奇人・変人・滝人 (方丈日記)

2001.08.27…七夕と天の川

トップへ   方丈日記へ

私の住む街には××タワーという立派なタワー?(ビル)がある。このビルは四季折々の暦やイベントにあわせて電灯で彩られる。

クリスマスにはクリスマスツリー、七夕には天の川、といったところである。 このような内容が新聞などでも報道されるため、我が家からは直接見えないタワーのことを知ることとなる。

ほとんどの報道がこのようなことを指して「美しい」とか「風流」などのように讃美する内容である。普通の人はこれに賛同するのだろう。

私にはこれが美しいとは感じられない。きっと変人だからであろう。市街地では天の川どころか星も数えられる程度しか見えない。 昔は数えられないほど多くのことを指して「星の数ほど」と言っていたのが実感としてあったが、 今では数えられる程度のことに感じてしまう。

わが街に限らず街中に住む子供たちは天の川を見たことがあるのだろうか? このような子供たちに対して、電飾の天の川を見せて「キレイだネ」などと大人が言うのは変だと感じないのだろうか? こういう人は天の川を見たことがあるのだろうか?

年に一度、七夕の日くらいは、ほんのわずかの時間でも、日本全国消灯して、天の川が見えるようにする運動をだれかしてくれないだろうか。 私は根性なしだから、とてもできない。他力本願である。情けない。


トップへ   方丈日記へ