ハヤカワFT文庫
 
 
 

「妖女サイベルの呼び声」パトリシア・A・マキリップ
 

財宝を集めるドラゴン、聡明な猪、黒鳥……伝説の魔法の獣たちとともにエルドの山深くに住む女魔法使いサイベルは、ふとしたことから王の血を引く赤児タムを育てることになった。だが彼は成長するにおよんでエルドウォルドの王位をめぐる、愛と憎悪に彩られた争いにまきこまれていく!

(物語も好きだけれど、伝説の魔法の獣たちがとても魅力的です。)
 
 
 
 

「星を帯びし者」
海と炎の娘」 イルスの竪琴三部作
「風の竪琴弾き」パトリシア・A・マキリップ
 

何世紀にもわたって人々の命を奪い続けてきた謎かけ試合。モルゴンはこの恐るべき試合の勝利者となり、アン国の王女を手に入れる権利を得た。だが、アン国への途上、彼の額に刻まれた三つの星をめぐり、太古の邪悪な力が蠢き始めていた!

(とても好きな作品です。謎の散りばめられたストーリーの面白さは言うまでもなく、描かれた情景や風が肌に感じられるような物語です。表紙、挿し絵は山岸涼子)
 
 
 
 

「最後のユニコーン」ピーター・S・ビーグル 
 

この世でもっとも美しい生き物ユニコーン。なぜ、彼らは世界中から姿を消してしまったのか?蝶が残した謎の言葉<赤い牡牛>を手がかりに、最後に残ったユニコーンは仲間を求めて旅に出たが・・・。

(透明感のある独特の雰囲気、前半は森の緑、後半は海の波飛沫が物語りを包んでいる様な、そんな物語です。ユニコーンと人間、二者の違いが哀しい程です。)
 
 
 

「青い剣」ダマール王国物語1 ロビン・マッキンリイ
 

今でも魔法が息づく砂漠の彼方のダマール王国。ある日、この不思議な国に憧れるハリーの家に、ダマール王国の王がやってきた。北方族の侵略に対する共同戦線の申し出を断られた王は、ハリーをひそかにダマール王国へと連れ出すが・・・。

(ちょっと不器用な感じのする王コールラスが素敵です。ハヤカワFTの中では、日本のライトノベルズに近い感じの読みやすい作品です。表紙、挿し絵はめるへんめーかー)
 
 
 

「英雄と王冠」ダマール王国物語2 ロビン・マッキンリイ
 

悪霊に取り憑かれた男爵がダマール王国の王権を握ろうとしている。この噂を耳にした国王は作戦会議を開いた。その会議で、王の一人娘イーリンは、王の軍勢に加わりたいと言ったが、臣下の反応は冷たく、あまつさえ、意地の悪い臣下の一人はこう言った。「本当に王家の血を継ぐ者なら、竜を退治してごらんなさい」と。『青い剣』の前史をなす勇者イーリン姫の伝説。

(『青い剣』同様、読みやすい作品。ルーサが気に入っている私には、ラストのイーリンには・・・う〜ん、それはないんじゃない?という感じでした。)