舞ちゃんを冒涜するのはヤメロって言っただろうが!

 

魔法の性奴隷(2代目)

ひみつのまいちゃん

 

「ちづるのかがみのひみつ」

 

 

 

「ふふふ、こうなってしまえば可愛いものね。」

無理矢理強烈な絶頂に導かれ、失神状態に陥っている舞を眺め、ちづるは微笑んだ。

「一度絶頂に達してしまえば、もう快楽に抗うことは出来ない・・・。身も心もね。」

「もうわたし”たち”の手から逃れることは出来ないわ。そうでしょ?」

そう言って部屋の片隅に視線を移す。そこにはいつの間に現れたのか、一人の女性の姿があった。

「・・・やっとわたしの出番・・・、・・・楽しみだわ・・・。」

意識のない舞の耳元に顔を寄せ、ちづるは囁きかける。

まるで舞の背負ってしまった悲しい宿命を言い聞かせるように・・・。

「舞さん、あなたは今日から生まれ変わるのよ。」

「そう、神楽チーム”3人目”のメンバーとして・・・。」

 

(・・・・・・)

「・・・舞・・・」

「・・・舞さん・・・」

呼んでいる・・・。キングとユリが呼んでいる・・・。

「・・・舞さん・・・」

「・・・ッ、お姉さまッ!!」

「フフ、やっと目を覚ましてくれたようね。」

「!?、・・・ち、ちづる・・・」

舞の脳裏に瞬時に蘇る忌まわしい記憶・・・。そう、自分はちづるとの勝負に敗れたのだ。

どのぐらいの時間、意識を失っていたのか、傍らに座るちづるは既に裸ではなく、巫女装束を身につけていた。

そして舞は・・・、何故か緊縛されていた・・・。

「・・・ナ、何コレ?」

「ん〜、いや、なんか舞さんなかなか起きてくれないからサー。」

「せっかく苦労して高ぶらした躰、冷ましちゃうのって、勿体ないでしょ?」

照れくさそうに笑い、可愛く舌を出すちづる。対する舞は口あんぐりである。

「・・・ア、アンタねー・・・。」

「まあまあまあ、心配はいらないわ。ほおら、効果はてきめんよ。」

そう言って幾重にも掛けられた縄で、限界まで絞り出されている舞の胸をやわやわと揉みしだき始める。

ちづるの言葉どおり、張りつめた巨大なバストの頂点では、既に乳首は痛みを伴うほどの勃起を見せていた。

「う、アッ・・・、や、・・・やめて。」

「さあ、あなたももう一度気分を出して・・・。もう勝負は終わったわ・・・。今度は二人でゆっくりと楽しみましょう。」

無防備に横たわる舞に覆い被さりつつ、ちづるは首を伸ばして唇を奪いに来る。

(・・・もう勝負は終わった・・・。そう・・・、あたしは・・・、負けた・・・)

ちづるの言葉を内心で反芻しつつ、舞は目を閉じて、なめらかな舌の進入を受け入れた。

やはり、ちづるのキスは上手い。ほどなく舞の舌は引きずり出され、2枚の舌は濃密に絡まりはじめる。

お互いの口腔を執拗にねぶり合う濃密なディープキス。そして張りつめたバストを蹂躙し、

びしょ濡れの股間を激しくかきむしる指先は、わずかに残っていた舞の警戒心を瞬く間にどこかに奪い去って行く。

「ンア〜〜〜。」

さんざん舞の唾液を貪ったちづるがようやく唇を離した時、既に舞の頬にはポォッと赤みをさし、

その虚ろな瞳には理性の光がまったく灯っていなかった。

(うふふ、一度折れた心だけに、さっきまでのような反抗心は芽生えないようね・・・)

(このままもう少し可愛がって完全に剥き出しの心。無防備な精神状態に導いてあげる)

(そして、その時こそ・・・)

「さあ、可愛い芋虫の舞さん、弄って欲しいところはどこ?おっきな胸?おまんこ?フフ、それともお尻かしら?」

本性を現し始めたちづるの悪魔のような嘲りも、既に舞には届かない。

ただ陶酔した表情で体を開き、期待に身をうち震わせるだけであった。

 

