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第五楽章  ホビットたち Hobbits



 ついに最後の楽章になってしまった。 最終楽章にふさわしい人物、それはホビットたちです。


性格

Frodo  「うちら陽気な かしまし娘。 誰が言ったか知らないが、女三人寄ったら姦(かしま)しいとは愉快だね。」 てな歌で始める漫才師がおりましたな(いつも古い話でスイマセン)。 ホビットたちの性格も同じなのだよ。

 彼らの性格は極めて穏やかで、大きな変化は好まない。 口は議論するために使うのではなく、食べたり飲んだり笑ったり、噂話をするために使っていた。 ごちそうが大好き(190KB)で、日に三度は食べなければ気がすまない。 もちろん それ以外に食事(間食?)はするのだよ。 彼らの噂話好きはかなりのもので、暇さえあればビールをちびちびと引っかけながら、75日といわず何年でも同じ話題で盛り上がる。

 住居は穴を好み、丘の斜面に横方向に穴をあけて、その中に住んでいる。 窓は丸く、ドアも丸い(160KB)。 そして家族が増えると、また穴を掘って部屋を増やしていくのだ。


第五楽章

 最初は第一楽章の始めと同じ旋律形だが、夜明けを感じさせるような雰囲気を持っている。 「指輪戦争」時、敵の国からは煙が立ちこめ、昼でも暗かった。 しかし敵が敗れた今、陽の光が届くようになったのだ。 そんな導入部の後、「指輪物語」のテーマであるファンファーレが高らかに鳴り響く。

 続く第五楽章のテーマは、楽しそうにフォーク・ダンスを踊っている、のんきで楽観的なホビットたちの性格を表している。 これは先に書いた性格を表現しているのだが、同じテーマで別な(というよりも、一番重要な)性格をも表している。 これはゆったりとした3拍子の「ホビット賛歌」で、ホビット族の決意と誇りを感じさせる。

 さあ、そして曲は再び「指輪物語」のテーマが高らかに鳴り響き、「指輪戦争」の終結を迎えた。 が、しかし、この交響曲は華麗な音では終わらず、穏やかに、あきらめたように結ばれていく。 これは物語の最終章である、「灰色港」を表しているんだ。 最後に、ガンダルフのテーマと、二楽章で聞かれたエルフのテーマが聞こえてくるよね。 フロドは、ガンダルフやエルフたちとともに白い船に乗って出航(120KB)し、西の地をめざして水平線の彼方へと消えていく・・・・


最後の言葉に代えて

 物語の主人公である「指輪所持者」フロド。 彼について書かなければと思っていたが、TAKA&ZUKA駄べり館というホームページに載っていた残月氏の文章を読んだとき、私は書く気力を失った。 私がいくら考えてもこの人以上のことは書けないので、上記のリンク場所に飛んでいって読んでほしい。 なお、黄金館の中の燦光洞に氏の文章他がある。


映画

 数年前から実写版「指輪物語」の噂があった。 実は その昔、アニメ版が上映されたのだが、興行的に失敗し、予定していた後編は作られなかった。 そして実写版の話が出てくるのだが、最初はショーン・コネリーがガンダルフを演ずるのではないかという噂が出ていたのだよ。 結局、他の人が演ずるらしいのだけれど、いずれにせよロケーションが始まり、来年には映画館で「指輪物語」を見ることが出来るらしいのだ。 最近の噂では、本と同様に三部作になるらしい。 「スター・ウォーズ」の様な映画になってくれたらいいなぁー。 そういえば「スター・ウォーズ」も三部作の中の三部作なんだよね。


 ところで今回はおまけの画像がありません。 やはりホビットの穏やかな性格は絵になりにくいのでしょうか?



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