八木ヶ鼻
八木ヶ鼻は、高さ200メートル以上の石英粗面岩の壁が五十嵐川の上流にそそり立ち、岩肌が朝日に照らされる姿は神々しくもあります。

 春は淡く、夏は強く、秋は艶やかに、そして冬はしっとりと、季節の度に塗り替えられる絵画のように訪れる人の目を楽しませてくれます。
ハヤブサ繁殖地としての八木ヶ鼻
 ハヤブサ繁殖地ハヤブサ繁殖地

 八木ヶ鼻は古来よりハヤブサの生息地として知られています。
 江戸時代の紀行本などにもすでに蒼鷹として紹介されており、”八木鷹”と呼ばれ神の使いとして崇められていました。

 昭和40年には「ハヤブサ繁殖地」として新潟県の天然記念物に指定されましたが、その後の環境の変化などから一時姿を見せなくなっていました。
 しかし20年あまり過ぎた平成元年に再びその姿を現し、以降は八木ヶ鼻の岸壁に生息しています。 

 ハヤブサは候鳥(渡り鳥)とされていましたがここでは通年その姿を見ることができ、毎年6月初旬には親鳥に育てられた3-4羽の幼鳥が巣立っています。(三条市HP引用)

非常に飛翔速度が速く、降下時の最高速度は時速200km、時には時速300kmに達することもある。このスピードを生かした狩りをする。 獲物は主に鳥類である。小型鳥類から、鳩、がん、鴨などの中型鳥類まで捕らえている。 獲物の上空から下方の獲物に向けて滑空して加速し、運動量が十分高まった状態で獲物を足で蹴落とす。 蹴落とされた獲物は、ほぼ即死か、失神状態であり、それを空中でキャッチする。このようなダイナミックな狩をするのはハヤブサだけである。しかし翼の形状から、頻繁な旋回・方向転換などは不得意であり、林の中の狩を得意とするオオタカ類とは狩の性格が異なる。

夫婦の絆が強く、パートナーの一方が死なない限り、毎シーズン同じつがいで繁殖する。

ハヤブサは、自然界では海岸の岩場などで繁殖し、また狩場とするが、近年は高層建築などを営巣地として、都市部で繁殖した事例もある。

子供のころの言い伝えで八木ヶ鼻の黒い線は弘法大師が墨を摩った跡だと聞かされた

11月8日紅葉の八木ヶ鼻(河川公園より)
私にとって忘れられない秘密の思い出
小学校3年か4年生のときだと思うけど八木前駐在所に原田くんと言う同級生が引っ越してきた。とても仲良しになって日々遊んでいたある日、八木ヶ鼻に登り頂上に着くと絶壁の方へは立ち入り禁止のロ−プが張ってあったが二人でロ-プをくぐり坂を下りていったら原田君が松の木の根っこに足を引っ掛け転げ落ちてしまい下半身が崖のほうへ・・・・・・・・あと少しで落ちるところでした。

あわてて引っ張り上げ、二人、顔を青くしたことを今でもはっきり覚えています。
子供のころはリスをちょくちょく見ましたが2006年に久々にみました。
ハヤブサの餌に
小中学生のとき鳩を飼っていましたが戻ってこない鳩が時々いた。
八木ヶ鼻の絶壁の真下に行った事があったが鳩などの羽や死骸がたくさんあったことを覚えている。(落石などがあるので真下には行くなといわれていた)
そのとき初めてハヤブサにやられたのだと思った。
又、ハヤブサも3~4つがいが繁殖し、巣の下には白い糞が付いてすぐにわかりました。鳥の中で一番早いと言われている急降下も何度も目撃しました。
(上空から鳩などが通ると垂直に急降下し、獲物を獲る)
近年カモシカが出現
八木ヶ鼻の正面から見て右側面にカモシカが姿を現すようになった。
カモシカは八木鼻より7kmほど行ったところの笠掘ダム周辺にいたが最近では北五百川の山でちょくちょく確認されていました。カモシカは天然記念物で保護されており今ではだいぶ多頭数になっているのではないでしょうか。
遺跡
八木ヶ鼻の正面から見て右側面下にちょっとくぼれているところが
あるのですが、子供のころそのところを掘ると石器が出てきました。
(たぶん今でも出てくると思いますが)
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