奇人・変人・滝人 (方丈日記)

2001.08.15…心霊写真と顔文字

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夏になると、心霊写真が話題になる。ふと、「顔文字」と同じだ、と思い書くことにした。 サーチエンジンで「心霊写真 顔文字」を検索すると、たくさんヒットする。 人の考えることは、それほど大差はないということか。

現在では、当たり前のように使われている「顔文字」だが、最初に使った人のアイディアとセンスは素晴らしい。 「(^-^)」で笑っている顔に確かに見える。さらにさまざまなバリエーションスがある。 顔文字のバリエーションはアニメやマンガの影響が大きいのだろう。

心霊写真も似たようなものだ。見ようによってどうにでもとれる。 心霊写真というとき、内容はほとんど「顔」、次に「手」である。あるいは顔の一部分がたまにある程度。 ある有名人によると、人の個性が最も現れている身体部分だそうである。

心霊写真の解説者が「ここにフトモモが写っています」、「ここにお尻が写っています」などと言ったのを聞いたことがない。 ましてや「あなたたちには見えないでしょうが、確かに見える」と写真を示したこともない。

ところが、肉眼ではこれがある。「あなたたちには見えないでしょうが、確かにそこに居ます」と簡単にいう。 不思議である。

この違いを誰か説明してくれないだろうか。 写真は共通認識しやすく、共感を得易く科学的な感じなのが良く、雰囲気は共感を得難いからこそ、神秘的で良いということか。


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