奇人・変人・滝人 (方丈日記)

2001.09.08…日記タイトル変更

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当初、この日記のタイトルは『どうでも良い日記』にしていた。 本当にタイトル、内容ともにどうでも良いのだ。 しかし、個性がないのも少し悲しい。 そこで、無い知恵と薄学を振り絞って考えた。

皆、似たようなことを考えるようで、検索エンジンで「どうでも良い」や「徒然」、「方丈」などを冠する日記がある。 私が住む部屋は四畳半である。また境遇や心境も似たようなところもあるかな?ということで、『方丈日記』とする。 この名前で検索をかけるとほとんどない。シメシメというわけである。正式名称だとたくさんヒットする。マズイ。 真面目に探している人の迷惑である。

落ち行く滝の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。 滝壷に浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとゞまりたるためしなし。 世中にある、人と栖と、又かくのごとし。
たましきの都のうちに、車を並べ、ビルの高さを争へる、高き、いやしき人の住ひは、世々を経て、尽きせぬ物なれど、 是をまことかと尋れば、昔しありしビルは稀なり。或は去年地上げで今年つくれり。或は老舗ほろびてコンビニとなる。 住む人も是に同じ。所もかはらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。
朝に死に、夕に生るゝならひ、たゞ水の泡にぞ似りける。
不知、生れ死ぬる人、何方より来たりて、何方へか去る。又不知、仮の宿り、誰が為にか心を悩まし、 何によりてか目を喜ばしむる。その、主と栖と、無常を争ふさま、いはゞあさがほの露に異ならず。 或は露落ちて花残れり。残るといへども、朝日に枯れぬ。或は花しぼみて露なほ消えず。 消えずといへども、夕を待つ事なし。


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