帰ってきた魔法の性奴隷とその(自称)恋人
ひみつのキングちゃんとユリちゃん |
「にゅーちーむめいとのひみつ」
1996年7月9日 PM2:00
「な、なんジャそりゃーーーーッ!?」
「こ、これは・・・!?」
「いやッチ、いやッチ、いやッチぃぃぃぃ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん。」
「ゆ、ユリ、落ち着けって・・・。うぅ、一体どういうことなんだ、これは・・・。」
こちらサウスタウン、キングの経営するバーであります。
96年度大会の開催もあと2週間に迫り、いよいよ最終調整に入っていた女性格闘家チーム。
各人、新必殺技も身につけ、準備は万端、いつでも出陣OKよン・・・と浮かれておりましたが、
いきなり大会実行委員会から届けられた1通の通知書。
その内容は彼女たちにとって、まったくもって寝耳に水の衝撃的なものでした・・・。
つうちしょ 麗しき女性格闘家チームの皆さまへ。 さて、大会も間近に迫った今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか?なんちゃって。 さて、このたびかくかくしかじかで「極限流空手」のタクマ・サカザキ氏よりメンバー変更の要請があり、 そちらの「ユリ・サカザキ」さんは、今回「龍虎の拳チーム」としての出場になります。 あ、ヤダって言っても、既に出場メンバーの登録は終わってるので手遅れでーす。べー、残念でした。 ま、そーいうわけなので、大至急かわりのメンバーを見つけて下さいね。 なお、メンバー登録申請の締め切りは15日必着でーす。よろしくお願いしますネ! ではまた、大会にてお目に掛かりましょう。御機嫌よう。 1996年度「キング・オブ・ファイターズ」大会実行委員会 代表 神楽ちづる |
「クッ、何度読み返してもなめた文章だ。」
「わたしたちに何の断りもなくメンバーを変更するなんて、タクマと実行委員会は一体何を考えてるんだ?」
「!?ッ、あたし道場に帰って、お父さんに話聞いてきまぁぁぁぁす。」
言うが早いか、閃光の早さで外に飛び出すユリ。
「おいユリ、ちょッ!?・・・、ふぅ、行っちまったか。」
「しかし困ったことになった。ユリが抜けるとなるといろんな意味で(ポッ)・・・、大きな痛手だ。」
「・・・かと言って、ほかに腕の立つ女性の心当たりもないし・・・。」
「だいたい15日ってあと一週間もないじゃないか。」
「こんな時に限って、舞も日本に帰ってて連絡つかないし・・・。」
・・・さらに1週間前、7月2日 PM6:00
苦労の末、ついに改良サプライズローズを自分のものとしたキング。
当然、その夜は派手に乱交パーティーをやらかすつもりでしたが、メンバーの一人である舞が、
どこかに飲みに出かけたっきり、行方が分かりません。
結局、朝になっても帰ってこなかった舞が、ようやく姿を現したのは明くる日の午後になってからのことでした。
「あぁ、舞。一体どこに行っていたんだ。心配したんだよ。」
「そうですよ、昨日はふらりとどこかに飲みに行ったきり、朝になっても帰ってこないし・・・。」
「せっかくみんなで一晩中楽しもうと思ってたのにィ。」
「こら、ユリ!やめないか。」
「ごめんなさい。ちょっと飲み過ぎちゃったみたいで、バーで潰れちゃってたの・・・。」
「え〜、大丈夫ッチか?」
「うん・・・。」
「あぁ、そう言えば何かぼーっとして、いつもの舞らしくないな。」
「・・・・・・。」
確かに舞の顔色は悪く、視線は虚ろ。心、ここにあらずといった感じで、歩き方もどこかふらふらしています。
普段の彼女の(度をこした)明るさを考えれば、この覇気のなさは異常事態と言ってもおかしくない状態です。
「ユリとわたしの特訓も一区切りついたし、今日からは舞の特訓に協力しようと思ってたんだけど・・・。」
「その様子じゃ今日は休んだ方がいいみたいだね。」
