任天堂が発売したタッチペンの利用を意識し、2画面という画期的なデザインのニンテンドーDS。
そして液晶の明るさ調整機能やさらに本体が薄くなって軽くなったDS Lite(ライト)。
「脳を鍛える大人のDSトレーニング」をはじめとする能力開発系ソフトの大ヒットで入手できない状態になった
このゲーム機ですが、ようやく入手しましたので、レビューしてみたいと思います。
まず目に付くのは、ゲーム機でありながら、化粧箱のようなオシャレ感があります。
往年の方には懐かしい2画面型のゲームウォッチのイメージそのままなのは、あえてゲーム機らしさが
漂っていて、好感が持てます。初めて触る場合も違和感はありませんでした。
重さも軽いと思って持つとやや重いかな?と思わなくはないですが、携帯機としては
充分及第点であると思います。
上下に分かれた液晶画面も問題ないレベルでとても見やすいです。ただLiteのデフォルトでは明るすぎる
と感じる方も多いかも。電池の持ちも延びる上、目にも厳しいので、ちゃんと明るさを調整した方が
いいですね。
Liteになってボタン部分も変更されたため、少し小さくなったことで他のボタンを押そうとして
違うボタンを押してしまうことがあります。手が小さい方には問題ありませんが、一定の大きさの
方はちょっと気になるかもしれません。
ただボタンのレスポンスはさすがに快適です。
そしてこのゲーム機の特徴であるの一つであるタッチペン。これも重すぎず、書きやすいです。
ただ少し手に力が入りやすい人は液晶に傷がつく可能性があるので、市販の傷に強い専用液晶保護シートを
貼ることをおすすめします。2画面分で千円以下で買えるので、セットで購入しておきたいところ。
このニンテンドーDSには3種類のネットワーク通信プレイ機能があります。
1つ目は、ニンテンドーDS(Lite含む)同士での「DSワイヤレスプレイ」。
これは人数分のDS本体とDSソフトが必要で、対応しているソフトをその人数で
2〜16名で遊ぶことができます。
2つ目は、「DSダウンロードプレイ」。これはワイヤレスプレイと同じく人数分の
DS本体が必要ですが、ソフトは1名分持っていればOKで、対応するソフトであれば
2名〜16名で遊ぶことができます。
3つ目は、「ニンテンドーWi-Fiコネクション」。これはインターネットを介して
世界中の人たちとゲームを遊べる独自の無線システム。家庭や外出先の無線LAN環境
(無線LANルータなど)があれば、すぐに導入できます。
ちなみに無線LAN環境がない場合でも、パソコンのUSB端子に接続する「Wi-Fi USBコネクタ」
がああれば、同じように遊ぶことができます。
ちなみにWi-Fiの通信費は全て任天堂が持つ太っ腹さも魅力ですね。
世界中のプレイヤーたちと対戦や協力プレイがお手軽にできることは、このゲーム機最大の
魅力といっても過言ではありません。パソコンのゲームで対戦や協力プレイをするのは
抵抗があるという方にこそ、ぜひ体験していただきたいです。
任天堂のゲーム機で遊ぶといつも感じるのですが、ゲームを純粋に楽しめるような配慮が
あらゆるところでなされています。
今回のDSは「タッチ画面」。これにより、コントローラでは味わえない操作感覚が味わえます。
そして懐かしいファミコン時代の感覚に近いものを提供しつつ、新しい技術を取り入れている
のが特徴です。このコンセプトはライトユーザーも含め、世代を問わずに受け入れられる土台
になっていると思います。
DSには今後魅力的な拡張機能が提供される予定です。
・「インターネットブラウザ」:DSで気軽にネットサーフィンができます。
・「ワンセグTVチューナー」:携帯端末用のデジタルTVをDSで視聴できます。
これらは自分の中でもかなり楽しみで、やはり優れた独自のネットワーク
を介したものは今後も期待が膨らみます。
ライトユーザーにもハードユーザーにもすすめられる名ゲーム機だと思います。
特に最近ゲームが楽しいと思えなくなったと感じている方には、ぜひ手に取っていただきたいです。
懐かしく、ゲームが楽しいものだということを思い出すきっかけになる要素を充分に持っています。
発売されているゲームソフトの傾向がややライトユーザー向きのため、ハードプレイヤーはソフト選びに
少し物足りないと感じるかもしれません。ただ携帯ゲーム機といえども、ボリュームがあるものもあるので
そういったものを選ぶのも手かも。
GBAのソフトも遊ぶことができるので、それを持っていない方にもおすすめですね。
よろしければレビューを読んでのご感想をお聞かせください。
DSで遊べるおすすめソフトをご紹介しておきます。
・公式サイト:任天堂の公式サイト。