「・・・舞さん・・・。」

全てを忘れ、快楽の奔流に流される舞。緊縛された無抵抗な肢体は、ちづるによって徹底的に蹂躙されていた。

口腔を、胸を、秘所を、菊門を、代わる代わる責められる極限状態に、彼女の理性は完全に失われていた。

そして、もう何度目か分からない絶頂に悲鳴とともに昇りつめた後、

彼女の意識を現実へと呼ぶちづるの声が聞こえてきたのである。

 

「・・・舞さん・・・。」

キラッ

「うっ、なっ、なに・・・。」

突然、強い輝きに目を射抜かれ、舞の意識は呼び戻された。

「フフフ、舞さん・・・、こっちを見て・・・。」

キラッ

再び光が舞の目を射抜く。どうやらこの光はちづるが放っているものらしい。

「うっ、ち、ちづるさん!?こ・・・、この光は!?」

キラッ

「あっ、またっ。」

「フフフ、綺麗でしょう。これは我が神楽家に伝わる家宝の鏡よ。」

キラッ

「うっ、か、鏡!?まぶしくて、よく見えないわ。」

言われてみれば、ちづるは大きめの手鏡を持っている。美しい装飾が施された見事なものだ。

そしてどこから反射されているのか、手鏡からは規則的に強い光が放たれ、舞の目を射抜く。

「この手鏡は、覗いた者の真実の姿を映し出すと言われているわ。」

キラッ

「さあ、舞さんも覗いてごらんなさいな。」

「・・・う、うん・・・。で、でも、光が・・・。」

キラッ

「大丈夫よ、さぁ、もっとよく見て。」

キラッ

断続的に舞を射抜く輝き。まるで瞳を通して、脳にまで何かを焼き付けていくような光に舞は強い頭痛を覚えた。

キラッ

なにか心の奥底で危険信号がなっている気がする。鏡を見続けてはいけない。

キラッ

しかし、心の警鐘とは裏腹に、舞の瞳は魅入られたように鏡を捕らえ、視線を外すことが出来ない。

キラッ

いや、もう鏡のほかには何も見えない・・・。

 

「フフフ、そうよ。いい子ね。」

光に射抜かれるたびに虚ろになっていく舞の瞳孔を確認しながら、ちづるは満足げに微笑んだ。

ちづるの持つ鏡は、神楽、いや八咫一族に古くから伝わる由緒正しい神器である。

その美しく強い輝きは人の心を奪い、あらゆる者を魅了すると言う。

神楽流古武術には、これを利用して敵を強力な暗示にかけ、意のままに操るという恐ろしい技が伝承されていた。

当然現在の伝承者たるちづるもこの奥義の使い手であったが、彼女は特に幻術の類の技に秀で、

その腕前は歴代の伝承者の中でも随一と呼ばれるほどであった。

「これぞ裏面百七拾六活、眼離射燦の秘通慈(めりいさんのひつじ)!!」

「さあ、そろそろ見えてくるはずよ。あなたの本当の姿が・・・。」

 

ちづるの言葉通り、舞の瞳はようやく鏡に映る自らの姿を捕らえていた。

後ろ手に縛られ、一切の抵抗を封じられたみじめな姿。縄に搾り上げられて張りつめた胸、尖った乳首、

股間から溢れたおびただしい愛液は、隠しようもないほどの水たまりをベッドに作っている。

ねっとりと吹き出した汗。湯気が立つかと思えるほど上気した躰。

欲望に歪んだ顔は、汗、涙、よだれ、そして愛液にまみれ、ぐちゃぐちゃになっている。

(・・・これがあたし!?・・・この姿が・・・、これではまるで、メ・・・)

 

「ここに映っているのは誰?」

突然背後から声が聞こえた。いつの間にか舞の後ろにぴったりと寄り添っていたちづるが耳元に囁く。

「ねえ、ここに映っているのは誰かしら?」

(えっ!?確かあの鏡はちづるさんが持っていたんじゃ・・・?いつの間に後ろに・・・?)

