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iPod touch MC008J/A (32GB)

Apple iPod touch 第2世代 32GB MC008J/A 最新モデル
アップル (2009-09-10)
売り上げランキング: 76
おすすめ度の平均: 4.0
4 Steveは嫌い
4 使ってて面白い製品
5 家族の動画とか写真を持ち歩いてます。
1 ipod touchの購入は午前中に
5 手放せません

 「iPod touch MC008J/A (32GB)」はタッチパネル操作が可能になった携帯音楽プレイヤーのiPod。 非常に話題になり、それに機能が追加されたiPhoneも好評です。 今回取上げるのは、MC008J/Aという第2世代「Late2009」「End 2009」というバージョンの容量が32GBのモデル。 第2世代と比べると、CPU周波数が上がってメインメモリが倍の256MBになったおかげで処理能力が向上しています。 ではレビューを始めます。

操作感

 購入前に気になっていたのは、やはりタッチパネルによる操作性です。
これについては予想以上にスムーズに動き、直感的に動かせ、2点までながらマルチタッチにも対応していることについては正直驚きました。

また加速度センサーによって、傾きや角度を感知できるのも面白いです。
 ただ文字入力などもスクリーンによるキーボードタッチで行うのですが、比較的指が大きい自分はよく誤入力を起こします。また長文の入力にはどうしてもキーボードには負ける部分が感じられます。慣れるとその差はずいぶん埋まりそうですが。


マルチメディアプレイヤーの実力

 普通に音楽、動画を端末内に入れて楽しむことができます。また無線LANを搭載しているのでインターネットを通して、様々なコンテンツを楽しむことが可能です。
 ただ音質については個人的な感想になりますが、正直あまりいいとは思えません。少なくとも付属のイヤフォンはあまり質が良くないので、もう少し質の良いものを購入して交換した方がいいでしょう。 ただそれでも音楽ソースにもよりますが、イマイチな面は拭えません。音質を求めるならば「SONY ウォークマン Xシリーズ」がいいかもしれません。
 それ以外については、弱点らしいものは見つかりません。マルチメディアプレイヤーとしては充分すぎる実力を持っています。

機能

 使える機能は先ほど挙げた「音楽」や「動画」再生はもちろん、無線LAN機能ももつことでネットサーフィンも可能。さらに簡単なアプリケーションもいくつかインストールされています。

 そしてこのiPod TouchにはiPhoneアプリという第三者やメーカーが開発してAppleの承認を得たアプリケーションを追加インストールすることで様々な機能やゲームを遊ぶことができます。

 これは今までの携帯音楽プレイヤーは機能を追加することは基本的にできないために不満はそのままというケースが普通であったのに対して、多くの人が不満に思っている点についてもそれを補うようなアプリケーションがリリースされてiPod Touchの使いやすさが向上するという利点があります。
 ただ大きな容量のものやダウンロードしたアプリケーションや曲の管理などはAppleのiTunesというフリーソフトを使わなければならないのが、良くも悪くも特徴です。  

iPhoneとの違い

 どうしても今からiPod Touchを購入しようとする人はiPhoneとどれだけ違うのかが気になると思います。実際に自分もそうでした。とりあえず浮かぶものと代案について挙げておきます。  

・電話とSMS(ショートメッセージサービス)
 代案→通話に関してはSkype 月額サービスと自分専用のオンライン番号サービスを併用すれば実現可能です。 かかる料金は、月額サービス(1国内)で1ヶ月695円で、オンライン番号サービスの料金は3ヶ月2,250円、 年間7,500円(月額サービス加入の場合は半額)になります。 softbank同士などでなければ通話だけの月額料金を見ればiPhoneよりもお得感があります。

・GPS
 代案→一応Wi-fiで擬似的に位置情報を取得することは可能。
 本格的なものはGPSユニットを装着することで機能を追加できます。ただし日本の地図には対応しておらず、販売もまだのようです。