「ウン、時間ももう遅いし、今日はゆっくり休んで、また明日から頑張りまショ!」
「あ、その事なんだけど・・・、アタシ、日本に帰ろうと思うんです・・・。」
「えっ!?」
「舞さん!?」
「最近、忍術の修業も怠りがちだし・・・、一度不知火の実家に帰って、自分の原点を見つめ直そうかと・・・。」
「へー、舞さんえらーい!」
「・・・ふむ、そういうことなら早速明日三人で日本に飛ぶとするかね。」
「ン、そりゃいいッチ!」
「い、いえ、日本へはアタシ一人で・・・。お姉さまとユリちゃんはここで特訓の仕上げを頑張ってください。」
「・・・舞。」
「えーー?どうしてですかー?アタシも久しぶりに日本に行きたいのにぃー。」
「・・・・・・。」
「・・・わかった。舞の好きにするといいよ。何か悩みもあるみたいだしね。」
「・・・ありがとうございます・・・。」
「でも、何かあったらすぐ連絡するんだよ。急いで飛んでいくからね。」
「・・・はい・・・。」
結局、次の日を待たず、その夜のうちに舞は日本に戻ることになりました。
彼女の帰国の決意は固かったようで、既に夜の便の航空券が押さえてあったのです。
やはり舞の体調は相当に悪いようで、空港へ向かう車中でも、終始、熱に浮かされたかのような表情。
聞かれたことには最低限の返事をするものの、あとは全く口を開こうとしません。
深刻な舞の異変に例えようもない不安を抱きつつ、キングたちは舞にしばしの別れを告げたのでした。
さて、キングたちと別れ、搭乗ゲートに入ると、一人、他の乗客と反対の方向に歩き出す舞。
しばらくして係員に呼び止められたものの、舞が無言で搭乗券を見せると、係員は途端に顔色を変え、
舞の先導を申し出ます。これまた無言で応じる舞。
そのまま係員についてゲートを進むうちに、いつしか周りに他の乗客や職員の姿が見えなくなっていました。
やがてたどり着いたのは、個人用にチャーターされた特別機の搭乗口。そこには待っていたのは一人の女性。
彼女は舞の姿を認めると、素早く近寄りきつく抱擁すると、突然舞の唇を奪います。
激しいディープキスにも、うっとりとした表情で身を任せる舞。
女性はひとしきり舞の口腔を貪ると、ゆっくりと舞を解放し、淫蕩に微笑みかけます。
「うふふ、よくやったわね、舞さん。」
「・・・はい、ちづる様・・・。」
「うーん、まだ暗示も不完全な段階だから、やはり挙動が思いっきり不自然ね。」
「ちょっと心配だったけど、とりあえず上手くいってよかったわ。」
「こういう時のセオリーとしては、バイブとか仕込んでおくべきだったんでしょうけど、ヤメといて正解ね。」
「この状態じゃさすがにバレそう・・・。相手が相手だけにその手のイタズラは速攻で看破しそうだし・・・。」
「ま、いかにあなたとキングさんたちとの結びつきが強くても、日本に隔離してしまえばこちらのもの・・・。」
相変わらず上の空の舞を前に、延々と繰り広げられる、ちづるの自慢たらしい独り言。
ようやく落ち着いたちづるですが、今度は突然舞の顔に自らの顔を寄せると、
至近距離から舞を見据えつつ、ゆっくりと彼女に言い聞かせます。
「いいこと、舞さん?」
「・・・はい・・・。」
「日本に帰ったら、たっぷりと暗示と調教を施して、あなたを身も心もわたしのものに造り変えてあげる・・・。」
「・・・はい・・・。」
「まずは早速機内で可愛がってあげるわ。見ての通り、あなたのために1便チャーターしたのよ。」
「・・・はい・・・ありがとう・・・ございます・・・。」
「ふふ、残念ねキングさん、しょせん遠距離恋愛なんて報われないものなのよ〜(←失敗経験アリ)。」
「お〜っほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっ、ほおぉぉぉ、ゲフッ、ゲフッ、ゲフン(←むせた)。」
あまりにありがちな高笑いを発しつつ、舞とともに機内に乗り込むちづる様でありました。
・・・再び7月9日 PM3:00
「ただいま戻りましたあッ!」