しかし既に舞の視界に入っているのは、鏡の中で緊縛に悶える自らの姿のみ。

もう一度鏡を持つ人物を確認しようとした舞であったが、ちづるの一喝がそれを遮る。

「答えなさいッ。鏡に映っているのは誰?」

「えっ、わたし・・・。しらぬい・・・、まい・・・。」

「違うわ。これは舞さんじゃないわ。」

(・・・ッ!?・・・)

間髪入れずに否定され、舞は激しく動揺した。

(・・・で、でも、あたしは・・・)

「あの凛々しい舞さんがこんな淫らな姿をするはずがないわ。」

ピシャリとそう言いつつ、ちづるは舞の耳に舌を這わせ、胸を激しく掴みあげる。

再び与えられた快楽に即座に屈し、歓喜に身もだえる舞。

「ご覧なさい、このイヤラシイ顔。どこまでも強く、誇り高い戦士、あの「不知火舞」とは似ても似つかないわ。」

(・・・あぁ、そうよ。こんなみっともない姿は舞じゃないわ・・・)

「これではまるで・・・」

(・・・そう、まるで・・・)

「・・・メス犬ね・・・。」

(・・・そう、メス犬・・・。ここにうつっているのはめすいぬ・・・。あたしは・・・)

「・・・イッ、いやっ、イヤァ・・・!」

ベッドに顔を突っ伏し、激しく頭を振る舞。そんな舞にちづるは優しく囁きかける。

「フフフ、大丈夫よ。さぁ、もう一度聞くわ。ここに映っているあなたは誰?」

「・・・えっ、あたし?、・・・あた・・・しは・・・。」

「知ってるわ・・・。」

(・・・?)

「あなたも舞・・・。でも格闘家の舞とは別人なの。」

「・・・べつじん・・・。」

「そう・・・。名前も一緒、顔もよく似ているけど、あなたは全く別の人間だわ。」

「・・・そ、そんなはずは・・・、あたしは・・・。」

キラッ

「うッ!?」

反論しようとした舞であったが、突然の強い光に目がくらみ、言葉を失う・・・。

再びあの鏡が輝きを放ち、舞の瞳を射抜いたのである。

キラッ

「あなたは違う。似ているのは容姿だけ。中身はまったく別人なの・・・。」

(・・・まったくべつじん・・・)

光に目がくらむたび、舞の表情はうつろになり、急速に思考力が失われていくのを止められない。

かわりに耳元で囁くちづるの声が脳の中で大きく反響し、やがて心地よくしみ通っていく。

キラッ

「この広い世界、自分と同じ名前、同じ顔を持った人間がいても不思議じゃないわ・・・。」

(それは・・・、そう・・・だけど・・・)

キラッ

「その証拠に・・・・。」

(・・・・・・・)

キラッ

「もう一人のわたしもそこにいるわ・・・。さぁ、鏡の方をよくご覧なさい。」

(・・・?)

キラッ

ひときわ強く鏡が輝き、舞の注意を引きつける。そして・・・。

「・・・うふふ、舞さん・・・。・・・わたしも・・・、ちづる・・・。」

突然鏡が喋った。いや、正確には鏡を持つ人物が喋った。

「えっ、あ、あなたはまさか・・・!?」

「そう、わたしはちづる、神楽ちづるよ・・・。」

その顔は・・・、紛れもなく神楽ちづるその人であった。

「えっ・・・、だって・・・ちづるさんはここに・・・。」

そう、ちづるは今も舞の背中にしなだれかかり、敏感に火照った躰を好き放題にいじくり回している。

舞は二人目のちづるの出現に困惑を隠せない。

「・・・どうして・・・」

そんな舞の困惑を見透かしたように背後のちづるが再び囁く。

「ふふふ、彼女もちづる・・・。もう一人のわたし・・・。でも彼女は別の人間なのよ。」

(・・・べつのにんげん・・・)

キラッ

すかさずもう一人のちづるの持つ鏡が光を放ち、舞の視界を眩ませる。

「そう、ちょうどあなたのように・・・。」

(・・・あたしのように・・・)

キラッ

今、舞の自我は大きく揺さぶられていた。

鏡の光によって思考力を奪われたうえ、二人のちづるを現実に目の当たりにしたことで、

舞は「二人の同じ人間」という非常識を受け入れつつあった。

そして自らの存在に対する疑念が猛烈な勢いでわき起こってくる。

(・・・あたしはまいなの?・・・)

(・・・あたしはべつのにんげん・・・なの?・・・)

 

