悪い癖である。またもガラクタを買ってしまった。 ＡＳＵＳＴｅＫのＡ７Ｖ−ＷＯＡ(Rev.1.02)・￥２０００である。 ボードのみで付属品はまったくない。 ジャンク扱いだから動くとは限らない。 ジャンクの割には高価で見た目は美しいので期待できそうである。
ＣＰＵ、メモリ、ビデオカードをセット。キーボードとモニターを接続。電源をつなぐ。 電源スイッチも入れないのに、いきなり電源が入る。モニターには何も映らない。 ジャンパーなどを確認して、何度も繰り返す。が、変化なし。 あ〜、自分は何とバカなのか？ 動くとも限らないものに￥２０００円も注ぎ込むなんて。 貧乏ゆえの浅はかさが悲しい。風呂の中で悔やんでも悔やみ切れない。 同じものが他に２枚あったのにハズレを引いたみたいである。すべてハズレなのかもしれない。 もう二度とジャンク品には手を出さない。と決意した。
あきらめきれず、インターネットで何か手がかりは？ と探す。「ショート」が怪しい？ 前に乗せていたボードは少し小さめだったため、金属スペーサーがボードに当たっているようである。 ケースに取り付けずに紙箱の上でセットして電源をつないでも電源は入らない。 電源スイッチをショートしてＯＮにすると、画面が表示された。 「ヤッター」。どうやらうまくいったらしい。
その後は順調で、まったく問題はないようである。 現在は、Ａｔｈｌｏｎ７５０ＭＨｚ（１．７５Ｖ）を５００ＭＨｚ（１．２Ｖ）でセットしている。 ダウンクロックである。消費電力は電圧の２乗、周波数に比例するらしい。 標準で約３５Ｗだから、現在は約１１Ｗということになり、温度もあまり上がっていない。
Ａｔｈｌｏｎは発熱がひどくて、ずっと眠りについていた。 復活のため、ダウンクロックできるマザーボードが前から欲しかった。 やっと目を覚ますことができそうである。
ベンチマークで前の状態と比較してみたが、ＣＰＵ性能以外はあまり変わらない。体感的にもそれほど変化はないようである。 今回のジャンクは当たりであった。これだからガラクタ漁りは止められない。前の決意はもう忘れてしまっている。 懲りないな〜。