大歩危駅

ここは おおぼけ です

となりには こぼけ もあります


 ここは大歩危渓谷の入り口である。 めったに おおぼけ のネタは無いと思うから、小歩危程度で我慢してくださいな。

 馬喰町と同様、すこしずつ書き足していく予定なので、スクロールさせる無駄を省くため、新しいものを上にしています。 過去の話をもう一度読みたい人は、スクロール・バーを思い切り下げてくださいませ。


平河町一丁目 2004年4月11日
 子どもたちが、いやに古い音楽を聴いていた。 何でお父さんたちが中学生の頃に聞いていたフォークソングをかけているんだろうと不思議に思って聞いてみた。
「この曲、誰が歌っているの?」
「平河町一丁目だよ」
私が何度か出張で行ったことのある建物が東京都千代田区平河町二丁目。 その隣の一丁目を名前にするなんてと思いながら「平河町一丁目かぁ」と言った。すると、
「違うよ、河内だよ」だって。
あらま、東京だと思ったら大阪ですか。
「大阪かぁ。昔なぁ、『おー、よう来たのワレ まあ上がって行かんかいワレ』と始まる【河内のおっさんの唄】という曲があったんだぞ。」
「違う、違う。その河内じゃなくて、ヒラカワチだよ。」
「へぇ、ヒラカワチ?どんな字を書くんだ?」
平川地
ということで地図で調べてみました。が、静岡県にあったみたいだけど、今は無いんですね。

 しかし彼らの音楽、昔懐かしいフォークソングそのまんまです。ホームページで調べてみたら、どうもお父さんの影響が強かったみたいですね。好きなアーティストが石川セリ、五輪真弓、山崎ハコ、井上陽水とかいうんだから・・・

White Love
 KSBには幼児語を巧みに操るM香M恵という人妻がいる。 今回はこの二人が結婚する前(もちろん二人がレズって一緒になったわけではない:念のため)の話を書いてみようと思う。
 この二人、幼児語は達者なんでちゅが、子供がいるわけではないんでちゅ。 そしてさらにこの二人は、KSBの機関誌「おとっこ」の編集子なんでちゅよ。
 ううむ、いかん。 私の子供は幼児期を過ぎたのだが、二人のキャラクターが強すぎて、つい影響されてしまう。 いつもの文体に戻らねば・・・・・・いけないんでちゅ。

 さて、前述の二人だが、踊り担当の二人を従えてSPADE (スペード)としてステージ・デビューすることになった。 ちなみに踊り担当はラッパ吹きの男である。 KSBの伴奏でSPEEDのWhite Loveを歌うことになったのだが、私はこの曲のサビくらいしか知らなかった。 そこでこの曲を知り尽くしている二人にCDを借りることになったのだ。

 練習の後、CDを私の家に持ってきてもらうことになったのだが、その当時、二人は私の家を知らなかった。 そこで私は「○○○(某安売り家電店の名前)の真向かいにある青い家が私の家だから」と伝えておいた。 が、二人は来なかった。 風呂に入るのも我慢して待っていたのに彼女たちは来なかったのである。

 後日、私は二人に確かめてみた。 すると、「友達の家に寄ってから行ったので遅くなり、電気も消えていたので、郵便受けに入れておきました」と言う。 しかし、私の家に郵便受けはない。 郵便屋さんは玄関の新聞受けに手紙を入れるのである。 「え? でも赤い郵便受けがあったから、メモを書いてその中に入れておきましたよ」

 どうやら家を間違ってCDを投函したらしい。 彼女たちが配達に来た時間には、私は電気をつけて待っていたのだ。 私は「明日、CDを買いに行かねばなるまいな」と考えながら家路についた。

 家に帰ると「CDが来てるよ」との声。 「へ? まさか」と言いつつ紙袋を受け取ると、その中にはまさしくSPEEDのWhite Loveが入っていた。 家人の話によると、近所の○○さんが持ってきてくれたという。 その家は家電店の真向かいではないが、斜め向かいにある、私の家と同様の青い家なのである。

 くだんのCDは無事私の手元に届いたのだから万々歳なのだが、一つ問題が残る。 なぜ「私の家にCDが届いたのか?
 答えはCDに添付されたメモにあった。 以下にメモの内容を記しておこう。

     松田さんへ
   もう寝たみたいでちゅな。
   White LoveのCDを入れておきまちゅ。
   いっぱい聞いて覚えるんでちゅよ。

          M香、M恵

その後: 私は彼女たちの忠告を真面目に受け入れ、毎日五回以上CDを聞いていた。 そのおかげで寝ても醒めても White Love の歌が耳から離れないのである。 この状態は数ヶ月続いた。
 そして今も、このネタを書くと決めたときからずっと頭の中で鳴り続けているのである。 今度はいつ消えるのだろうか・・・・・・


ある看護婦の手記
 私はこう見えても白衣の天使(?)である看護婦をしています。 看護婦という仕事は笑顔で注射でもしていればいいのかなと思っていたのですが、なってみるといろいろとハードな仕事です。

 私のつとめている病棟は脳神経外科で、若いカッコイイ患者がいるわけではなく、お年寄り相手の毎日です。 しかし、みんなとぼけていて私を楽しませてくれます。 同じ職場であり、KSBでも一緒に演奏しているT先生は私の方がおかしいと、私を見てはいつも笑っています。 そんなことないと私は思うのですが、この前、自分の天然ボケに赤面しながらも笑ってしまうことがありました。

 それは患者さんを寝たまま入れるおフロに入れて、体を洗ってあげたりしていた時に患者さんは「トルコ風呂より気持ちがいい」と言いました。 私はトルコ風呂が何だかわからず、サウナとか蒸しブロとかのおフロの種類なのかなと思い「どんなおフロですか」とたずねたところ、「化粧した人が入れてくれるんだ」と言われました。
 ますます混乱した私は詰所へ戻った後、先輩看護婦にトルコ風呂はどんな風呂かたずねて、「大声で言ったらダメでしょう」と笑われて、やっとどういうものかわかりました。 この時やっぱり天然なのかなと少し思いました。

 看護婦の仕事は大変ですが、このようにおかしなこともあります。 興味のある方は気軽に話しかけて下さいね。

hiroによる注: 上に出てきたT先生は、脳外科医であり、ユーフォニアム奏者である。 そしてピアノの腕はプロ級である(音大へ行くか医大へ行くか迷ったそうである)。