二人のちづるには舞の心中の葛藤が手に取るように分かっていた。

既に舞の自我は、自らの存在に対して生じた疑念によって、崩壊寸前に追い込まれている。

あとは、こちらが答えを与えてやりさえすれば、舞は必死でそれにすがりつくことだろう。

二人のちづるによる暗示はいよいよ佳境に入った。

 

キラッ

「あなたは舞・・・。でも格闘家なんかじゃないわ。」

(・・・・・・・)

キラッ

「そう、この鏡に映るあなたの姿。これがあの「不知火舞」であるはずがないわ。」

(・・・うん、これは・・・、こんなのは・・・、まいじゃない・・・)

キラッ

「見なさい、みじめに縛られて股間をびしょびしょにするこの姿。」

(・・・これが・・・、あた・・・し・・・)

キラッ

「ホント、でっかいお尻(←ちょっと私情込み)にでっかいおっぱい(←かなり私情込み)・・・。」

「とても格闘家の身体じゃないわね。一体何を食べたらこんなイヤラシイ身体になるんだか・・・。」

(・・・まるで・・・、うし・・・みたい・・・)

キラッ

「さあ、教えてあげる。あなたが誰なのか・・・。」

(・・・おしえて・・・くれる・・・の?・・・あたしは・・・)

キラッ

「あなたは・・・。」

「あなたは・・・。」

キラッ

「わたしの・・・。」

「わたしの・・・。」

キラッ

その瞬間、鏡がひときわ強い輝きを放つ。

「性奴隷よッ!!」

「性奴隷よッ!!」

 

 

 

次回予告です↓

ユリ「ぐ〜〜〜〜。」

キング「こら、寝るな。」

ばしっ

ユリ「あたッチ!?ぶ〜〜、だって今回やけに長くて、あきちゃったんだモ〜ン。」

キング「言えてるな。しかも長い割にはずーっと催眠術かけてるだけで、あんまり内容ないしね。」

ユリ「そうですよォ。普通、こんな長ったらしい手間かけなくても、暗示ぐらいすぐかけられますよ。」

ユリ「ちづるさんも「随一の使い手」なんて気取ってる割にたいしたことなさそうだッチ。」

キング「ははは、確かにねぇ。特に舞は単純だからすぐかかっちゃいそうだし・・・。」

キング「あと、鏡の「キラッ」って何とかならなかったのかい?何かすごくかっこわるい擬音なんですケド・・・。」

ユリ「あ〜、それは作者も気にしてて、ほかにも「ピカッ」とか試したけど、どれもイマイチだったみたいですね。」

キング「クッ、自覚があるなら26回も使うなっつーの!」

ユリ「・・・えっ、もしかしてお姉さまいちいち数えたんですか?」

キング「うっ!?い、いや・・・、だって、ヒマだったし・・・。」

ユリ「・・・お姉さまって、けっこう・・・」

キング「アー、そうそう!それにしても最後の終わりかたって・・・。」

ユリ(!?・・・話をそらしたッチ・・・)

キング「2話のおしまいとまったく一緒じゃないか。いつものことながら芸がないねぇ。」

ユリ「・・・そうですね・・・。」

キング(ウッ、ユリのヤツ、ノリが悪い・・・)

キング「あー、それでユリ、肝心の次回予告は?」

ユリ「ああ、ハイハイ。え〜っと、なんとわたしたち女性格闘家チームにニューメンバーが加わるらしいんです!」

キング「えっ、本当かい?わたしは全然聞いてないよ。」

ユリ「えっ、そうなんですか?あたしてっきりリーダーのお姉さまはご存じだとばかり・・・。」

キング「いや、知らない・・・。じゃあ今回のKOFは4人制になるのかい?」

ユリ「え〜っと、アレ、大会規定によると従来通りの3人制ってことになってますね・・・。」

キング「ッ!?、それじゃあ、誰か抜けなきゃニューメンバーなんて入れられないじゃないか。」

ユリ「うわ〜ん、じゃあやっぱり暗示にかかった舞さんはわたしたちの敵に?そんなぁ〜。」

キング「まさか、・・・そんな馬鹿なことが・・・」

 

 

 

次回、魔法の性奴隷 ひみつのキングちゃん

「にゅーちーむめいとのひみつ」

期待せず待てッ!!

 

 

待てない人はココからどーぞ