「!?は、早かったね・・・って、ヒッ、ヒィィィィィッーーーー!?」
「ン、どしたんですか?」
1時間も経たずに戻ってきたユリちゃん、しかしその姿を見たキングは思わず悲鳴を上げてしまいました。
何故ならユリの全身はおびただしい返り血にまみれ、両の拳からは、
生暖かい鮮血がポタポタとしたたり落ちていたのです。
「ど、どーしたの、それ?」
「あー、これですか。ちょっとお兄ちゃんたちとモメちゃったッチ。てへ。」
可愛く舌を出すユリですが、よく見ると、その顔にも所々返り血がこびりついています。
(・・・コ、コワイぃぃぃ・・・)
「お父さんったら、さっさとバックれてやがったッチ。」
「・・・で、しょうがないから残ってたお兄ちゃんに事情を聞こうと思ったんだけど・・・。」
「だけど・・・?」
「何を聞いても「お前も極限流の使い手なんだから」の一点張りで全然お話にならないから、
ちょっと痛めつけてやったッチ。」
その時のことを思い出したのか、低く呟きつつ、強く拳を握るユリ。目がちょっとイッてます。
「へ、へ〜、ちょっと痛めつけたんだー(・・・ああ、可哀想なリョウ・・・)。」
「んで、お兄ちゃん、喋れなくなっちゃったんで、今度はロバートさんに聞いてみたんですけど・・・。」
「ああ、ロバートも今こっちに来てたんだ。」
「ええ、やっぱりあたしたちみたいに、みんなで大会出場前の特訓してたみたいです。」
「コホン、で、あたしの女性格闘家チーム復帰はやっぱり無理なんですって。」
「・・・そうか、やはりダメか・・・。」
「既に大会委員会のほうで「龍虎の拳チーム」として登録も発表もされてるから、もう変更は利かないそうです。」
「・・・そんな・・・。」
「あたし、それ聞いて、またアッタマにきちゃって・・・、ちょっとロバートさんもシメちゃったってゆーか・・・。」
「へ、へ〜、ちょっとシメちゃったんだー(・・・ああ、可哀想なロバート・・・)。」
「だいたい「龍虎の拳チーム」って名前が気にくわないんです。ネッ、おかしくありません?お姉さま。」
「はあ・・・。」
「「極限流空手家」チームならまだしも・・・、「龍虎の拳」ならお兄ちゃんとロバートさんの二人だけで充分ですよ。」
「ふむ、「無敵の龍」に「最強の虎」か。」
「でしょー、この「超究極最強絶対無敵華麗の飛燕」と呼ばれたユリちゃんが入るなら・・・」
(・・・呼ばれてない、呼ばれてない・・・)
「やっぱしチーム名も「飛燕の拳」チームにしてもらわないと困るッチ。」
(・・・「飛龍の拳」ならわかるケド・・・)
「え、えーと、そ、それはそれでリョウとロバートが無視されてるんじゃないかしら。」
「あ、そっか、じゃあ「飛燕龍虎の拳」チームですね。んー、なんかカッコ悪いな。」
(・・・うん、カッコ悪い・・・)
・・・その頃、極限流道場サウスタウン本部・・・
たちこめる血臭と血溜まりの中、ズタズタに引き裂かれた肉塊がふたつ・・・
「・・・グ、グゥゥ、お、おい・・・、リョウ。い、生きとるか・・・。」
「う、うぅ、オ、オロチだ。ユ、ユリのヤツ、オロチの血(殺意の波動でも可)に目覚めてやが・・・る・・・。」
「ハァ、何言うてんのや?」
「・・・ろ、ロバート・・・、ゆ、ユリを、ユリを、た・・・たの・・・む・・・。(ガクッ)」
「ッ!?・・・お、おい、リョウ!?しっかりしろ、リョウッ!ワイ、頼まれても困るで、ホンマ。」
「・・・・・・。(←無反応)」
「お願いですッ。ムチャな遺言残して勝手に死なんでくださいッ。う、ウソやろ・・・、リョウ・・・。」
「リョォォォォォォォォォッ!(←必死)」
・・・で、結局・・・
「ハァ、しょうがない、残念だけど今年は出場諦めるかねぇ。」
「そ、そんなぁ、お姉さま、せっかくあんなに特訓したんだから出なきゃ勿体ないですよお。」
「んー、でもユリが抜けた穴を埋める新しいチームメイトの心当たりも無いし・・・。」
「あー、それなんですけど・・・、ロバートさんがなんか代わりのメンバーに心当たりがあるって・・・。」