・内蔵カメラ
 代案→基本的に無理そうです。これとGPSをあわせてAR(Augmented Reality・拡張現実)を実現するアプリケーションが使用できないのは正直痛いです。次回のモデルではぜひつけて欲しい機能です。

・単体でのインターネット接続
 個人的には一番痛いのがこれでした。iPhoneは速度と安定性は低いものの単独で3G通信が可能です。iPodTouchには無線LAN機能はありますが、単独でのネット接続はできません。そうなると別にインターネット接続サービスに加入する必要があります。 使用用途を考えると、モバイルルータ機能を持つものを選んだ方が良さそうに思います。

 候補として挙げられるのはイーモバイルかWiMAX(ワイマックス)あたりでしょうか。
 ・イー・モバイルの「Pocket WiFi(D25HW)」
 ・WiMAX:NECかシンセイの端末を購入してビックカメラのBic WiMAX Serviceで契約。
   ※他にも契約サービスをしている企業はあるが、Wi2(ワイツー)300も使える利点がビックだけ。

 気になる月額料金は・・・
 イーモバイル→初期投資は実質40000円弱(割賦なしの場合)。月額はプランによるが1000〜5980円。
 WiMAX→初期投資は9800〜19800円前後。月額は380〜4980円。


 もしくは無線LANサービスを申し込むのも手。
 ・NTTコミュニケーションズの無線LANサービス「ホットスポット」:初期費用がかかるのが難。
 ・ワイヤレスゲート:月々380円で利用できるヨドバシカメラかビックカメラでの契約がおすすめ。

 無線LANサービスは使用できるエリアが限られています。
 ただ自分の活動範囲にそのエリアが入っていればコストパフォーマンスは充分です。


 代案を採用しようとすると月額料金がかかりますが、携帯電話のキャリアをソフトバンクにしたくないという人は自分も含めて多いようなので、それを考えると上記のやり方が非常に有効です。
 またニンテンドーDSやPSPなどの携帯ゲームのWi-fiが採用されているので外でネットワークを用いたプレイをしたい方にはiPhoneのネットワークよりも上記の契約をする方が幸せになれそうです。


総合的評価

 全体的にはマルチメディアプレイヤーが先と言うよりは、携帯情報端末に音楽や動画を楽しむ機能が追加された形というのが近いです。 そのためパソコンやネットワークサービスと連携しないと、その実力の半分も評価できないものになると思います。ただしそれらをうまく組み合わせれば無限に近い楽しみ方、利用方法が浮かんでくると思います。

 ただ不満な点もないわけではありません。
 大きなものは多くのサイトで使用されているFLASHが使えないことと、電池の持ちが少々悪いこと。
 電池についてはSANYO USB出力付きリチウムイオンバッテリー (専用高容量リチウムイオン電池使用) KBC-L2AS を購入して携帯することで解決できます。DSやPSP、携帯電話の充電もできるスグレモノです。

 FLASHについてはApple社のスティーブ・ジョブズ氏が採用しないことを強く主張している以上は難しいかもしれません。 FLASHのAdobeもそれについての対策は色々としているようですが、今のところ行方がわかりません。
 あとはOSのバージョンの大きなアップデートは有料になるという点は無料のiPhoneと比べると不満に感じる人もいるかもしれません。アメリカの会計処理の問題があるので仕方ないですが・・・

 今後の情報産業に関わるもしくは興味のある方は、ライバルのAndroid(アンドロイド)ケータイの存在もそうですが、しばらくはそれらの流れをリードして行くであろうiPod TouchやiPhoneはぜひ今のうちに手に入れていくことをお奨めします。 それだけの価値はiPod TouchやiPhoneには見いだせると思います。 おすすめiPhoneアプリも作成しましたので、ぜひご覧下さい!



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iTunes Store:アプリや曲を追加するにはここを利用します。
Apple Store:iPodやiPhoneとの連携はやはりMac!!
SoftBank Onlineshop:日本でiPhone販売を独占しているソフトバンクモバイルのオンラインショップ。


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