBIG・・・。昔、よっぽど怖い目に遭わされたようです。

「・・・まあ、わたしもアンタには、昔散々世話になったから・・・、(ゲージ溜め80%)」

「生半可なことで許すつもりはないけどねッ!(ゲージMAX)」

言うが早いか、BIGに飛びかかるキング。しょっぱなからイリュージョンダンスです。

 

・・・5分後

「うわぁ、ちょっとヤバいよあれ・・・。」

「・・・人間サンドバッグ状態ですね・・・。」

「既にタコ坊主の体力、ゲージ6本ぐらいは軽く飛んでんじゃない?」

「意識も完全に飛んでます。放したらすぐにでもダウンするんでしょうけど・・・。」

「お姉さまったら、タコを「ダウンさせないように」、わざと四方から蹴り上げてるわ・・・。」

「・・・えげつないですね・・・。」

「・・・えげつないね・・・。」

 

 

・・・10分後

「おめでとうございます。素晴らしい試合でしたわ。」

「・・・!?」

「初めまして。今大会を主催させていただいた者です。」

「・・・大会主催者だって・・・?」

(・・・あ、あの人は・・・。)

「・・・?誰、いきなり・・・。」

「けど、残念ですわ。」

「あのルガールを倒したほどの方々ですもの。その実力の程、とくと拝見できるかと思いましたのに・・・・・・」

「・・・大会主催者・・・?お前が神楽ちづるか・・・。あのナメた手紙を書いたのはアンタだね。」

「・・・・・・・・・・・・。」

「ルガール・・・?」

「・・・・・・とは言え、あのルガールの最後は自滅したも同然。」

「幸運が重なっての勝利とも言えないこともない・・・・・・」

「おい、ルガールの事なんか今はどーだっていいんだ。あんたには山ほど聞きたいことがある。」

「・・・・・・・・・・・・。」

「ルガールって誰なんですか?」

「私の名は神楽ちづる・・・・・・。護りし者・・・・・・」

「クッ、もう知ってるよ。だからさっきそう聞いたじゃないか!」

「・・・・・・・・・・・・。」

「ねえねえ、ルガールって誰なんですか?」

「あなた達の本当の力が見たいわ。」

「トーナメントで見せた力が精一杯の実力だと言うのなら話は別だけど・・・・・・」

「くぅ、頼むから人の話を聞いてくれってば!」

「・・・・・・・・・・・・。」

「うう、ルガールって・・・。」

「・・・って聞こえてるわよ。こっちにだって段取りってものがあるんですから、黙って聞いててちょうだい!」

「とりあえず、キングさん。わたしが用があるのはあなただけ・・・。」

「関係のない連中には今すぐこの場から退場してもらうことにするわ・・・。」

そう言って、おもむろにポケットからリモコンを取り出すちづるお嬢様・・・。

「ん、なんだいそれ?」」

「ふふふ、さて何でしょう?」

「はい!ぽちっとなっと!」

どっかーーーーーーーーーーん!!

 

「〜〜〜ッ!?い、一体何が起こったの・・・?」

「あッ!?きゃ、客席が・・・」

「えっ、うわ、ぜ・・・、全部吹っ飛んでる・・・。」

「お〜ほっほ、最期の闘いに無粋な観客なんて必要ありませんもの・・・。」

「あ・・・、あんた、とんでもないことするなー。大勢の観客の命を一体何だと思ってるんだ。」

「うう、なんて不幸な人たち・・・。たまたま決勝を観戦に来てしまったばっかりに・・・。」

「・・・と言いつつ、思いっきりにこにこしてますけど・・・。」

「・・・なぁ、あんた、もしかしてすっごいわがままな性格じゃないか?」

「うるさいわねー。ふん、茶番はおしまい!退場すべき脇役はもう一人いるわ。」

「良く聞きなさいッ!」

「ま・わ・し・の・ひ・み・つーっ!」

「・・・・・・・・・・・・。」(←唖然)

「・・・・・・・・・・・・。」(←びっくり)

「・・・・・・・・・・・・。」(←???)

「・・・・・・・・・・・・。」(←真っ赤)

「・・・かわいそうに・・・。もしかしたらそうじゃないかとは思っていたけど・・・。」

「あんた、頭が・・・。」(←思い切り哀れんだ目)

「うぅ、そんな目で見るのはやめてちょうだい!」

「それよりあなた、チームメイトさんのほうを心配したほうがよろしいんじゃなくって・・・。」

「え?」

「ほら、後ろ、後ろ。」

 

「龍炎舞ッ!!」

「ヒッ!?きゃああああ!」

「・・・か、香澄ィッ!」

「・・・ま、舞・・・。・・・お、お前・・・、一体何を・・・。」

 

振り向いたキングが見たもの、それは彼女にはとても信じる事の出来ない悪夢のような光景でした。

突然の舞の攻撃を受け、燃え上がり、崩れ落ちる香澄の体・・・。

そして自分に向けられた舞の凍り付くような視線・・・。

その視線には、自分に対する紛れもない憎悪が込められていたのです・・・。

 

 

 

次回予告です↓

「きゃはははー、いい感じじゃないのー!キングさん、まさに絶体絶命!」

「いや、絶命はおかしいから、これがホントの絶対隷奴ってヤツだわね。」

「ちづる、あまり浮かれるのはおよしなさい。あなた、段々下品になってるわよ・・・。」

「・・・あら、でも大丈夫よ!だってここまで追いつめれば、もうキングさんはわたしの手に落ちたも同然だもの・・・。」

「・・・そううまく行けばいいけど・・・。」

「・・・で、ちづる、ちょっと聞きたいんだけど、キーワードの「まわしのひみつ」って何?」

「そんな間の抜けたキーワードじゃムチャクチャしまらないわ。」

「クッ、しょうがないでしょ!わたしだってあんなのイヤだけど・・・。」

「わたしたちなんかおよびもつかない、畏れ多いところから、おかしな圧力がかかってるのよ。」

「・・・?」

「作者?」

「いーえ、あんなの怖くも何ともないわよ。」

「そんなんじゃなくてぇ、言うなればこのインチキ小説の全てを司る神、万物の創造主よ!」

「作者もそのお方には全く頭が上がらないらしいわ。」

「・・・どうやら、あまり深く詮索しないほうがいいみたいね・・・。」

「・・・で、結局次回はどーなるの?」

「・・・しらなーい。」

「ただわたしたちが3人がかりでキングさんを調教して、屈服させて、身も心も隷属させるだけでしょ?」

「・・・はぁ、相変わらずいいかげんねー。あなた、下品に・・・というよりは、作者に似てきてるわよ・・・。」

「・・・ウッ!?それはかなりイヤかも・・・。」

「わたしは下のタイトルに書いてある「みすからて」がすっごい気になるんだけど・・・。」

「・・・というより、すでに次回の展開がミエミエなんですけど・・・。」

 

 

次回、魔法の性奴隷 ひみつのキングちゃん

「みすからてのひみつ」

期待せず待てッ!!

 

 

待てない人はココからどーぞ