「代わりのメンバー?」
「はい、ロバートさんにおしおきしてたら、その人を紹介するから、どうか許して欲しいって・・・。」
(・・・うう、見えるわ。泣きながら土下座して命乞いをするロバートの姿が・・・)
「・・・コホン、ふむ、ちょっと詳しく聞かせてもらえるかい?」
「ええ、この前ロバートさんが突然家出しちゃって、
お兄ちゃんと二人でグラス・ヒルのほうまで探しに行ったんですけど・・・。」
「ああ、確かフレアとかいうロバートの幼なじみの子が厄介なもめ事に巻き込まれたんだっけ。」
「そう、そう、その事件です。」
「で、その時にお兄ちゃんが闘った人たちの中で、すっごい強い女の子がいたんです!」
「・・・!、ああ、「あの」藤堂竜白の娘だね。確か名前はカスミ・・・だったかしら。」
「ええ、藤堂香澄ちゃんです。」
「うん、地上最強の格闘技として名高い「藤堂流古武術」の使い手なら実力のほうは申し分ないわね。」
「そりゃもう、すっごい強かったッチ。」
「香澄がウチに入ってくれるのなら、こちらとしては願ってもない話だけど・・・。」
「・・・?、何ですか?」
「まだ、ハッキリとした本人の承諾を得たわけじゃないんだろ?」
「確かその子、父親の仇である極限流の打倒を誓ってるんじゃなかったっけ。」
「あ、そういや、そうだったよーな。」
「・・・だとすると、常識的に考えて、極限流のユリの代打を素直に引き受けてくれるとは思えないんだけど・・・。」
「うう、た、確かに。」
「だいたいすぐに連絡は取れるのかい。知っての通り、申請期限にはもうわずかな日数しか残ってないんだ。」
「うん、確かに香澄ちゃんはお父さんを捜して放浪の旅を続けてるから、今もどこにいるか分からないッチ。」
「でも、その点に関しては、ロバートさんが「ガルシア財団の総力を挙げて見つけだす」って、言ってましたよ。」
(・・・うーん、ロバートも必死だったんだろうなー・・・)
「ふーむ、ま、どうせ現時点でわたしたちに出来ることは何もないんだ。」
「期限いっぱいまで、吉報を待ってみる価値はあるだろうね。」
「ン、そうですよ。期待して報告を待ちましょう!」
「もし、ダメだった時は・・・、ウフフ、「龍虎チーム」を潰してでも、あたしが「女性格闘家チーム」に復帰します。」
「ウフ、ウフフ、ウフフフフ・・・。」
(・・・や、やっぱりコワイぃぃぃ・・・)
7月10日 PM:9:00
果たしてロバートは得意の口八丁を駆使して香澄の説得に成功したようで、
翌日の夕方にはキングのバーにて仲良く祝杯を挙げる三人娘の姿がありました。
香澄によると、大まかに言えば、心を動かされたロバートの口説き文句は3つ。
一つ、まず、極限流師範代であるリョウ・サカザキおよびロバート・ガルシアの2名は何者かの襲撃を受け、
完敗を喫したあげく、瀕死の重傷を負い、ともに戦闘不能・・・。
特にサカザキは危篤状態に陥るほどのダメージを受け、現在も集中治療室で生死の境をさまよっている状態。
どちらにしても、現在とても香澄と戦える状態ではないこと。
二つ、そして、この両名に重傷を負わせ、惨敗に追いやった何者かも大会エントリーを決めている。
この人物、および極限流を含む参加チームを全て倒して見事優勝を決めれば、
藤堂流古武術は名実ともに「最強」の称号を得ることが出来ること。
三つ、最後に、今大会より「キング・オブ・ファイターズ」は民間企業出資の公式大会となり、
各試合内容は衛星放送によって全世界に生中継されることになる。
よって香澄が大会に参加すれば、当然その姿が父、竜白の目に止まる可能性は高いこと。
香澄の話を聞きつつ、キングは「ひでぇ話だ」と思わず目を覆いました。
何故ならリョウとロバートを破った「謎の人物」は、香澄の隣でもっともらしく頷きつつ、
まるっきり他人事のような顔をして馬鹿笑いしてるのですから・・・。
飲み始めて数刻、酔いも手伝って、すっかり意気投合している三人の少女たち。
