奇人・変人・滝人 (方丈日記)

2001.07.30…からだが自己主張するとき

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先日(29日)、突き指をした。イタイ。ソフトボールを15年ぶりくらいにやった。 練習中、ショートの位置で小フライを取ろうとして、左手グラブに入ろうとしたボールを右手で押さえ込もうとして、タイミングを誤った。 おかげで、右手親指から血が噴出し、一瞬、爪がはげたかと驚いた。見ていた人は、私より驚いた。

すぐに、手を流水で冷やした。その後、氷でも冷やした。痛みはそれほでひどくは無く、ボールを投げるのがツライくらいだった。 馬鹿だから、練習試合にセンカンドで参加し、止めた出血を、ボールを投げるたび、バットを振るたびに、再度出血していた。

ところが、帰るころになって、痛みはひどくなり、指がパンパンに腫れてきたのである。 家に帰り、さらに、氷で3時間ほど冷やした。しかし、痛みは増すばかりである。日曜なので、病院が開いていない。 指が黒ずんでいるので不安が増す。

少し遠いが救急指定病院に行きレントゲンを撮ってもらう。異常なし。一安心。 微かに骨が欠けている疑いはあるが、いずれにしても、処置なし。赤チンを塗って包帯をしてもらう。 じつは、家ですでに赤チンは塗っていた。「誰が塗ったんですか?」。「私が」。

不安は無くなった。しかし、痛みは引かない。夜通し指の痛みを意識することになる。

指が主張している。「使うな!」。

利き手の親指が、いかに重要かを思い知らされる。トイレで用をたしても後が不便。 今、キーボードを叩いていても不便。右手を使うとズキズキする。左手だけだと、字数が増えない。 普段は当たり前に使っているが、いったん使えなくなったときにこそ、重要性が明らかになる。 早く、なおれ。と脳ミソが思っても、からだは言うことを聞くわけがない。当然である。


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