ってゆーか、ユリさん、早くも香澄の唇を奪い、乱暴に胸を揉みしだいています。
すかさず背後から加勢するキング姉さん。既に香澄嬢の胴着はひん剥かれて素っ裸。
火照ったカラダはくにゃくにゃ状態。虚ろな視線を宙に漂わせながら、切ない吐息を断続的に漏らすばかり・・・。
・・・と言うわけで、我らが「女性格闘家チーム」、ユリ・サカザキに代わって藤堂香澄を新メンバーに加え、
めでたく3度目の「キング・オブ・ファイターズ」出場を決めた夜は・・・、まだまだこれからのようです・・・。
7月11日 AM10:00
日本、神楽邸・・・。
「女性格闘家チーム」から送られてきた新メンバーの登録申請書に目を通し、ちづるはニンマリと微笑みました。
「ふふふ、計画は順調のよーね。タクマさんをそそのかした甲斐があったわ。」
「これで、キングさんが最も信頼し、愛するユリさんはチームから離れ・・・、
残った舞は既にわたしの意のままに動く奴隷・・・、そうよね、舞?」
ちづるが振り向くと、暗い部屋の奥から扇情的な赤いボディースーツに身を包んだ舞が現れました。
「・・・はい、わたしはちづる様の忠実な奴隷・・・。どんなご命令にでも、・・・従います・・・。」
ぴったりとしたスーツはラバーで出来ており、舞の引き締まったボディーラインを強調しています。
そして胸の部分はぱっくりとくりぬかれ、舞の巨大な双乳をきつく搾り上げています。
完全に勃起した左右の乳首にはピアスが輝き、それぞれが細いチェーンで繋がれています。
一方、下半身にはシルクのガーターと高いピンヒール以外、何もつけておらず、秘部とお尻は剥き出し状態。
まあ何というか、思いっきり定番の奴隷コスチュームですが、さすがは金持ちのちづるの所有物。
各部に仕込まれた金のチェーンや、宝石など、装飾はやけに本格的で高そうです。
素材自身の色気も相まって、舞の躰は芸術とも思えるような美しさを持った「作品」に仕上がっていました。
ちづるお嬢様、さすがになかなかの趣味の良さを発揮しています。
・・で、もちろん前と後ろにはちゃんと大きなバイブが仕込まれてたりするのはお約束。
羞恥と快楽の狭間でもだえる舞の裸身・・・。絶えずポタポタと滴る愛液のせいで、
足下のタイルには小さな水たまりができています・・・というわけで、舞の準備はすっかり整っているようです。
「ふふふ、その首輪、よく似合っているわ。」
「(ポッ)・・・あ・・・、ありがとうございます。嬉しいです。」
ちづる「(チュッ)・・・ン、いい子ね・・・。もう一度聞くわ・・・、あなたの愛する主人は誰?」
・・・と尋ねつつ、早速舞のバイブをいじくり出すちづるお嬢様。
「・・・ああン、わたしの愛するご主人様は、ちづる様です・・・。」
「あらあら、こんなに濡らしちゃって・・・、可愛いこと・・・。」
「・・・ああ、舞の身も心も全てはちづる様のモノ・・・。どうか、舞を、舞を可愛がってください、ご主人様・・・。」
「ふふふ、そうよ、あなたのご主人様は「昔から」ずぅ〜っとこのわたし、神楽ちづるたった一人・・・、
そしてわたしたちは「昔から」ずぅ〜と一緒のチームメイト、そうよね?」
「・・・は、はいぃぃ・・・、わたしは「昔から」ちづる様の奴隷で、す・・・、ハァ・・・、・・・そしてぇ「昔から」・・・、
一緒のチームメイト・・・でっすゥ、ウウッ、ハァ!?、はああ・あ・あああああああああンン・・・・。」
「あら、だらしない、どうやらイッちゃったみたいね。気を失った顔もチャーミングだわ。」
「ふふふ・・・、この子の洗脳もそろそろ完成に近づいているわ。どうやら「刷り込み」のほうも順調みたいね。」
「既に、この子の過去の記憶から、「キング」と「女性格闘家チーム」の2つの名前は完全に失われ、
それぞれが「神楽ちづる」と「神楽チーム」に刷り替わってる・・・。」
「ふふふ、痛快だわ。キングさん、あなたが舞に捧げた愛も、ともに闘って培った絆も・・・、
思い出とともに全てわたしが頂くことになる。舞のあなたに対する信頼と愛情は全てわたしへと注がれるのよ。」
「ユリさんと舞を奪われたあなたはもう独りぼっち・・・。でも、まだまだ。
あなたの幸せは全てわたしが奪ってあげる。」
「そして全てを失ったあなたはわたしの前に跪くの!そう、わたしが本当に手に入れたいのはあなた!」
「ふふ、もうすぐ大会が始まるわ・・・。舞、やっとあなたに働いてもらえる・・・。」
「わたしのために頑張るのよ・・・、かりそめの「女性格闘家チームメンバー」として・・・。」
「フフフ、ウフ、ア〜ハッハッハッハッハッハッ、ハッ、ハあぁぁぁ!?、ゲフッ、ゲフッ、ゲフン(←むせた)。」
次回予告です↓
(・・・数分後・・・)
分身ちづる「はい、相変わらず長ったらしい自慢話、大変失礼いたしました。」
分身ちづる「ちづるのインケン具合も回を重ねるたんびに酷くなっていくわねぇ。」
分身ちづる「まぁ、悪役としての貫禄が付いてきたってことかしら・・・。!?、あら、失礼いたしました。」
分身ちづる「皆さん、お忘れかもしれませんが、わたくし、前回のお話で出てきたもう一人のちづるです。」
舞「ああ、その節はどうも・・・。やっぱりあなたってちづるさんとは別の方だったんですねぇ。」
分身ちづる「あら、気がついてたのね、舞さん。」
舞「ええ、ちづるさんの長い自慢話聞かされるのツライんで、寝たフリしてました。」
分身ちづる「あらあら、舞さんもいろいろと振り回されて大変ねー。」
舞「なにしろあの人の妄想と一人芝居が始まったら最後、高笑いでむせるまで止まらないから・・・。」
分身ちづる「うう、ごめんなさいね、何しろあの子って友達が少ないから・・・。」
分身ちづる「小さい頃から会話相手が「空気」だったのよ。」
舞「あははー、ま、しょうがないですよ。それにアタシはあの人好きですヨ、端から見てて面白いモン。」
分身ちづる「ま、そーだわね。基本的に単なる小悪党だからね。たかが知れてるってゆーか・・・。」
舞「あーあ、最初はあの人も「わたしはインケンじゃない!」とか言い張ってたのに・・・。」
分身ちづる「ええ、今じゃキングさんにインケンな嫌がらせをするたび、本当に嬉しそうにはしゃいでるからねー。」
分身ちづる「それよりさっきから気になってるんだけど、あなたって、ちづるに洗脳されたんじゃないの?」
分身ちづる「なんか今はいたって普通みたいだけど・・・。」
舞「ああ、大丈夫。ちゃんと本編では完全に洗脳されてますよ。アタシは芯からちづる様の手先・・・。」
舞「ま、そのほうが話として面白いし・・・、途中で正気を取り戻すなんて定番パターン、誰も期待してないデショ。」
舞「今は・・・、てへ、細かいことは気にしないでください。」
分身ちづる「ふふ、まあ次回の盛り上がりはスパイのあなたの活躍にかかっているから・・・。」
分身ちづる「ツライでしょうけど頑張ってキングさんを欺いてね、舞さん。」
舞「は〜い、頑張りまーす。」
舞「・・・で。」
舞「なんか、こっちのちづるさんって本物に比べると、随分常識人でいらっしゃるようですけど・・・。」
舞「そもそもあなたの正体ってなんなんですか?」
分身ちづる「フフ、今はヒミツ。強いて言えばあの子の保護者みたいなモンかな・・・。」
分身ちづる「でももうじきわかるわ。次回(予定)、ちづるとの決戦時に・・・。」
舞「え、いきなり決戦なんですか?」
分身ちづる「うん、もうネタないしね・・・。チャッチャっと終わらせるつもりみたい・・・。」
分身ちづる「ま、リーダーはあの通り、頼りにならないから・・・。」
舞「ええ、アタシたち二人で「神楽チーム」勝利のために頑張りましょう。」
分身ちづる「オー!(・・・と言っても、どうせ負けるんでしょうケド・・・)」
舞「オー!(・・・お姉さま、ユリちゃん、ごめんなさい!・・・)」
次回、魔法の性奴隷 ひみつのキングちゃん
「ふたりのちづるのひみつ」
期待せず待てッ!!